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ゆきみーむ家の 愉快なニコニコSun達

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2008.07.16
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カテゴリ:今日の出来事

一週間前の今日、主人の実家の愛犬ヴェルが天国へ旅立ちました。

13年間の生涯でした。

この一週間は喪に服し、ブログの方もお休みさせていただきました。

 

まるで人間のようにいつも優しい目をしていたヴェルでしたが、

壮絶な最期でした。

妙な咳をし始めたのが春先のこと。

かかりつけの動物病院で気管支喘息と診断され、毎日三回薬を服用してました。

発作が出ては気管支拡張剤を飲ませ、何とか発作を乗り切っていました。

でも、昨年より12日も早く梅雨明けした宮崎は、

毎日うだる様な暑さ。。。

ただでさえ呼吸が早くなっている上に、ワンコは体温調節を口呼吸でする為、

余計に苦しそうな呼吸をしていました。

『この夏、頑張って乗り切んないよ。』(乗り切りなさいよ。)と、

いつも声を掛けていました。

元々外で飼われているヴェルでしたが、あまりにも可愛そうだったので、

『24時間冷房を付けて、家の中で飼った方がいいですよ..』

と、お義父さんに言った私でしたが、

時既に遅し。。。

翌日(亡くなった日)の午前中、ヴェルに会いに行くとほとんど反応がなく...。

やっと目を開けてくれましたが、名前を読んでも振り向きもせず、しっぽも振らず..。

丁度お義父さんが不在だった為、すぐに状況を主人にメールしました。

返信が来る間に買い物に行き、再びヴェルの所へ戻りました。

さっきよりも状態は悪く、

『今から病院へ連れて行きます!』

とお義父さんに言うも、

『もうダメやが..。年やから。。』

と、お義父さんは諦めている様子でした。

昼食に家へ帰ろうとした時、

それまでずっと目を閉じて苦しそうだったヴェルが目を開け、

私をずーっと見つめてました。。

後ろ髪を引かれる思いで泣きながら帰りましたが、

どうしょうもなく気になり...。

メールを読んだ主人も仕事から飛んで帰って来てくれ、

急いでヴェルのもとへ行きました。

少量の血液を何箇所か吐いていて、とても苦しそうでした。

『も~ダメやが..。』

と言うお義父さんの言葉は全く耳に入らず、急いで車に乗せ動物病院へと急ぎました。

でも、休診。。

一刻を争う状況に、悩み迷う暇もありませんでした。

立て看板に書かれた分院へ電話をし、猛スピードで車を走らせました。

分院へは車で15分。。。

必死に祈り励ましましたが、ヴェルの舌はどんどん紫色になり、

明らかにチアノーゼが出ていて。。

あと一分で病院に着くという所でヴェルの体がガクンとなり、

口からは大量の血液..、下の方からも..。

泣きながら必死でさすって名前を呼びましたが、全く動きませんでした。。

すぐに病院へ着き、入り口で待機していた先生がすぐに駆け寄って来てくれ、

診察室に抱きかかえて連れて行くと、何度も何度もヴェルの体を振りました。

たくさんの血液が口から出て、床にはたくさんの血の斑点が飛び散り...。

気管挿管、心臓マッサージ...。

『呼び掛けて下さい!!』と先生に言われ、

涙を拭いて必死に名前を呼びました。

すると、奇跡は起きました。

瞳孔が開いていた目に表情が表れ、呼吸を自発的にするように。

ずっとずっと主人と二人で名前を呼び続けました。

気管挿管を嫌がるほど意識もはっきりして来て、

管は抜かれ酸素マスクになりました。

その酸素マスクも手で外そうとするほど元気も出て..。

こしぇと待合室にいたお義父さんも処置室へ来て、

息を吹き返したヴェルを撫でていました。

『2、3日が山でしょう。』

と先生に言われ入院となりましたが、

私達の中では『良かった!助かった!』の気持ちでいっぱいでした。

酸素マスクを外してもらったヴェルは、ヨトヨトとしながらも自分で座り、

初めに主人を見つめ、次に私を見て、

そして最後にお義父さんを瞬きもせずずーっと見つめていました。

『宜しくお願いします。』

と頭を下げ、帰る車の中でこれからのことを話しながら帰っていましたが、

すぐに電話が鳴り、

『急変しました』と...。

急いで病院へ戻りましたが、再びたくさんの血を吐いて、

息絶えたヴェルの姿がありました。

私達は、心臓マッサージをする先生と、力尽きたヴェルの姿を、

ただ泣きながら見ることしかできませんでした。

主人が、

『もういいですよ。』

と、先生に告げるまでの時間は、とても長く感じられました。

先生や助手さんも泣いてました。

かかりつけでもない初めて来たワンコなのに、

白衣をすごく汚しながらも一生懸命に蘇生、救急措置をしてくれ、

車で帰る私達をいつまでも頭を下げて見送って下さいました。

帰る車の中では、とても安らかな顔をしていたヴェル。

私は、泣きはらして気分が悪くなり、

自宅で少し休みましたが、

主人とみんみんはずーーっとヴェルの傍にいました。

夕方、私も主人の実家へ行き、

その夜は仏間で寝ているヴェルと一緒に夕飯を食べました。

ここ三ヶ月、陸で溺れている状態にあったヴェルだったので、

寝顔はとても安らかでした。

病院で息を吹き返し、私達一人一人を見つめたヴェルは、

最後の力を振り絞ってお礼を言ったのだと思います。

ホントにいつも目をじーっと見つめるワンコで、

まるで会話が出来るような賢いワンコでした。

寂しくなったけれど、今まで苦しかった分、天国で走り回っていることと思います。

 

一番辛いのは、お義父さん。

毎日仕事に行くお義母さんの代わりに、

ヴェルがどれだけお義父さんと会話したことか..。

定年を迎え、毎日どんな時も一緒でした。

思い出すと涙が出るので、何かしら家のことを細々としているようです。

毎日の日課だった二度の散歩を今も続けているみたいだけど、

ヴェルと13年間歩いた散歩コースとは全く反対の道を通っているのだそう。

悲しみの気持ちが癒えるにはまだまだ時間がかかるけど、

極力私達が顔を出して、お義父さんを元気付けてあげたいと思ってます。

高齢なので、早く元の元気を取り戻して欲しいなと願ってます。

 

ヴェル、今までたくさんの幸せをありがとう。

どれだけあなたに癒されたことか..。

安らかに眠ってね。

ヴェル.JPG

 

(この死を書くつもりはなかったのだけど、やはりヴェルが生きた証を残しておきたくて、書き残しました。)






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Last updated  2008.07.16 18:04:05
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