青空の日記

うちから、車で５０分ぐらい山へ入っていくと

蛍で村おこしをしている地域があります。

毎年この時期は、蛍が光りながら

たくさん飛んでいます。

昨日、見に行ってきました。

きっと、昔はどこでも普通に蛍が飛んでたんだろうな・・

今はこんな田舎の方でも、蛍を繁殖させるために

村の人たちがいろいろと手をかけていかないと

育たなくなくなっちゃったんだな・・

なんて、少し侘しい気持ちになりながら。

こんな田舎だと、夜８時にもなれば、めったに車なんて通らないはずが

今日は、私たちも含め、ビュンビュン走らせてきます。

そして、去年は車で行っても、無料で広場に駐車させてもらえたのに

今年は３００円とってて

来る人が増えるのはいいことだけど

村の人も大変で（おじいちゃんばっかり）、

お金取らなきゃやっていけなくなっちゃうんだな～

なんて、これもまた、なんというか。

おじいちゃんたち、打ち上げで、思う存分ビールでも飲んでくださいね・・

そうそう、おじいちゃんばかりなので

駐車場の誘導がぎこちなくて

旦那と「かわいいププッ」ってウケたりして

ほほえましかった

川沿いに、きれいな遊歩道があって、

そこを歩きながら川の上をふわふわ飛ぶ光を楽しみます。

あの光は、蛍どうしの合図なんでしょうか？

勉強不足です・・

近くにいる群れでそろって光るから

すごくきれいですね～

暗闇の小さな光を見ていると

不思議な浮遊感があって・・・

捕まえて袋に入れてる人もいて

子供らは「捕まえたい！！」と必死。

でも、なかなか近くまでは飛んでこないのです。

ちょっと届かないな・・ってところにいた蛍を

懐中電灯で照らして観察。

赤い頭の小さな小さな虫。

でも、あんな光を放つエネルギーを持ってるんだな～！

「蛍の光で勉強した・・」というあの歌の意味

納得できるほど明るいんですね。

そうしてると、１匹がふわ～っと目の前に飛んできました！

飛ぶのがゆっくりなので

私が手で包み込むようにすると

手の中が明るくなりました。

「捕まえた！！」

みんなで指の間からのぞいて見ました。

ほんとに、か弱そうな虫・・

チビがつまもうとするとつぶれちゃいそうです。

「持って帰りたい！！」とチビ。

ニーニとネーネは「かわいそうや・・すぐに死んじゃうねんで。

お友達のところに帰したろ？

一人ぼっちで死んじゃうの、かわいそうやろ？」と説得。

映画『ほたるの墓』の悲しいイメージがあるみたいです。

チビも「ばいばい」と言って自分の手から飛ばしてあげました。

小さな虫のために、これから自然を大事にしようって

来た人みんなが思えたらいいな・・

そしたら、この蛍祭りも

ずっと続いていくのでしょうね。