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2016.10.25
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カテゴリ:読んだ本
2000年10月 文春文庫より

没落貴族の家庭を背景に、滅び行く高貴な美を描く『斜陽』。
太宰文学の総決算ともいうべき、小説化された自画像『人間失格』。
ふたりの若者の信頼と友情を力強く表現した『走れメロス』など、
20世紀の日本が生んだ天才作家の名作11篇を治める。
奥野健男氏のくわしい年譜、臼井吉見氏のこまやかな作品案内と作家評伝付き。
(裏表紙 紹介文より)



太宰治は『走れメロス』以外は読んだことがなくて(しかも小学生の時)、
一度くらいは読んでおくか、というわけで。

11話を治めた作品集です。
が、途中で面倒くさくなって、全部は読みませんでした。
読んだのは『斜陽』『人間失格』『ダス・ゲマイネ』『走れメロス』『桜桃』。

『斜陽』は爵位を持つ貴族の一家が戦前・戦後の時代に次第に困窮していく様子を
その家の娘の視線から描いたもの。
東京の家を手放し、伯父の世話で伊豆の片田舎の村へ引っ越し、
やがて伯父から、もう仕送りできないからナントカ様の家で働くよう言われるが断り、
着物や持ち物などを売って暮らしをつないでいる。
そこへ徴兵で戦争に出ていた弟が帰ってくるが、薬中から脱するためにアル中に
なってしまう。
東京の家を愛していた母は失意で体を壊して病死。
娘は弟の知人で、かつて会った男の子が欲しいと、その男に会っているうちに
弟は自殺。
娘は男の子を得たことで、世間に対して戦っていると強く前向きに宣言したところで
終了。

『人間失格』は、幼少時から対人関係が恐ろしい主人公が、自分の本質を隠して
生き続け、自殺未遂(心中)を繰り返し、アル中になり、薬中になり、
最後は27歳にして精神病院に入れられて「自分は人間が失格だ」と
ぼんやり絶望する話。

『桜桃』は、妻子ある作家が主人公。
表立って喧嘩したくないため、妻に対して言いたい事も言うべき事も言えず、
懊悩し、外で酒を飲む男の話。


まあ、どれも読んでいてげんなりする感じ。
この時代の小説は、私小説や自伝的なものが主流だったみたいです。
人間失格はほぼ自伝に近いようですが、解説などで
「事実だけではなくフィクションも混ざっているのが太宰らしい」とありました。

斜陽は主人公が女性なので、ちょっと置いておくとして。
人間失格の主人公は、本当に失格だなコイツは、と思います。
感覚が他人とは変わっていたようで、すごくよく言えば繊細、平たく言えば変人、
それを隠すために、人にウケるような言動を取り続けています。
頭がいいので上手に演技できてしまい、見た目に騙される人々を軽んじて
甘く見ている様子が見受けられます。
それだけに、その演技を見破られた時の衝撃は大きく、人生の汚点くらいに
感じているようでした。
学生時代は東京に上京。
父が豪農で議員という裕福な階級の生まれで、金持ちであることに後ろめたさを感じ、
思想は共産主義ではないのに、共産主義の活動に参加していたり、
金なんかどうでもいいと言いながら、いざ実家からの仕送りが止められて
生活に困ると貧困に怯えたりと、精神状態は常態的に不安定な様子。
女性の保護欲をかき立てるのか、たんにモテるのか、女性に生活の面倒を見てもらう
ことが多く、それなのに別の女性と心中したりする。
アル中になり、薬中になり、精神病院へ入れられて、物語の主人公はそこで
終わりますが、太宰治も同様の道をたどったようです。
もっとも太宰はそこで終わらず、そこから立ち直って、小説家として作品を
残していますが。
なんと言うか、まともな人ではないですね。
世間や他人に対して上から目線で、世の中を見下している割に、
実は世間も他人も怖くて、まともな関係を結べない、という感じ。

有名だから取り敢えず読みましたが、読んでいて全然楽しくないし、
共感もできないし、理解できない(というよりしたくない)し、
こういう人が実在したら、周辺にはいて欲しくないなと思いました。

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Last updated  2016.10.31 12:45:13
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