カテゴリ:リコスペ
そして…6月12日。
0時になる直前、2人揃ってなぜかソワソワ。 そして12日を迎えた瞬間、 「Sちゃん、お誕生日おめでとう~!」 拍手喝さい。(リコひとり) こっそり用意してあったお誕生日デコメールを送信!! 「オ、なんだ?リコからメール来たゾ」 「えへへ、見てみて!」 12日の0時ちょっきりにおめでとうメール1番乗りで送りたかったんだモン! と思って一緒にメールを開いてみたら… 「わぁ、11日の23:59になってるじゃん!」 (´・ω・`)ショボーン なんでこんなところまでうまくいかないんだろう!?(素) 「ありがとな、保護っとくで!」 「待って!!それやっぱ消して!0時ちょうどに送りたいで、そのメールはなかったコトにして! もう1回送り直すで!」 不器用にも程があるね。 (・∀・)テヘ そして例のプレゼントを出してきて、お誕生日カードを添え…「はいっ!」 Sちゃんは「何これ、イイノ!?」とまるで初めてそれを見たかのように喜んでくれた。(笑) 早速今まで使ってたお財布からリコのプレゼントしたお財布に中身を入れ替え、 「すげぇうれしい!」とワイワイ。 これから寝て起きたら、今日は予定通りナゴヤキャッスルでお祝いだよ! ワクワクしてなかなか眠りにつけなかった。 当日、お昼頃に新幹線で名古屋に向かう予定だったのだけれど、 なぜか朝の8時頃にパッと目が覚めたリコたち。(なんでだよ) 実は今日S店では、大吉がいつもの倍のおみくじイベントを吉宗で開催されるらしいのだ! 「朝いちだけ行ってみる?」とSちゃんが言い出した。 「大吉取っちゃったらどうするだ?」 「どうすっかね?」 「昼間のうちに軽く万枚くらい出して、夕方やめて友達にあげるとか?」 そんなんできたら、今まで苦労してねぇよ。(汗) 「てか俺らの場合間違いなく投資5万とかして、夕方持ちコインなくて、 悔しくてやめれんくて名古屋行き中止とかになるぞ」 「絶対なるね!ダメだダメ!却下却下!!」 なんたってリコたちは今から3年前の夏、 その日は前々から特等席のチケットを手に入れていた全国でも割と大規模な花火大会があったにも関わらず、 朝いちで大花火を打ちに行って、間違って設定6を手に入れてしまい、 悩みに悩んだ結果、 「花火大会は来年もあるけど、大花の6はもう打てないかもしれんに!」と一致団結して、 同じ花火は花火でも、花火大会に行くのをやめて大花火の6を選びましたから…(切腹) そんな話をしているうちに結局二度寝に突入、 起きたのは予定よりかなり遅れたお昼の11時過ぎだった。 「早く支度して行こうよ!」 結局おうちを出たのは1時過ぎだったんだけど、駅に向かう途中S店に寄って行ったら、 おにいたちは吉宗の6らしき台を打っていてご機嫌。 2人して後ろ髪を引かれつつも、地元を出てきた。(早く行けよぅ) ようやく駅のホームで新幹線が来るのを待っていると、 何だか元気のないリコの様子にSちゃんが気づく。 「なんだお前、どうしただ?なんでそんな元気ないだ?」 「…リコ、おなかすいた」 「はー!?」 朝ご飯を食べていなかったせいか、リコはもうおなかペコペコ。(笑) 「ほいじゃあ、弁当ひとつ買って新幹線ん中で一緒に食うか?」 「うん!!」 これから出かけるってのに、いきなり地元の駅でお弁当を買っているヤツ。 ヽ('A`)/ オテアゲ そして新幹線に乗り込み、お弁当を食べてすっかり元気復活! いつものようにリコのおしゃべりによって名古屋にはあっという間に到着した。 リコのお財布を買ってくれると言うので、まずは早速グッチのショップへ! もう今日は騙されないに~ちゃんと矢場町の松坂屋に迷わず行けるモンね! 3日前に来たばかりのリコが得意げにSちゃんを案内し、スムーズに目的地の松坂屋(本物)へたどり着いた。 そこでリコが迷い迷って「欲しい!」と選んだお財布を、 Sちゃんが2日早いけどリコの誕生日プレゼントにと、買ってくれました! ヽ(・∀・)/ ![]() ☆左のがリコの、右のがSちゃんの その後プラプラしてたんだけど、 早くも歩き疲れて、「どっかで休むか」と喫茶店探し。 みかん姫から聞いてたけどやっぱり名古屋は喫茶店が大人気だね、どこもイッパイ! ようやっと見つけた喫茶店でお茶…のつもりが、 ![]() Sちゃんはチキンがはさまったパンみたいなのを食べて、リコはいちごのチーズケーキ。(汗) 2時間後にはフランス料理が待ってるってのに、食いしんぼだのう。 「俺らフランス料理なんて行って大丈夫かね?」 「ノーネクタイはダメとかじゃないよね?」 そんな心配をしながら、もうナゴヤキャッスルに向かってみよう!と、 場所を控えてあったメモを取り出した。 「地下鉄で…アサマチョウだかってとこで降りるだて!」 「おし、行ってみよう!」 その「浅間町」へ行くには3本の地下鉄に乗り換えなきゃいけなくて、 やっとのコトでたどり着いたんだけど…そこに着いて気づいたよ。 アサマチョウじゃなくて、センゲンチョウと読むコトに。