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2010.09.02
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カテゴリ:読んだ本
訳 : 灰島 かり
2004年7月 ホルプ出版より

侵入者サクソン族の手から父祖の地をとりもどそうと、ブリテンの人々は最後の戦いに
うってでた。だが完膚なきまでに叩きのめされ、あたりは一面の廃墟となった。
ただひとり生き残った14歳の少年オウェインは、愛犬とともに北にのがれようとする。
逃避行で出会ったのは、飢え怯えた少女レジナ。
オウェインは、病気の少女をどうしても見捨てることができず、自分に残された
ただひとつのもの“自由”を売って、この少女を助けようと決心する。
サトクリフの金字塔『ローマン・ブリテン・シリーズ』掉尾を飾る幻の傑作。

(表紙裏 紹介文より)


時代は6世紀後半。
アルトス王(「落日の剣」主人公。アーサー王のモデルとなったとも言われる)の
死語100年以上が経った頃。

主人公は14歳の少年オウェイン。
ブリテン人vsサクソン人の最後の戦いに、父と兄と共に参加しますが、ブリテンは敗北。
軍は全滅し、父と兄も死んでしまいます。
戦闘中に意識を失ったために1人生き残ったオウェインは、父の指から家に代々伝わる
イルカの紋章付き指輪を取り、その場を去ります。
オウェイン同様、唯一生き残ったブリテンの軍用犬・ドッグ(←オウェインが付けた名)
を連れて。

「ローマン・ブリテンシリーズの掉尾を飾る」とあり、確かに象徴と言うべき
イルカの指輪も登場するんですが、アクイラの一族の物語とは感じられなかったです。
オウェインは、ブリトン人のアクイラである前に、オウェイン個人だって感じ。

サクソン人の中で生きることになったけど、
例えば「ともしびをかかげて」のアクイラのように、
敵国に囚われた孤独の存在ではなかった。
サクソン人も、いいヤツもいれば嫌なヤツもあり。
またブリトン人との戦いが終わった後には、今度はサクソン人同士での戦もある。

ブリテンとサクソンは長らく戦い続けてきましたが、敵味方を分けるのは戦であって
人種ではないなあとしみじみ思いました。






これ以降は詳細な感想となり、当然ですが全てネタバレとなります。ご注意ください。









オウェィンは廃墟の街ウィロコニウムで出会った少女・レジナとガリアを目指す旅に
出ますが、途中、飢えと寒さからレジナは高熱を出してしまいます。
どうしてもレジナを救いたいと思ったオウェインは、サクソン人の農場を訪ね、
自分が奴隷となって働く代わりに、レジナの看病を頼みます。

オウェインを買ったのは、農場にたまたま立ち寄っていたベオルンウルフ。
いい人です。
オウェインも真面目によく働いたので、信頼を受け重用されていました。
奴隷として使われる身なんだけど、ベオルンウルフ一家とオウェインの間には
だんだん信頼関係が育っていきます。

ある日、ドッグが死んでしまいます。
ドッグは強い犬でその地域のボスでしたが、年老いていました。
新しくボスとなろうとした犬が、ドッグに戦いを挑んだのです。
他の犬達もその犬に荷担したので5対1。

犬ってそうなの?
狼とかだとボスを決める戦いは1対1で行って、勝った方に群れが従うと思うんだけど。

オウェインとベオルンウルフ父子が助けに入りますが、その時にはドッグは致命傷を負い、
苦しむよりはとオウェインが「いい狩りをしろよ」と告げて命を絶ちます。
ベオルンウルフは
「その犬のためにしてやりたいことがあれば、何でもしてやれ。
 でもその前に、おまえ自身の手当をしてもらえ」
と言ってくれます。
農場の人達も全員オウェインに思いやりを見せてくれて、
もうね、涙が止められなかった。(T_T)

その後、ベオルンウルフは王の使いで旅に出ます。
留守の間、農場を任されたのはオウェイン。
そうした主人不在の時期に、嵐が来て難破船が流れ着く。
その難破船にはベオルンウルフが乗っており、オウェインは海に入って主人を救出。
ベオルンウルフはその礼に、オウェインを奴隷の身分から解放すると告げます。
しかしオウェインは次の春まで働く代わりに、春の戦の時に自由と剣が欲しいと望む。
西サクソンの王はブリトンを滅ぼした者だから、戦に加わりたいという理由で。

次の春、サクソンの戦が始まります。
西サクソンのツェアウリン王に対し、領土の分配が不当に少ないとして
甥のシールとシールウルフ及びケント王エゼルベルフトが連合で宣戦布告。
南サクソンのヘーゲル王はエゼルベルフト王の下位にあり、
ベオルンウルフはヘーゲル王の乳兄弟という関係。

