らくがんの休日

家族とbills銀座へアフタヌーンティーを食べに行きました。

「bills」は、オーストラリアが１号店、ロンドン、日本、ハワイ、ソウルと
グローバルブランドとして展開している店。
2016年10月銀座に出店です。
まるで自宅に招かれたような空間で、シンプルで新鮮な素材を活かした料理を楽しめる
というのがコンセプトで、タイムズが“カジュアルダイニングの王様”と称賛した
オールデイダイニング。
「世界一の朝食」と称されたリコッタパンケーキや、「オーガニックスクランブルエッグ」などの
卵料理が有名のようです。
ランチメニューにはサラダやサンドイッチ、トースト、
カクテルやクラフトビールなども多数そろえられ、ディナーも充実しているみたい。
そんな店へ、アフタヌーンティーを食べに行ってきました。

billsが入っているOkura Houseは、エレベーターがおしゃれすぎて、
パッと見にエレベーターホールがわかりにくい。
間違えて従業員用の通路に入りそうなっていたら、４Ｆの吉兆の仲居さんが
自分の所のお客さんの出迎えらしく入口に待機していたようなんですが、
「どちらへお越しですか」と尋ねてくれて、エレベーターホールを教えてくれました。
さすがは吉兆。サービスが違う。

billsは12階です。
エレベーターを降りると、12時という時間のせいもあるのか、待っている人が
かなりいました。
予約が入れてあるので、すぐに通してもらえました。
店内は広く明るくて、いかにもカジュアルダイニングという感じ。
壁に作り付けの大きな本棚には、洋書がいっぱいに並べられ
おしゃれっぽい雰囲気です。

テーブルはこんな感じ。



一休の特別企画で、乾杯のスパークリングワイン付き。
ソフトドリンクに変更も可能です。
選べるドリンクが変わったものが多くて迷いました。
ジュースのジャンルから
　フレッシュオレンジジュース
　billsグリーンズ（アップル、キュウリ、ジンジャー、ほうれん草、チアシード、
　　　　　　　　　ココナッツウォーター）
　billsビーツ（ピートルート、にんじん、フェンネル、アップル）
　サンライズドリンク（ベリー、バナナ、アツプル、オレンジ、ヨーグルト）
スムージーから
　billsロウ（バナナ、カカオ、アーモンドミルク）
　グリーンゴッデス（グリーンアップル、アヴォカド）

サンライズドリンクにしました。
ヨーグルトベースのベリーとバナナが香るとろりとしたジュースです。


料理が運ばれてきました。



下段

ホイップアヴォカドとラディッシュのオープンサンド
カラスミ、スプラウト、きゅうりのオープンサンド
クラブ＆チリオープンサンド


中段

ブルーベリーとホワイトチョコレートのブロンディ
レモンとライムのエクレア／ホワイトチョコレートガナッシュ
ジャスミンパンナコッタ


上段

イチゴのパブロバ
桃とローズのマシュマロサンド
フレッシュラズベリーチーズケーキ


スコーン　生クリーム、ラズベリージャム



ミニリコッタパンケーキ
　フレッシュバナナ、ハニーコームバター、メープルシロップ



飲み物はレアティーカンパニーアフタヌーンティー又はジャスミンティーが
ポットで出されます。
飲み換えは不可で、差し湯１回のみＯＫ。

私も家族もジャスミンティーにしたので、このポットは２人分。
カップがデミタスカップに近いくらい小さくて、可愛いデザインだけど
すごく持ちにくい。
ポット１杯はこのカップで２杯分、差し湯して、計４杯分がメニュー内の飲み物となります。
乾杯ドリンクが付いているから足りたけど、アフタヌーンティーとしては
飲み物がもう少し欲しい感じ。
ジャスミンティーが濃すぎるくらいだったので、カップをもう少し大きくしてくれても
いいなあという印象でした。

料理の量は軽め。
味はどれもおいしかったです。
オープンサンドが特においしかった。
スイーツもいいんだけど、際だって特徴的にこれがおいしいとかではなく、
どれも平均的にきちんとおいしい、という感じだったんですよね。
全体的に少し甘めかな。
レモンとライムのエクレアが、ライム感とレモン感がすごくて、
甘いのに酸っぱい状態でした。
桃とローズのマシュマロサンドは、マシュマロが甘すぎて、桃とローズが
全く感じられなかったのが惜しい。

スコーンはパンみたいな食感でした。
クロテッドクリームではなくて生クリームなんですが、甘くなくて食べやすかった。

リコッタパンケーキは看板メニューだけあって、ふわふわですごく美味しかった！
メープルシロップをかけたんですが、スコーン用の生クリームがよく合って、
少しさっぱりした感じで食べやすくなって美味しかったです。
周囲にパンケーキを食べている人が大勢いたけど、パンケーキの注文になると
大きなパンケーキが３枚で、食べきれるとは思うけど、途中で飽きそうだなと
思いました。

サービスは丁寧だし、きちんとしていて問題なし。
ただ料理が出てくるまでに15分は、予約が入っているのにちょっと遅い印象かな。
昼時で混んでいたからしょうがないかもだけど。
２時間の制限があるからどうかなと思ったけど、料理が軽かったので
余裕で食べ切れました。

味もサービスも問題なし、でもリピートするかって聞かれたら多分しない。
私がアフタヌーンティーに求めるものと、この店のコンセプトが違うんですよね。
カジュアル過ぎて、にぎやか過ぎる。
居酒屋並みにガヤガヤしていたんですよ。
これは店の問題ではなくて、客層の話だけど。
私、アフタヌーンティーの三段スタンドは落ち着いた空間で、
優雅さを楽しみたいんです。
友人と４人くらいでランチとかなら行きたいかな。
オープンサンドが美味しかったから、たぶん料理も美味しいんだろうと思うし。

あと、食事用の高さのあるテーブルに三段スタンド置くから圧迫感があるし、
量が少なめだからゴージャス感もない。
上段のスイーツが見た目が全部同じものが並んでいるのも残念ですよね。
ここ、スタンド使わないで大皿のプレートに盛ればいいのに。
カジュアルっぽくなるけど、billsのコンセプトには合ってるだろうし、
賑やかさとか華やかさは出ると思う。

今回、一休の特別企画で乾杯スパークリングが付いて3700円なので
コスパがすごくいいけど、通常は乾杯ドリンクは付かないようなので、
それならホテルのアフタヌーンティーに行くことを考えますね。

アフタヌーンティーとしてはリピートしないけど、今回のメニューは満足したし、
トータルとしては楽しかったです。



余談ですが、帰りのエレベーターで、私達より少し年上かなというカップル（ご夫婦？）と
乗り合わせました。
私が操作パネルの前に立っていたんですが、エレベーターが１階に着いて
ドアが開き始めると、私が操作パネルに手を伸ばすより先に、
男性がすっとドアを手で押さえて「どうぞ」と譲ってくれたのです。
すっごい自然でスマート。
これぞ紳士という感じでした。
まだいるんですね、こういう方。
絶滅したかと思った。