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2017.01.15
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カテゴリ:読んだ本
改訂増補版 2015年1月 毎日ワンズより

作者紹介
原田 伊織(はらだ いおり)
作家。クリエイティブディレクター。
昭和21年京都・伏見生まれ。
近江・佐和山城下、彦根城下で幼少年期を過ごし、大阪外国語大学を経て
広告、編集制作の世界へ。
現在も、マーケティングプランナー、コピーライター、クリエイティブ
ディレクターとして活動している。
著書に「夏が逝く瞬間」「原田伊織の晴耕雨読な日々」など。

(表紙裏 紹介文より)


私は時代小説は好きですが、読むのは戦国時代がメインで幕末は詳しくありません。
幕末で好きな小説は「燃えよ、剣!」や、浅田次郎の「憑神」「壬生義士伝」、
大河ドラマでは「獅子の時代」の菅原文太をすごくかっこいいと思う。
そんなんですから、当然ひいきとするのはそちら側。
それでも「竜馬がゆく」くらいは読んでおくか、と思って読んだことがあります。
いろいろと楽しくない部分もあったけど、まあ竜馬が主人公だからなんとか読めた、
という感じ。

この「明治維新という過ち」の中で、著者は司馬遼太郎氏を尊敬しつつも
その主張の一部を否定しています。
司馬遼太郎氏は坂本龍馬が好きで、だから「竜馬がゆく」などを書いたわけですが、
「竜馬と龍馬は違う」と言っているそうです。
なるほど。

いろいろと、なるほどと思わせてくれる本でした。
なるほど、腑に落ちた、ということがたくさんありました。
蛤御門の変で長州藩が御所に発砲した時に、いやそれいいのかとびっくりしたんですが、
いいわけなくて、なるほどテロリストの思考だったのね、とか。
池田屋事変がどういったものだったのかとか。
鳥羽伏見の戦いでなんで数で優位だったのに徳川慶喜は逃げちゃったの?とか。
いろいろな疑問が腑に落ちた。
そして、幕末の薩長が更に嫌いになる、と。(笑)

官軍を名乗って東北へ侵攻した薩長軍は山賊のようでした。
錦旗を偽造して官軍を名乗ったとのこと。
まあ、テロリストって何でもありですね。

会津では白虎隊が有名ですが、二本松藩という十万石の小藩に二本松少年隊という
ものがあったそうです。
白虎隊より更に幼い少年達で構成された砲隊一小隊。
実際の戦線では、大人の藩士達は少年達を極力後ろへと、最前線に立たせまいと
したらしいですが、兵力が少なくなってしまった藩はやむを得ず
「番入り(武人、戦闘員として認める年齢)」を15歳まで引き下げたことで
できあがった二本松少年隊。
藩も苦しかったでしょうが、それに対し少年達が
「ご家老達は自分たちを武士として扱ってくださる」と歓喜したというから泣かせる。
二本松藩は、たった一日で藩まるごと討ち死にという壮絶な戦いぶりだった
というのが涙なくしては読めません。

幕末の長州テロリストが、後に帝国陸軍となり、太平洋戦争へ突き進み、敗戦、
そして今に至る、という事を考えると、とても残念な気持ちになります。
直前に呼んだのが「海賊と呼ばれた男」なので、敗戦後の政府の横暴を思うと
腹立たしさを覚えます。

歴史の知識を得るということは大事なことだと思います。
どこの国でも同じですが、いま語られている歴史は勝者が作ったもの、
真実とは限らない、ということを知っておかないといけませんね。
もちろんこの本もこの作者の論であって、全てが真実とは限らないわけですが、
そういう見方も知らなくては、と思う。


余談ですが、この作者は小学生の終わり頃(昭和30年台に入っていたそうですが)に、
母上より切腹の作法を教えられ、その後1年ばかり恐怖に慄くという体験を
しているそうです。
何というか・・・母上すごすぎる。(^^;

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Last updated  2017.01.15 17:40:32
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