約束通り、オウェインは奴隷の首輪を外すために鍛冶屋に行く。
そこには武具を新調したり直したりする村の男達が集まっている。
鍛冶屋は温かくオウェインを迎え、男達もにこにこ笑いながら
首輪を外したオウェインの肩や背をバンバン叩く。
首輪の有無の問題じゃなく、既にオウェインは奴隷じゃなくて、
ただブリトン人であるというだけの彼等の仲間なんだなあと強く感じました。

男達は王の下に集合します。
戦前にサクソン人が行う兄弟の誓い(共に戦う自分達は本当の兄弟以上に兄弟だという
戦意を鼓舞する誓いの儀式)に、オウェインも加わる。
その後、キムルに生き残っていた少数のブリトン人達がいたこと、
彼等が生き延びるために連合軍と同盟を結んだことを知ります。

知っていればブリトン軍に加わって戦ったのに、と後悔するオウェイン。
しかし、ブリトンの公使エイノン・ヘンに気持ちを話した時、こう言います。

知るのが遅すぎました。俺はここにいる者達と、もう兄弟の誓いを交わしてしまった
(中略)
でも、それだけの理由ではありません。俺はベオルンウルフから剣をもらいました。
その剣をついさっき、前庭の武器研ぎの石柱へ持っていったんです。
若い戦士が大勢いて、俺達は一緒になって笑いました。
それから戦士の一人が俺の肩に腕を回しました。
俺はその戦士を憎いとは思いませんでした。
その男も、俺がブリトン人だと知っても、俺を憎んだりしませんでした。


象徴的なセリフですね。


その戦で、ベオルンウルフは死んでしまいます。
一人息子のブリニが15歳になるまでの4年間、オウェインに農場を世話して欲しいと
言い残して。
オウェインは戦が終わったらキムルに行くつもりでした。
が、主人が奴隷に命ずるのでなく、男が最期に友人に頼むようなその依頼を断れず
引き受けます。

次の春で約束の4年が経とうという頃、ベオルンウルフの娘リラが
バディールに求婚されます。
バディールは近くの農場主ですが、冷酷な男でオウェインは憎んでいるし、
ベオルンウルフもヤツには気を付けろと言い残していったほど。
リラも、母のアテリスも断りたい。
でも断ったらどんな報復をされるかわからない。
男手のない(ブリニはいるけど、まだ未熟)農場では、報復から守られない。
オウェインは農場にいる期間をもう1年延ばすことを決意。

この決断について、後に再会したエイノン・ヘイがこう言っています。

このことこそがエゼルベルフト上王とキムルの王たちとの間で交わされたどんな盟約よりも
わしに希望を抱かせてくれるのだ。もしかしたら、ずっと先でだが、別のともしびを灯す
ことになるかもしれぬと、わしは楽しみに待っていたい。

そうだよね。
こうやって庶民が普通に人として混ざり合うことよって、人種による憎しみが
消えていくのかもしれないよね。

と、思っていたら。

エゼルベルフト王がキリスト教のアウグスティヌスを招くのです。
王妃がフランク人でキリスト教徒だから、という名目ですが、
勢力を持ち始めたキリスト教と手を組んだ方が国益になると考えてのこと。

キリスト教って、どうしてもいい印象が持てない私。(^^;
アーサーもさんざん苦労させられたしなー。

しかし、エイノン・ヘイはオウェインに
「まだ夜明けではないかもしれない。だが、夜明けの風が吹き始めたと思う」
と言う。
キリスト教はもともとローマの宗教で、だからローマの血を引くブリトン人にとっては
祖先の力が帰ってきたという気分らしい。

えーーー、そうかもしれないけど違和感。
今まで、自然に解り合って人種の違いを越えてきたのに、
ここにきて、いきなり権力に頼っちゃうの?

もう終盤だったのでどうなるかと思いましたけど。

バディールが事故で死んだので、約束を果たしたオウェインは農場を出て
レジナを探しに行きます。
廃墟の街ウィロコニウムで再会したレジナに、かつて目指したガリアに行くのではなく、
プリシラとプリスクスの農場へ行こうと言います。

その2人は少年のオウェインが何もかも失った最初の戦でケガをした時に、
手当と世話をしてくれた夫婦。
町から離れた丘の斜面にひっそりと暮らしていて、サクソン人も来なかった家です。
オウェインに、自分達の息子となってここで暮らすように言ってくれました。
その時のオウェインは仲間の戦士を捜すことで頭がいっぱいで、
その話を受けられなかったのですが、おまえは息子だからいつでも戻っておいでと
言われていました。

もしふたりがいなかったらどうするのかと不安なレジナにオウェインは言います。

そうしたら芝土屋根の小屋を建てて、炉に火を入れよう。
それから丘の斜面を干拓するんだ。
小さな茶色のメンドリと一緒に飼うように羊を見付けてこよう。


サクソン人の満ちたこの大陸でも生きていけると、オウェインは知ったんですね。
宗教の力に頼るのではなく、オウェィンらしい選択だと清々しかったです。






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Last updated  2010.09.03 17:44:08
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