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2016.09.25
XML
カテゴリ:読んだ本
上巻 2004年6~8月 ノベルズとして刊行 
   2007年08月  講談社より
下巻 2007年08月  講談社より

雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。
開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。
凍り付く校舎の中、2ヶ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。
でもその顔と名前がわからない。
どうして忘れてしまったんだろう------。
第31回メフィスト賞受賞作。

(上巻裏表紙 紹介文より)

学園祭のあの日、死んでしまった同級生の名前を教えてください------。
「俺たちはそんなに薄情だっただろうか?」
なぜ「ホスト」は私たちを閉じ込めたのか。
担任教師・榊はどこへ行ったのか。
白い雪が降り積もる校舎にチャイムが鳴ったその時、止まったはずの時計が動き出した。
薄れていった記憶、その理由は。

(下巻裏表紙 紹介文より)

ちょっとミステリーが読みたい気分で、紹介文をちらっと読んだ時に
「閉じ込められた8人の高校生」「学園祭で自殺した級友」などとあったので
これにしたのですが、読んでいるうちにミステリーというよりはホラー?
嵐の山荘的な閉じ込められ方をイメージしていたのに、
普通の学校の校舎の扉がどうやっても開かない、窓を割ろうとしても割れない、
学園祭で自殺した級友が誰だったか、全員が思い出せないって超常現象すぎる。
その後、読み進めていく内に、創作物としてのホラー物語というより、
世にある超常現象を真面目に研究して仮設を立てたりしている博士の説とかが出てきて
真面目なオカルトかもしれないと思うようになりました。

雪の日に登校した8人の高校生が学校から出られなくなる。
この学校自体が、学園祭で自殺した生徒の精神世界の中であるらしいと結論付ける彼等。
でも全員の記憶から、自殺者が誰だったのかが抜け落ちている。
確かに知っている筈なのに。自殺の瞬間の状況は思い出せるのに。
そして学園祭の記念にと、彼等が全員で撮った写真には7人しか写っていなかったと
気付く。
写真を確認しようにも、いつの間にか写真立てから消えている写真。
自殺者は自分達の中にいる8人目?それとも悪意の第三者?
抜け落ちた記憶のせいで、誰もが自分の記憶に自信が持てない。
自殺したのは誰か?もしかしたら自分かもしれない・・・・という不安な状況の中で
追い詰められていく話です。

最初の展開がちょっとダラダラしていてテンポが悪い感じですが、
自殺者の精神世界に閉じ込められているらしいと解ってから、面白くなり始めます。
圏外の筈の携帯にホスト(自殺者。精神世界の主)から電話がかかってきたり、
「責任を感じろ」とか「思い出して」などのメールが来たり、幻影を見せられたり。
8人全員が実は心に闇を抱いていて、誰が自殺してもおかしくないというのがわかり、
先が気になりだします。
そして1人ずつ心の闇を明らかにして、自分の内面と向き合った人から退場していく。
でも3人分くらいを読んだ時点で、あと5人これをするのかと思ったら
ちょっとうんざりして、早く結末だけ知りたいと思ってしまいました。
発想も斬新だし、話の展開もおもしろいんだけど、飽きる感じ。
ちょっと残念でした。


以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。























こういうのを読むと、ミステリーの定義って何だろう?と思いました。
仲のいいクラス委員達。
鷹野、昭彦、菅原、充の男子4人と、深月、景子、清水、梨香の女子4人。
そして鷹野の従兄弟で彼等と親しい若い男性教師・榊。
学校祭の後に、榊を囲んで全員で撮った写真には生徒が7人しか写っていなかった。
でも自分達は8人いる・・・・。
それは何故か、ホストは誰か、自殺者は誰だったのかの謎を解くからミステリー、
というのなら多分そうなんでしょう。
私はミステリーをあまり読まないし、詳しくないからよくわからないだけで。

