マヤ夫の世界史授業(平成)

2019/02/25(月)22:28

モンゴル時代の東西交流

内陸・東アジア世界の展開(6)

2018年度の最後のレギュラー授業になりました。 定期考査Ⅳ(学年末)までの範囲の最終回です。 今回は原点に立ち返り、個人ワークで進めました。 【準備】5分  プリントの配付  スライドの立ち上げ  ※クラスによっては「バレンタインの起源」について雑談 【今日のテーマ】  どのようにユーラシア全体がつながったか? 【説明1】15分  KPシートで流れを説明(下の写真参照)  プリントの空欄を補充しながら、スライドも併用して説明  ・広域的な交易網    陸上交易ージャムチ(駅伝制)         牌符(通行証)の写真を見せながら    海上貿易ー杭州(臨安)・泉州・広州などの発達         ダウ船(中東→インド洋)、ジャンク船(中国→インド洋)     → 陸路と海路が結びつき、ユーラシア世界が一体化  ・東西交流    景教やイスラーム教が西方から、    陶磁器や火薬などが西方へ  ・キリスト教世界からの使節    プラノ=カルピニ    ルブルック    モンテ=コルヴィノ(大都の大司教となり、初のカトリック布教に成功)  ・旅行家    ヴェネツィア商人のマルコ=ポーロ     「世界の記述」    モロッコ出身のイブン=バットゥータ     「三大陸周遊記」 【内容の把握】8分  起立して教科書を「精読(音読)」する。  「内容の把握」を読み込み、その後空欄に補充  空欄の解答をスライドに投影し、各自確認(2分) 【問い1】3分  マルコ=ポーロの「世界の記述」は正しい内容か?  抜粋文を読んで考える  (誇張した表現があることを学ぶ) 【問い2】6分  東西交流したものにはどんなものがあるか?  (クラスによっては、グループワークでタブレットを用い、   調べ学習により答えを共有する)    これを実施したクラスはほぼ50分を費やす 【今日のゴール】  モンゴル帝国が東西交流に果たした役割は何か? 【確認・まとめ・提出】10分  「ゴールシート」で確認後、80~100字でまとめて提出  ポイントはやはり「ユーラシアの一体化」をもたらしたこと。  「陸路と海路を利用したこと」あるいは「交通網の整備」に触れ、  東西交流(特に中国側からの文物)の具体例を出せばいいだろう。 〇解答例(あくまでも「例」)  モンゴル帝国は陸路では駅伝制、海路では港市を整備したため交易が盛んになり、中国からは火薬・絵画・陶磁器などがアラビア方面に、西方からは景教やイスラーム教、暦などが伝わり、ユーラシアを一体化させた。(98字)  ではみなさん、来年度までサヨウナラ!  定期考査Ⅳ、がんばってください!

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