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2014.01.14
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カテゴリ:読んだ本
2010年10月 小学館より


主人公・栗原一止の働く本庄病院に、また新しく医師が来ることに。
研修医時代に内科の大狸先生の下で修行した後、胆膵では日本でトップクラスの病院へ
学びに行った小幡奈美先生。
知識・技術が確かで、忙しい病院勤務をこなしながら、論文も書くスーパー医師。
小幡医師と栗原医師とで、医師とはどうあるべきかの哲学が大きく異なり
衝撃を受ける栗原医師。

前回の話では、医師は家族もプライベートも全て投げ打って患者に尽くすのが正しいのか否か
というテーマでした。
今回は、人間的に患者に寄り添うヒマがあったら、医師としての知識・技能を高めるべきでは
ないかという話。
人の生き方を問う正解がない選択で、医療問題は難しい。


以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。

























小幡医師はスーパー医師ですが、時間がふんだんに余っているわけではない。
なので、論文を書いたり学会に参加する時間を作るために、治療に真摯に向き合わない患者を
切り捨てていきます。
たとえば飲酒によるアル中や肝臓病などを繰り返し、禁酒のできない患者。
自分の命をきちんと守ろうとしない人は、勝手に酒を飲んで勝手に死になさい、というわけ。

ある時、小幡医師の担当の患者を、学会に参加していて不在の小幡医師に代わって
栗原医師が看取りました。
指示書には細かな指示が入っていて、栗原医師のすべきことは何もなく、ただ看取っただけ。
看護師が「亡くなりそうな患者がいるのに、それを放って研究会に行くなんて
小幡医師は冷たい」と愚痴をこぼします。

そのことについて、小幡医師は「あなたなら研究会をやめて付き沿うんでしょうね」と一言。
「誉めているわけではなさそうですね」と問い返した栗原医師にこういうのです。

「バカじゃないかと思ってるわ。」
「医者を嘗めてるんじゃない?今の医療って、一ヶ月単位でどんどん進化していく日進月歩の
 現場なの。一瞬でも気を抜けば、たちまち自分の医療は時代遅れになるわ。それはつまり、
 患者にとって最善の医療を施せない、ということじゃないかしら。そんな厳しい世界に
 いながら、亡くなる患者のそばにいることに自己満足を覚えて、貴重な時間と気力と体力を
 浪費していく医者なんて、私からしてみれば、信じられない偽善者よ」
「医者っていう仕事はね、無知であることがすなわち悪なの。私はそういう覚悟で医者を
 やってるのよ」


やがて、栗原医師は小幡医師がなぜそう思うようになったのかを知ります。
小幡医師の夫が膵癌で死んでいたのです。
主治医の診断は膵嚢胞(すいのうほう)で半年後に再検査とのこと。
しかし体調が良くならないので3ヶ月で再度受診してCTを撮ってもらったら、
進行期の膵癌だったのです。

私はいまだにそのときの主治医が許せないの、という小幡医師。
「膵嚢胞の中には要注意の病変は山ほどあるのに、ろくな知識もないまま、
 経過を見てしまったの。知識のない医者は、容易に人殺しになるっていう生きた見本」
「だからね、私は絶対に一流の医者になるって決めたの。誰にも恥じない、誰も傷付けない
 超一流になるって」


自分と小幡医師との知識の差、小幡医師の医者としての覚悟に、衝撃を受ける栗原医師。
栗原医師は自分はこのままでいいのかと悩み始めます。

そこへ事件が起こります。
栗原医師の誤診により、手術をしないでも薬で治る自己免疫性膵炎を膵癌だと思って
高齢の老人に何時間もかかる大手術を行ってしまうのです。
院長や事務長、内科・外科の部長達が集まった会議で、事務長から非難される栗原医師。
しかし、そこで発言した小幡医師は、自己免疫性膵炎の可能性もあったが、
それを証明する検査数値は低かったこと、膵癌である可能性が十分考えられたため
手遅れにせずに患者を確実に救うためには手術しかなかったと主張、
栗原医師の窮地を救うのです。
このときの「同じ患者が100人来ても、100人とも手術です」という小幡医師はかっこよかった。

しかし、栗原医師は自己免疫性膵炎の可能性には思い至らず、その検査も行っていなかった。
小幡医師が栗原医師には言わずに、その数値を計っておいてくれたことに、
彼我の差を痛感し、遂に本庄病院を出て大学病院へ学びに行くことを決意。

そして行った先の大学病院で、小幡医師の夫の主治医が実は小幡医師本人であったことを
知るのです。
可哀想だと思いました。
自分のせいて最愛の夫を亡くしたりしたら、ちょっと立ち直れない。

誤診については、おまけがあって、患者の孫から激しく非難をされるのです。
すると患者は、かつてどこかの組を取り仕切っていたという背中に竜の刺青がある老人なん
ですが、「いい加減にしねぇか」と孫を一喝。
「この手術は、先生が勝手に決めたことではなく、俺と先生と2人で決めたことだ」と。
この老人は栗原医師の人間性に惚れ込んで手術に同意、いい医者になってくれと言うような人。

知識・技術も大事、人間性も大事。
お医者さんってホント大変だ・・・。





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Last updated  2014.01.14 12:44:31
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