でも、最後のオチが『榊=菅原で、菅原という生徒は存在しない。写真は最初から
榊も込みで8人だった』というのには脱力しました。
確かにね、確認してみたら、全員が登場時にフルネームが出されているのに
榊と菅原だけがフルネームで出ていない。
だからって教師である『菅原 榊』だけが実在で、菅原は架空の人物ですって言われても。
男子も女子も台詞内だけでなく、地の文で名前で呼ばれる子と名字で呼ばれる子がいて、
統一感のない作者だな、特に女子の清水あやめ、こんな可愛い名前で何で名字呼び?
という違和感はあったけど。

自殺した生徒は深月と揉めていた角田春子で、この精神世界を作ったのは深月。
精神世界は創造主(ホスト=深月)の願い通りになる世界で、取り込まれた人々の記憶も
改竄が可能なんですよね。
で、彼等の発言により、深月が拒食症になるほどにイヤガラセを続けた春子に対して、
教師である榊は、公平な立場を保って一方的に責めることをしなかった、となっています。
でも、それは真実ではなく、深月が幼い頃から家族ぐるみで親しかった榊は、
深月に肩入れして春子を責めていた、というのが終盤で判明。
春子はそれも負担で自殺したので、榊が責めていなかったら春子は自殺しなかったかも
というホスト深月の願望で、榊は責めなかったことになり、でもそうすると楽しく遊んだ
8人の思い出の辻褄が合わなくなるから菅原が生み出された、ということでした。
・・・・知らんがな。

ホストに襲われて、思い出したくない過去や自分の内面を見つめさせられた結果、
何かに納得して1人ずつ消えていく登場人物達。
後には壊れたマネキンが残されていて、それを見た他の人達には死んだように見える
んですが、実際には本来の世界に戻っているらしい。
残された側はかなり怖いですけど。
最終的に、深月と鷹野と榊(=菅原)がその世界に残る。

精神世界のルールとして、取り込まれた人々が元の世界に戻るためには
誰か1人が残って内側から蓋を閉めなければならず、その人は戻る事ができない。
取り込まれた人が全員帰れた事例としては、ホストが亡くなった(自分で蓋を閉めた)、
ホスト(娘)&取り込まれた人(父)を返すために既に亡くなっていた母が閉めてくれた、
の2パターンがありました。
深月は自殺した春子を忘れようとする自分を許せず、皆が春子を思い出す精神世界を作り、
自分で蓋を閉めるつもりだったようです。
現に、元の世界では手首を切って自殺の真っ最中でしたし。
しかし深月を救いたい榊は、精神世界で屋上から飛び降りようとする深月に飛び付いて、
共に落ちていく。
深月を守って自分が蓋を閉めようとしていたと思われます。
しかし、その瞬間に2人を白い光が包み「ごめんね、深月。許してね」と声がする。
春子が2人を救い蓋を閉めてくれた、という事だと思うんですが、納得がいかない。
春子の性格がブレブレなんですよね。

そもそも春子と深月は親しい友人同士。
それがおかしくなり始めたのは、2人の志望大学が同じなのに深月は余裕の合格圏内で
春子は届かないという状況になったため。
八つ当たりで、深月を「私を馬鹿にしている。悪口を言いふらしている」と責めたため
繊細な深月は拒食症になるまで追い詰められてしまったのです。
この辺り、見ていて歯がゆいですけどね。
深月には他に仲のいい友達が6人もいるのだから、離れてしまえばいいのにと思いますが、
そのへんの対応力は個人差も大きいだろうし、理屈通りにはいかないのもわかります。
で、とことんまで落ち込んだ後、友人達のおかげで時とともに深月は少しずつ立ち直る。
一方、誰より努力しているのに、3年の秋になっても一向に成績の上がらない春子。
そして、傷付いた深月に対し、自分が加害者であると他の皆(榊も含め)が知っていて
良く思っていないであろうという事実の認識。
それらによってノイローゼとなった春子は、深月に手紙を渡す。
手紙の内容は「自分が悪かった、また元通りの友達になりたい、許してくれるなら
6時に屋上へ来て」。
深月は手紙を渡された瞬間に悪夢の日々がよみがえり、読むより先に春子に
「もう私には関わらないで」と告げる。
春子は加害者と被害者の関係を逆転させたいため、5時53分に屋上から飛び降りる。
手紙を確認した深月は、自分が加害者となった事を誰にも知られないように
手紙を細かくちぎって捨てる。
捨てた時点で自分の冷たさ・薄情さを思い知らされた深月は、春子のことを忘れまいと
思っていたが、冬のある日に拒食症によりずっと止まっていた生理が再開した事で
自分の体が春子を忘れて立ち直ろうとしているとショックを受け、手首を切り、
精神世界を作り出した、となるわけです。

