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2005年06月11日
カテゴリ：リコスペ
6月12日はＳちゃんの誕生日、
6月14日はリコの誕生日。 リコはこの日をとっても楽しみにしていた。 「12日が日曜日だで、どっかのレストランを予約して合同お誕生日会しようよう！」 １ヶ月近く前からまたまた勃発したリコのわがまま。（笑） 過去、誕生日に誕生日らしいコトをあまりしたコトのないリコは、 Ｓちゃんと一緒にお祝いをできると思ったら大はりきり。 一度でイイから、普段行かないようなおしゃれなお店でご飯を食べた後、 ローソクののったケーキが運ばれてきて、「フゥ～」って火を消して、 拍手がイッパイ沸き起こって、大好きな人に「おめでとう」って言ってもらえる… …そんな誕生日を過ごしたいの！ ヽ(･∀･)/ 「そんなお店ナイだろ～！？」 夢見る乙女のリコとは違って一緒にお祝いできればイイじゃんというＳちゃんが笑った。 「絶対あるよ、テレビとかで見たコトあるモン！」（田舎娘確定） 「そうか？」 「ねぇ名古屋とかくらいまでなら行ってもイイ？遠い？」 「名古屋か…なんかイイお店あるか？」 「リコ、探してみる！」 夜景がキレイで、お誕生日ケーキがあって、思い出になりそうなおしゃれなお店。 いろんな雑誌やネットで探してみるもののなかなか見つからず… 毎日昼休みに悩み続けていたリコ。 そんな中ようやく「ココがイイ！」とリコの心をつかんだのは、 名古屋にあるウェスティンナゴヤキャッスルというホテルにあるクラウンというレストランだった。 このホテルの目の前は名古屋城があって、 夜にはライトアップされた名古屋城を見ながらお食事ができるみたいなの！ 「Ｓちゃん！リコ、ここがイイ！！！」 メニューがフランス料理のフルコースだというコトにも目を止めず、リコはそれを見て大騒ぎ。 特にお誕生日プランのようなコースはナイみたいだけど、 すっかり気に入っちゃったよ。 Ｓちゃんが「じゃあ思い切ってそこにするか！」とＯＫ牧場。（ガッツ？） インターネットで席だけを予約して、「誕生日祝い」だと伝えてみたら、 誕生日や記念日にはサービスでケーキを出してくれるというお返事が！ ヽ(･∀･)/ こうしてその日が来るのを指折り数えて楽しみにしていました☆ お互いのプレゼントはグッチのお財布にしようというのが前々からの約束。 というのもミリオンゴッド時代の４万枚記念に買ったリコのヴィトンのお財布が、 もう最近ボロボロで目も当てられない状態なのだよ…（汗） ヴィトンのお財布はこれで２代めだし、今度は他のがイイってコトで…グッチに決定。 よくよく考えたらグッチのショップは１番近くて名古屋しかないコトが判明！ ほいじゃあ、キャッスルに行った時に一緒に買うしかナイね。 そう２人で言ってたんだけど… ホントならＳちゃんにナイショでこっそり買って、当日いきなり渡したらビックリするのになぁ… そう思ったまま、結局当日の３日前になってしまい、 この日リコは午後病院へ行くために会社をお昼で早退。 具合が悪いながらも、病院に向かう途中である極秘計画を思いつく。 病院が終わって、体調があんまり悪くないようだったら… Ｓちゃんにナイショでひとりで名古屋行って、お財布を買おう！！ Ｓちゃんは今日も残業で遅くなるみたいだし、もう今日しかナイと思った。 車で行こうか新幹線で行こうか迷ったものの、 名古屋に勤めるみかん姫にだけこっそりこの極秘計画を相談してみると、 車だとインターを降りた後に渋滞に巻き込まれるし、駐車場代がボッタクリで余計に高くつくらしい！ 「新幹線でおいでよ、ほいで帰り一緒に帰ろう！」と、みかん姫。＾＾ 病院を３時頃に終えたリコは、Ｓちゃんの財布を買うためにチビチビ封筒に貯めていたへそくりを持って駅へ。 新幹線なら断然早いけど、あんまりたくさんお金を使ったら、 リコのお財布の中身をだいたい把握してるＳちゃんにサプライズがバレちゃう！ ってコトで、時間はかかるけど電車で行くコトに。 (･∀･)ｵｾｰ Ｓちゃんには「病院の後、歯医者行ってくるよ」とウソをついてしまった。 サプライズのためとは言え心が痛いよぅ…後でちゃんと謝らなきゃ！ ２時間かけてようやく名駅に到着。 確かグッチのショップは松坂屋にあったはず…と思って、 名駅の近くにあった松坂屋をグルグル回ってみるものの全然見つからない。 なんで！？どっか行っちゃったよ！ (´･ω･`)ｼｮﾎﾞｰﾝ メモしてあった松坂屋にあるグッチのショップの番号に電話をして、 「松坂屋の中にいるのに一向に見つからない」と相談してみたら… そのショップのある松坂屋は今リコがいる松坂屋じゃあナイらしい!! 偽物だったのか、すっかり騙されたよ！！（なんでやねん） どうやらここから地下鉄に乗って、矢場町という駅で降りればそのシークレット松坂屋にたどり着けるらしい！ 地下鉄を乗り換え、ようやっと矢場町にある松坂屋（本物）を見つけたんだけど… いろんなブティックが並ぶ１階をグルグル回ってみるものの、まーた見つからない。 見かねて通りかかった見知らぬ女性に「グッチのショップはどこですか？」て聞いちゃったよ。（爆） 田舎娘ってバレバレだね！ ヽ(･∀･)/ ←得意の開き直りか？ そしてやっとやっと見つけたグッチのショップ、 ようやくＳちゃんのお財布を見つけて、即購入。 ショップのお姉さん、リコがまさかこのためだけに田舎からドンコウで名古屋に繰り出して来て、 名古屋の街を探し歩いて、チビチビ貯めたへそくりで今まさにこのお財布を買おうとしてるなんて… たぶん気づいてないだろうなー（いや、気づいてたら怖い） お財布を大事に持ち、無駄遣いもできないのでみかん姫がお仕事を終えるまでパルコをプラプラしていると、 お待ちかねのみかん姫から電話！！ なんと今日はおにいが滋賀に出張で、名駅に６時半着の新幹線に乗ってるから、 その新幹線に乗って３人で帰ろうとのコト。 みかん姫と、リコに言わせると名駅の「ドデカいエスカレーターがイッパイあるとこ」で待ち合わせをし、 遅れちゃイケナイと慌てて地下鉄に乗ったら、何だか聞き覚えのない駅にたどり着いた。 なんだ、ココ？ 確か次は伏見駅だったはずなのに…いつの間にこんな駅できたんだ！？ 反対方向乗っちゃったよ！！ ((((;ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ 結局みかん姫と涙の再会（なんでだよ）を果たしたのは新幹線が来る10分前。 「せっかくだでなんかお土産買いたい！名駅ってラポッポないだ？」 ラポッポとはリコが好きなスイートポテトのお店。 「ポッポ？何ソレ？」 「ラポッポ！スイートポテト売ってるお店だに」 「ポッポなんてたぶんナイって！」 ポッポじゃなくてラポッポだに！ ヽ(`Д´)ノ …ってそんなコトにこだわってる場合じゃなかった、早くしないと新幹線が！ みかん姫に別のスイートポテトのお店に連れてってもらい、そこでＳちゃんにお土産のスイートポテトを慌てて購入。 おまけに途中でパン屋さんを見つけて、 「新幹線の中で食べるか！」とみかん姫とパンを買ってたら…新幹線の到着時刻１分前に！（爆） （パンなんか買ってんなよ!!Byおにい） みかん姫と２人、名駅の構内を獣王のダチョウ並みに猛ダッシュ！！ 間一髪で新幹線に乗り込み、おにいの元へ雁首揃えて行ってみたら… 「オメーら、おせーよ！」と２人揃って怒られた。 ('A`)('A`)＜ﾊﾟﾝ ｶｯﾃﾀﾀﾞﾖ… 帰りは新幹線になってしまったけど、今から帰れば７時半頃には地元に着くし、 Ｓちゃんにナイショの極秘計画大成功だ！ 12日になった瞬間お財布渡したらビックリするだろうな～（ワクワク） 「Ｓちゃんにはリコが名古屋来たコトまだナイショだに！」 「なんだお前、言ってないのか！？」 「ビックリさせるだに！」 そう言いながらＳちゃんへのお土産に買ったスイートポテトを見て、ハッとする。 「そうだ！こんなの買ってったら名古屋行ったってバレちゃうじゃん！」 気づくのおせーよ！（笑） と、その頃… 突然リコの携帯から大音量の着メロが流れ出した！ うわぁぁ、マナーにしとくの忘れた！ Ｓちゃんからの電話なのに、慌てて切ってしまったリコ。 「ど、どうしよう！Ｓちゃんから電話来た！」 歯医者に行くと言ってから、ウソつくのがヤで連絡してなかったよ!! 電話を切ってしまったせいか、Ｓちゃんからまたまた電話がかかってくる。 「どうしようどうしよう…なんて言えばイイだ？どうすればイイだ？」 慌てふためきすぎて、リコ大パニック！ 「何も言ってなかったの！？」 「電話出ろって、もう名古屋行ったって言うしかねーだろ！」 「でも…サ、サプライズ計画は！？せっかくナイショで行ったのに！」 結局Ｓちゃんに無駄な心配をかけてはイケナイと思い、勇気を出して電話に出た。 「お前、何してんの？」 おっ…お…怒ってる！!（震） 「え、あの…」 「なぁ、今どこにいるだぁ！？」 「ゴメ、ゴメンナサイ！」 「何？」 「リコね、今日ね…」 携帯越しに感じる計り知れないＳちゃんの怒りオーラに泣きべそになるリコ。 「今日ね…」と言いかけた直後、まだリコが本当のコトを話してないというのに、 「本日は新幹線をご利用頂き…」というアナウンスの声が車内に鳴り響いた。 今からリコが正直に話して謝るんだから、お前は黙っててくれ！ ヽ(`Д´)ノ サプライス計画、失敗。（チーン） Ｓちゃんに本当のコトを話したら、「俺のためだったのか…」とわかってくれ、 リコが帰ってくるのを待っててくれたけど、 「あんまり心配かけんなよ！」と叱られションボリ。 おまけに当然グッチのお財布も見つかりションボリ。 せっかくビックリさせようと思ったのに… なんでリコってサプライズ計画立てると、ソッコーでバレて失敗するんだろう。 ｡･ﾟ･(ﾉД`) かなり落ち込んでたけど、 「まぁ俺はお前のその不器用なとこ、好きだけどなぁ」 と言われ、すっかり元気に！（単純） こうして見なかったコトにしてくれたＳちゃんへのプレゼントのお財布をおうちの大花火のホッパーに、 当日までこっそり隠しておいた。 (･∀･)ﾃﾍ ＜つづく＞ 田舎者の２人が、フランス料理を食べに行って…大波乱！！ お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
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