2002年2月 『機長からアナウンス2』として刊行。
2005年9月1日 加筆・改稿・改題のうえ文庫化。
元機長の書いたエッセイです。
タイトルからしてわかる通り続編なんですが、1は私の行く図書館にはありませんでした。
行方不明(紛失?)らしいです。
取り寄せられるけれど時間がかかると言われ、エッセイだからなくてもいいかと思い
頼みませんでしたが、やっぱり取り寄せてもらえばよかった~。
専門家の体験談って、おもしろいですよね。
急病人が出ると「機内にお医者様はいらっしゃいませんか~」ってヤツ、テレビでも
見たことありますよね。
飛行機会社にもよりますが、9割くらいの確立で、お医者さんが乗ってたりするらしいです。
へぇ~、そんなに乗ってるんだ~。
乗ってない場合、今は24時間オープンの医療センターがあって、医師のアドバイスの下
機内に積んである医療セットで対応するとか。
そのセンターがなかった昔の話で、お医者さんが乗っていなかったので、そばを飛んでいた
同会社の便に連絡して、乗り合わせていたお医者さんから無線で指示を受けた事もあるそうです。
他にも、ちょっと笑える失敗談とか、飛行機のトラブル、領空侵犯の話など
興味深い話がてんこもりです。
それと、やはり飛行機のパイロットという職業の視点から、安全性に対する意識が高くて
2001年に起きた新宿歌舞伎町のビル火災事故や、今年の福知山線脱線事故などにも
言及しているのが印象深いです。
