らくがんの休日

六本木・東京ミッドタウンにあるサントリー美術館の
「刀剣もののふの心」という展示を見てきました。
武家の生活に深い関わりを持つ刀剣・甲冑武具や、
その文化を伝える絵画などを集めた展示です。


膝丸、義元左文字、秋田藤四郎、骨喰藤四郎の展示もあり、
刀剣乱舞とコラボしています。
音声ガイドのナレーションが、骨喰役の鈴木裕斗さんがやっています。
通常の解説の他に、ボーナストラックで骨喰として喋っているものが3つくらいあって、
楽しく聞けました。

刀剣の展示が中心です。
あとは源頼光と四天王の酒呑童子退治をテーマとした屏風絵とか
平家物語の絵巻の一部とか、刀を作る職人の生活を描いた絵とか。
甲冑武具は少なかったです。5～6点かな。
でも秀吉の子・捨丸の祝いに送られたすっごい小さい具足とかおもしろかった。

膝丸がその時代の太刀の特徴らしく、長くすらりとした姿で美しかったです。
少し後の時代になると、身幅が広くなってしっかりとしたものが多くなるみたい。
長船の太刀もあったけど、少し短くなっていて姿はしっかり、波紋が派手で
違いがおもしろかったです。
あと則宗の太刀・二つ銘則宗と、その拵である笹丸もありました。
二つ銘則宗はどちらかというと細身ですらりとして、反りがあって
膝丸と姿が近かったです。

義元左文字は、写真はテレビで見た時に、宗三に似ず太くてたくましい刀だなーと
思っていましたが、実物を見たらそれほどでもなかった。
普通に打刀の印象ですね。
展示が壁際ではなく中央の島にあるので、茎裏の「織田尾張守信長」の銘も
ちゃんと見られます。

秋田藤四郎が小さくて、ちょっとびっくり。
東博の厚藤四郎が長くてぶっといことを思うと、吉光もいろいろだねえと思いました。

骨喰藤四郎は薙刀からの摺り上げとは知っていた筈なんですが、
ゲーム中であまり意識したことのないエピソードで、
でも現物を見ると、切っ先ないし、刃側と峰側の境もなくて
あ、薙刀だと感じます。

楽しい展示でした。


美術館の後は食事。
本当は美術館内のカフェで、お麩の料理が食べたかったんですが、
サントリー美術館はミッドタウンの駐車場の優遇対象外なんですよね。
食事も甘味も魅力的でしたが、諦めました。

あとはお買い物して帰りました。
とらやの季節の生菓子（栗かのこ、栗蒸し羊羹）と練り菓子。



せっかくだから、先日日本橋で買った菓子切りを使ってみました。
どちらもおいしかったけど、蒸し羊羹が甘さ控えめで、中の栗が甘くなくて
とても食べやすくておいしかったです。


箸置きが欲しくて箸長を覗いたけど、気に入ったものは見つからず。
でも、たまたま近くにあったWISE･WISE toolsという店で可愛い箸置きを発見。
そこの店、面白かったです。
日本刀と同じ原料、同じ工程で作った​玉鋼包丁​というのを扱っていて。
展示品がありましたが、刃文とかちゃんとあって本当に刀でした。

あとはメゾンカイザーでパン買って、スタバでハロウィンのカボチャのフラペチーノ買って。
スタバのアプリを入れたらマイストアパスポートというのがあって、
訪問した店舗がスタンプ形式で記録されていくのです。
これが意外に楽しくて、出かけた先でスタバを見つけるとつい入っちゃう。
今回はミッドタウン店が記録されました♪
スタバの戦略にまんまとやられています。

楽しい1日でした。