テーマ:愛犬のいる生活(77272)
カテゴリ:絵
今まで描いた絵の中で一番気に入っている絵です。 何が気に入っているかというと、やっぱり一番は表情。 そして描く過程。この絵は半分くらいが写真の模写で、半分くらいが想像です。 といっても、首をかしげて口を開けただけなのですが。。。 何しろ口を開けた写真がない。 昔飼っていた犬を思い出しながら、「このくらい口を開けて、このくらいベロを出したら、こんな感じになるはずだ」と考えながら描きました。 やっぱりこういうのも訓練で、数こなすうちに、もっと上手くできるようになっていくんでしょうね。 そしてもうひとつこの絵を一番気に入っている理由。。。 今でも目に浮かぶ、依頼者さんの喜ぶ顔。 本当に喜んでくれた。 今まで僕の周りにいた誰よりも、たくさんの感想を言ってくれた。 今まで僕の周りにいた誰よりも、細かいところまで見てくれた。 あんなに喜んでもらえるとは思ってなかった。 本当に嬉しかった。 前2作と一番違うのは、白い犬を白く描こうとしてないところ。 鉛筆画の宿命とでも言えばいいのか、僕が未熟なせいか、白い犬を繊細に精細に描こうとすると、「鉛筆で細かく描く→黒い線が増える→黒い犬になる」という課題が発生します。 今までは、それでも白く描こうといろいろな工夫をしていましたが、今回はその考え方を捨てました。 白い犬だから白く描く。まるで生き写しのようにリアルに描く。まるで写真のように。 だったら写真のほうがいいじゃない??? プロのカメラマンに撮ってもらった方がいいんじゃない??? そう思って、最後の1枚は「白い犬」にこだわらず、立体感とか表情とか、とにかく絵に生命を吹き込むことに意識を集中しました。 僕としては「写真みたい」と言われるより、「生きてるみたい」と言われる方が嬉しいです。 で、なぜこの絵のタイトルを「無題 犬の肖像」という、いかにも仮タイトルという感じにしたかというと、依頼者さんにタイトルを考えてもらおうかな?と考えて。まだ話してないけど。。。 人それぞれだけれど、そういう楽しみも残しておいてもいいんじゃないかな?と思う。 どれくらいの人が自分でタイトルをつけたいと思うかは分りませんが、まだ歩きだしたばかりの僕に絵を依頼してくださるのだから、いろんな楽しみ方を提供したいなと。 眺めるだけじゃなく、ほかの楽しみ方。 どんな楽しみ方があるかな? 来年は皆様からの依頼の受付を始める予定です。 仕事の都合で制作に時間がかかりますが、常に最高傑作を目指して描いていこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 24, 2007 12:56:31 AM
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