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2009.01.19
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17日 土曜日にメレンゲの避妊手術&右目の膜除去手術(偽翼状片切除術)をしました。

土曜日の午前中に病院に預けに行って、昼から手術。
麻酔から無事に覚めたことが確認されたら、病院から電話が来る、という段取り。

遅くとも4時までには電話できる、と聞いていたんですが、電話が来たのが4時数分過ぎ。
手術箇所が2箇所だから、通常の避妊手術より麻酔が長めだったのかもしれないんですが、
なかなか電話が来なくてヤキモキしてしまいました。

日曜日にお迎え。
避妊手術の患部を保護するためのセーターみたいなのと、エリザベスカラーのメレンゲ。
小さいのに、よく頑張ったね。

瞬膜は残っています。
ただ、眼球の膜がかかっていた部分は、やや白っぽく濁っている。
人間もそうですが、ふつう白目と黒目の境界って、はっきりしていますよね。
その部分がもやっと色が混じっているというか。
これはもうどうしようもない、と言われました。
それでも膜がかかっていた頃よりは、はるかに大きく黒目が出ていますから、
視界は広くなるんじゃないかと思います。

で、瞬膜の動きが正常な猫の動きをするのかどうかは、右目の傷がちゃんと治ってみないと
わからないようです。
右目自体も、左ほどには開かないだろうとも言われました。
再発もまれにはあるそうです。

取り敢えず、今までは膜が邪魔をして、瞬膜どころか瞼の動きも悪かったので、それが治る
だけでも、目の保護を考えれば良し、としたい。
そしてうまいこと瞬膜が働くようになったらラッキー。
少なくとも右目失明の危機から免れたわけですし。
あとは早く傷口が治って、元気になってくれればそれでいい。

注意事項として、目を触るといけないので、エリザベスカラーは絶対外さないこと。
猫ですから、眼帯とかできないので、右目は剥き出しなわけです。
そこに触らせないようにして、家での療養としては目薬。
無菌室で手術しているので抗生物質などの飲み薬は不要とのことで、点眼薬だけ渡されました。


帰ってきたメレンゲに、さっそくかのこが寄ってくる。
手術の後などはニオイが変わるので、猫が相手を認識できずに、それまで仲が良かった子達が
威嚇したりする、というのはよく聞く話ですが、かのこはそれはないみたい。
ちゃんとメレンゲとわかっている様子です。
鳴き声かなー?
だって、人間の鼻でもわかるくらいに薬品臭いんですよ、今。
かのちゃん、ママだからかな?

でも、可哀相ではありますが、この子達はエリザベスカラーが取れるまでは隔離です。
だって一緒にいたら、絶対かのこがメレンゲを毛繕ってあげちゃうもん。
間違いなく目のところ舐めるもん。

ケージの中を、メレンゲ用とかのこ用に、100円ショップのスチールネットで区切。
更には、ケージの隙間からかのこが手を突っ込むので、洗濯ネットを開いてカバー。

そうしたら、かのこがメレンゲのケージの近くに座って、ずっと心配そうに見ている。
メレンゲが鳴き始めると、かのこも鳴く。
けなげだなあ、優しいかのちゃん。
1週間くらいの辛抱だからね。
二人とも頑張って。


経過は悪くないようです。
メレンゲは食欲もあるし、自力で水も飲むし、よく寝るし。
起きた時に、もう少し暴れないでいてくれると、なおよろしい。
ケージから出たがって、大暴れするんですよ。
勢い余って転んだりするから、見ていてヒヤヒヤ。


一度、すっっごいビックリしたことがあります。
それは最初の点眼の時。

1日5~6回、1滴ずつ。
ぽちょんと1滴垂らして、「ちゃんと目薬させて、お利口さんねえ♪」などと抱っこしていたら、
10秒くらいしていきなり、右目からどわーーっと血があふれてきたよ!!

人間ね、すんごい驚くと咄嗟に言葉が出ないものなんですよね。
私が発した一言。

「あああぁ!」

それだけで何かあったと察して、家族が走ってきました。
そこから血を拭いて、病院へ電話。

まだ動揺が続いて、日本語の不自由な私。
「らくがんです。お世話になっています。・・・メレンゲが・・・・・・目薬をしたんですが
 ・・・・・・・血が・・・・・・・・・」

それだけで飼い主の動揺と事態の把握をする、さすがプロフェッショナル。

「目薬をしたら血が流れてきたんですね。とても驚かれたと思いますが、たぶん大変な事態では
 ないと思います」
というわけで、そこから説明。

手術をした後だから当然傷口はある、そこからじわじわ流れて瞼の裏側に溜まった血が、
目薬によって一気に流れ出したと思われる。
目薬容器はもともと人間用なので、猫にとっては1滴が多いため、大量に血が出たように見える
と思う。
血をよく見ると、粘度が低く、色も薄くて、水っぽくないか?
今から30分くらいたっても「じわじわ滲み出す」ではなく「だらだら流れる」という状態
だったり、明日になっても点眼のたびに濃い色の血が出るだっりしたら、連絡をください。

ようやく落ち着いて正気に返る飼い主。

流れている血についても全部該当して、納得のいく説明でした。
ちなみに、次の点眼ではもう血は流れませんでした。
ただ、今朝になってクシャミをしたら、またちょっと血が出たけど。
それも溜まってた分が勢いでちょっと出たなー、とわかる感じ。

わかりやすい説明でよかったです。
理想を言えば、点眼薬を渡してくれる時に、そういうこともあるかもよ~と言ってもらえると
ありがたかったかも。(^^;

いや、ホントびっくりしたのよ。
電話をする手が震えるくらいだったんだから。
でも大事でなくてよかった。

ここから1週間くらい猫も人もつらいけど、頑張りましょう、家族の皆さん。




※翼状片とは
 ちなみに、人間の病気としての説明です。
 白目は一番下が強膜、その上がテノン嚢、その上が結膜、と言う3層構造になっている。
 紫外線などの影響で、テノン嚢と結膜が異常に増殖して、角膜に伸びてきたのが翼状片で
 通常鼻側にできるが耳側にできる人もいる(偽翼状片、ぎよくじょうへん)。
 
 ウサギでもよくあるみたいです。
 その場合は、結膜が異常増殖してドーム状に角膜を覆い隠してしまうという病気らしい。
 メレンゲの場合、こっちの説明と一致したと思います。





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Last updated  2009.01.19 12:54:54
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