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2017.06.26
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カテゴリ:読んだ本
2012年06月 講談社より

百瀬太郎は、おひとよしの天才弁護士。
ペット訴訟で放り出された猫を引き受け、事務所は猫でいっぱいに。
そんな百瀬のもとに、新たな依頼人"透明人間"からメールが届いた。
メールを読んだ百瀬は、タイハクオウムの杉山を救出し、
またしても事務所に連れて帰る。
------なぜ人は自分のそばにいる人を大切に思えないのだろう?
そばにいてくれるだけでありがたいのに。
人を、猫を、依頼人を守るため、百瀬太郎は今日も走る。
数々のピースがあたたかく繋がる『猫弁』シリーズ第二弾!
(表紙裏 紹介文より)


猫弁というシリーズの2冊目です。
1冊目は『猫弁?死体の身代金』というタイトルだったらしい。
図書館の棚から適当に選んだので、わからなくて2冊目になってしまいました。
1冊目の話が2012年にTBSでドラマ化されているらしいです。

主人公は百瀬太郎というお人好しの天才弁護士。
東大の法学部を主席卒業、一度見たものは完全に記憶するといった天才ですが、
いかにも天才らしく、日常生活に抜けた所が多々あります。
学生時代に「将来は正義の味方になりたいです」と真剣に発言して、
教授達を困惑させたらしい。
受け持った事件で、行き場のなくなった猫達を引き取ってしまい、
事務所には10匹の猫が歩き回っています。
お人好しで要領よく立ち回れないので、事務所はあまり儲からず、
ペット問題専門弁護士『猫弁』と揶揄される日々です。

主人公を始めとする登場人物達が人間的な魅力に溢れています。
誰しもが善人というわけではなくて、ずるい所や弱い所を持っているんですが、
そんな中で他人に見せるちょっとした気遣いとか好意などが光り、
読んでいて穏やかな優しい気持ちになれる本です。

楽しかったのでシリーズで読んでみたいと思います。

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以下、粗筋と感想になります。ネタバレに注意。























百瀬にメールでタイハクオウムの杉山の様子を見てきて欲しいと依頼が入る。
依頼したのは引きこもりのゴースト弁護士・沢村。
沢村は小学生の時に、「臭い」と言ってしまった同級生が飛び降り自殺をして以来、
人と付き合うことができなくなり、ほぼ引きこもり生活をしている。
頭が良く法律が好きで司法試験には受かったが、研修所に通えないため司法修習を
受けられず、弁護士資格が取れなかった。
それを知った二見は、沢村にゴースト弁護士となることを持ちかけ、
沢村に弁護のシナリオを描かせ、自分が法廷で演じることで裁判に勝利し、
法律王子として世間でもてはやされる。

ある時、沢村は深夜の公園で幼い少女とその母と知り合う。
少女の父は消防士で、消火活動に怪我をして、病院で運ばれた後に意識不明になった。
医療ミスではないかと病院を相手に訴訟を起こした妻。
二見は大手弁護士事務所ウェルカムから入社の誘いがあり、入社条件としてその事件の
病院側の弁護をして圧倒的に勝利するよう命じられる。
沢村は母娘のために病院のカルテを改竄し、医療ミスがあったというシナリオを書く。
それに気付いた百瀬はカルテを元に戻し、医療ミスはなかったが医療過誤はあった
という真実を突き止め、原告側の弁護士にシナリオを託す。

百瀬は沢村を訪ね、データ改竄を元に戻したことを告げる。
沢村は百瀬に「あなたにとって法律は宗教か?」と問い、百瀬は「自分は無宗教。
法律はよりどころ」と答える。
母娘を救いたい沢村は百瀬を殺そうとコーヒーに毒を仕込む。
そこへ裁判に負けた二見が飛び込んでくる。
怒りに燃える二見は「おまえがゴーストなのではない。俺がおまえの影だったんだ」と
沢村を詰る。
沢村は二見を傷付けた事に怯え「死なないよね?」と震える。
二見は百瀬の存在に気付き、「新しいゴーストか」と吐き捨てて出て行く。
沢村は、百瀬のシナリオにより裁判は母娘が勝ったことを知り、毒コーヒーを捨てる。
百瀬はタイハクオウムを沢村に託して帰る。


二見が要領よく立ち回るズルそうな人間に見えるんですが、憎めない。
自分の能力の限界を知っていて、沢村を利用しているのではなく、互いに必要で
共存しているという感じ。
沢村が二見の存在をありがたく思っていて、二見から資料を送るためのFAXが動くと、
自分は世間と繋がっていると感じて安堵するのです。
裁判で負けた二見はウェルカムに入れず、青山にある自分の事務所も引き払おうと
しますが、美人の女性秘書に
「自分も法学部を出ているから、今度は自分がゴーストになる。
 先生も私も顔がいいから何とかなる」
と励まされて、事務所を続けることにします。
そのうち沢村も機嫌が直るかもしれないと考えながら。
沢村も少しずつ立ち直って、今度は本当に弁護士資格を取って、二見の所で働こうと
考えている、という終わり方。
どこも皆、不幸になったり絶望することなく、明るい未来に向いている感じが
ほっとして幸せになれる話でした。

あと、百瀬の住んでいる大家の梅園が魅力的でした。
資産家の頑固ジジィという印象ですが、百瀬しか住んでいないボロアパートを
百瀬のためだけに取り壊さずに15年も維持し続けているのです。
梅園との猫をめぐるやり取りが面白かった。
百瀬が仕事の都合でアパートに帰れないため、飼い猫のテヌーを預かってくれと
梅園に連絡するのです。
すると梅園曰く、
 確かにボロ(テヌーの事。梅園はそう呼んでいる)が子猫の頃、
 困ったら預かってやると自分が言った。
 だが、今となってはボロが自由に行き来できることに気付いていないのか?
 ボロは自分で選んだんだ。
 あんたが何度迎えに来たって、ボロはうちに来るじゃないか。
かなり笑いました。
よくノラ猫で、複数の家を巡って御飯もらう猫っているよね。
それぞれの家で、それぞれの名前で呼ばれて。
テヌーちゃんの本拠地は梅園の家っぽい。
でも百瀬は諦めてないようでしたが。

次が楽しみです。





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Last updated  2017.06.28 12:42:47
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