で、思ったのは深月を加害者に仕立て上げたいと、6時より前に飛び降りた春子が
深月と榊を救うかな?
6時を過ぎても待ち続け、深夜に1人「それほどひどいことを私はしてしまった。
許されなくても当たり前」と飛び降りたのならわかるけど。
なんか春子が都合良く使われすぎていて、性格に一貫性がないと言うか。

あと、前述の飽きた理由ですが、登場人物が似通っているんですよね。
県内屈指の進学校でクラス委員をやっている人達だから、全員成績がいいのはともかく。
類は友を呼ぶというから、みんな性格的にも公正で良い子達なのもともかく。
誰もが優秀である事(優秀と言われるが本当は違うと思っている事に)に劣等感と言うか
引け目を感じていて、優しくて繊細で、後ろ向きなんですよね。
で、ホストにそれを見せつけられて、本当の自分を受け入れて現実に帰っていく。
うん?一種の自分探し?
で、一番繊細な深月が悲劇のヒロイン過ぎて、この世の不幸を全部背負っている風で
私の好みとは合いませんでした。
私、もっとたくましい強さを持っているヒロインの方が好きなんですよね。
読んでいて安心できるし。

もう1つ、全然関係ないんですが、作者の名前とヒロインの名前が同じっていうのが、
別に悪くない筈なんですけど、最初から引っかかっちゃって。
ちょうど直前に読んだ本(途中の一歩)で、それがあったものだから。
相馬が描いた漫画、主人公の名前が相馬と同じで、それを最低な編集者が批判していて、
最低な編集者の言う事だからそれが悪いわけではないんですが、無駄にマイナスイメージ
が残ってしまっていました。
悲劇のヒロイン過ぎる身勝手な主人公(友達を精神世界に閉じ込め、皆も忘れちゃダメ、
春子のことを思い出して、と不愉快な目に会わせるのって、ずいぶんなやりようだよね?
自分と向き合うことで、その後全員がプラス方向に考え方が変わったんだとしても、
それは結果論。大きなお世話ってもんでしょう)に同姓同名さんでもいたら申し訳ない
と自分の名前を付けたのか、それともこのヒロインは私の分身と思っているのか。
後者ならこの人とは感性が合わないかもしれないなと思ったわけです。
何しろマイナスイメージで見たもんだから。

この作者の話「東京會舘とわたし」を予約して、おもしろそうと楽しみなんですけど
大丈夫かなと思いました。
うーん、もう1冊読んでみるかなあ。


※ミステリーについて調べてみました。
 ミステリーは“不思議なことが起こる小説”で、怪奇小説・幻想小説・オカルト・SF・
 推理小説などが含まれ、人が死んだり何か事件が起こったらそれはミステリー小説。

「推理小説」はミステリー小説の一種であり、“謎を解決する小説”のこと。
 ここでの推理とは論理的なものでなくてもよい。

 推理小説の中でも特に「本格推理小説」は“論理的に謎を解く小説”。
 論理性を欠いたり、トリックに穴があったり、アンフェアな手段での解決は許されない。

 ということらしい。参考
 なるほど。これはミステリー小説だ。
 私はちょっと本格よりの推理小説を読みたかったんですね。
 だからがっかりしたのか。
 読んだタイミングが悪かったな。





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Last updated  2016.09.26 17:08:35
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