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カテゴリ:ゲーム
山へ行くと、通路を塞いでいた最後の石像が自動的に解放されます。
モノマネの神様・マネモネ。 大神様のマネをして、 「ついに全ての神様が解放された。我々全員の願いだった。よくやりとげてくれた」 と感謝されます。 その先には村。 村に入るとエンディングなんですが。 エンディングは2種類あります。 1つはまっすぐに村に入った場合。 村の長老から 「御神像(石像)が全部壊れると島自体が消えてしまう。 この島は砂の城のようなもの。人間のもろく儚い心を集めたような島。 島を消さないため、我々と一緒に御神像を立て直そう」 と言われます。 えー、やだよ。 家へ帰るんだもん。 選択肢で「よくわかりません」を選ぶと、更に村人から話を聞けます。 つまり、村人達も元は違う世界からやってきた人々。 御神像は村人達のエモを封じ込めたもの。 この時点で全部壊したと思えるけど、実は大神様の御神像が残っているのです。 全ての御神像が壊れると島が消え、村人達は元の世界に戻される。 ただ、ギルルと赤ん坊(村人が抱いている)はこの村で生まれたので、 島が消えると、どうなってしまうかわからない。 主人公には力があるので、エンドネシアンとなって島に残り ギルルと結婚して、族長を継いで欲しい、ということらしい。 主人公をこの島に連れてきたのも、この村人達らしいです。 あれ?神様じゃないの?と思ってゲームのスタートを確認したら、 公園の風景がエンドネシア島に変わる直前、確かに村人がそこにいました。 でも島に来た主人公に対し、最初に接触し石像から解放するように言ったのは神様達。 解放(=島の消滅につながる)を望んだ神様達と、村人の目的は一致していなかったらしい。 娘・ギルルとの結婚を迫る族長。 ここで2択。 「いやです」と「わかりました」。 いやだって20回くらい言ったんですが、「たのむ、聞き分けてくれ」と族長が答えて 選択肢画面がループ。 仕方ないので「わかりました」にすると、結婚式のシーンへ移行。 100年後に年老いた主人公とギルル。 ギルルが「ここに残ったことを後悔していない?」と尋ねると 主人公は「タノシイ」のエモを使って答え、その直後に死んだ?みたい。 後はエンドクレジットが流れて終了。 これはこれで幸せな人生だった、という感じ? もう1つのエンディングは村に入らず、迂回して細い脇道に入った場合。 最後の石像の前でギルルが待っています。 その石像は大神様で、主人公の姿をしています。 「これが最後のご神体で、封じられているのは大神様。 大神様はこの島を壊そうとしている悪者。 ラッキー君(主人公)が私と結婚してエンドネシアンになれば、ご神体は守られる。 でも私にオト様とオカ様がいるように、ラッキー君にも家族がいるんだよね」 ギルルの言葉で家族や学校の友達のことを思い出して、倒れる主人公。 そして最後の石像が壊れるのです。 気が付くと元いた公園。 ママとお姉ちゃんが主人公を迎えにやってきて、公園から駆け出していく主人公。 そしてエンドクレジットになるのですが、こちらでは元の世界に戻った人々の姿が見られます。 島での経験が何か変化を与えているらしい、と感じさせる絵でした。 クレジットが終わると、こちらを見つめるギルルの最後のメッセージ。 「こんにちは、大神様。あなたは悪人だって聞いていたけど、ウソですね。 だってラッキー君と同じ目をしいる。元気でね、ラッキー君」 つまり大神様=プレイヤー、この島を消す選択をしたプレイヤー&分身である主人公に対し、 「あなたは悪人ではない。元気でね」と。 まあ、どっちがグッドでもバッドでもないエンディングですよね。 好みはあるにしても。 私はやはり帰る方を選びます。 うまくいかない現実世界がイヤになって、夢のような世界に現実逃避したくなる事はあるけど エモ(感情)を石像に封印して生きるのが正しいのかって思います。 それをしていいのは、本当に悲惨で覚えているだけでつらい、かつ、そのつらい体験が無益な 記憶を持つ人だけだと思う。 村人と島で出会った人達の違いは、エモを封印してその島で生きることを選んだか 否かの差でしょうか? 説明がないからわかりませんけども。 ギルルはどうなったのかな? エンドネシア島は消えたかもしれないし、残ったかもしれません。 最初の村人が来た時(エンドネシア島が作られた時)とは、ギルルがいることにより 条件が変わっていますから。 人の心を集めて作った島であるなら、ギルルの心によって消えなかったかもしれない。 あるいは別の島が作られたかもしれない。 島と共に消滅したかもしれない。嬉しくない考えですが。 でも、どうしようもないです。 望みもしないのに拉致られてきた自分には、帰るという選択しかなかったです。 最後はなんとなくスッキリしないモヤモヤするエンディングでしたが、 謎解きは面白かったし、いいイベントもたくさんあったしなので 総合的には楽しいゲームだったと思います。 (2011.01.21) ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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