(爆) 一文字も合ってねーぞ、オイ! そこからホテルまでは割と距離があるみたいで、バスに乗ろうと思ったんだけどバス停を見つけられず、 散歩がてら歩いて向かうコトに。 その途中で見えたのがあの名古屋城!! どうやらみかん姫の話によると、ただ今金のシャチホコは万博にお出かけしていていないらしい!(残念) そして15分くらい歩いたかようやくホテルに到着したんだけど… 玄関近くにズラリと並んだベンツやBMやらの高級車! お金持ち風のおじさんやご夫人方々が行き交う玄関! 「俺ら場違いじゃないか?」と案の定Sちゃんがソワソワし始めた。 「だ、大丈夫だって!」 そして恐る恐るロビーに入り、予約してあったクラウンがある11階へと上がった。 いよいよレストランへ。 入り口を入って、リコたちはひっくり返った。 なんだこの高級感漂うお店は!? 「あ、あの…予約してるんですケド…」 しどろもどろになりながら名前を言うと、席へと通された。 それが名古屋城がド真ん前に見える窓際のテーブル席! テーブルの上にはワイングラスが置かれ、メニューを渡され「お飲み物は?」と早速聞かれる。 「エ…あ、ちょっと待ってください」 Sちゃんがそう言うとウエイターがいなくなったので、早速Sちゃんと小声で相談。 「オイ、やっぱワインとか頼んだ方がイイのか?」 「ワインなんて飲めんに!ウーロン茶でイイって!」 そしてSちゃんがウエイターを呼び、恥ずかしそうにウーロン茶を注文。(笑) その後メニューを見てさらにひっくり返った。 「2万円のフルコースって…な、なんだコレ!」 「やっぱ料理も高いな」 「1番安くても6千円だに、ちょっとどうする?」 「どうするよ!?」 緊急会議。(爆) 普段リコたちの贅沢と言っても2人で合わせて1万弱の焼肉屋さんくらい。 ひとり2万の料理って…一体何が入ってるんだよ!? それでもSちゃんが「せっかく来たんだから」と、ひとり1万のコースを注文。 注文後、Sちゃんが困惑した表情で一言。 「すげぇ落ち着かんな、ダメだ俺こういうとこ」 ガーーーーーーン! Σ( ゚д゚) リコが行きたくてせがんだこのお店。 2人ともあまりこういう場所は好かないけど、たまにはイイかなと思ったのに… またもや計画失敗だよ!!(泣) 「ゴメンね、リコが行きたいって言ったばっかりに…」 「しょうがねぇって。景色はイイんだけどな」 しょんぼり… おまけに大きな声でしゃべらないようSちゃんから注意を受け、さらにしょんぼり。 やっぱりリコたちは焼肉屋でわーわー言いながらガツガツ食べた方が良かったネ… そこへ前菜がやってくる。 オイオイ、いきなりSちゃんの苦手なトマト入ってるよ!!(もう何もかも失敗) その後、冷製スープとパンが1個ずつやって来た。 ![]() ![]() 「パンだ!」 パン命のリコは大喜び。(パン命って…)(死) まあるいフランスパンみたいなパンだけど、テーブルの真ん中に置かれたバターを塗って早速モグモグ。 超おいしーーーーーーーー! ヽ(・∀・)/ (心の中の叫び) ところがこのパンをSちゃんが珍しく「なんだこのパン、すんげーうまいぞ」とおいしそうに食べ始めた。 「おいしいよね、このバターつけるともっとおいしいに」 「ホントだ!うますぎる!」 しかし、そのパンはひとりたった1個だけ。 チビチビちぎって食べるものの、おいしくて手が止まらない。 「ねぇコレ全部食べちゃったらまずいだよね、あとでおかず来た時」(おかず言うなヨ) 「そうだよ、少しずつ食わねーと…でも腹立つくらいうまいな」 「パンのお代わりとかナイのかね?」 「ナイだろ」 「聞いてみようよ!」 「俺恥ずかしいモン」 「リコ聞いてみようかな?」 そうは言ったものの、この雰囲気の中「パンのお代わりは?」なんて…ものすごい勇気が必要だよ! その後、鯛のワイン蒸しが出た時せっかく言うチャンスだったのに、 緊張して何も言えず…。 「でもサ、パンひとり1個だけってコトなくない?コレ1個食べたら持ってくるかもしれんに! よし…リコ、ここは賭けに出てみるコトにするで!」 そう言って思い切って、パンを全部食べたリコ。 これは大きな賭けだ~!(どないやねん) しかし… 「誰も来ないに」 (´・ω・`)パン… あぁどうしよう、こんなコトならチビチビ食べておくんだった! 後でステーキとかも来るって言うのに、パンがなかったらリコどうすればイイノ…! と、そこへウエイターがやって来た。 ついにステーキかと思ったら、何やらカゴを持っている。 その時、リコとSちゃんはカゴの中にあるモノを目にした。 あぁッ!! 「パンのお代わりは…?」 キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!! お互い顔を見合わせ、爆笑しそうになるのを抑える。 「じゃ、じゃあお願いします…」 「じゃあ」なんて言っちゃったよ!! 待ってたよ、パンー! "ヽ( ゚∀゚)ノ" ○ ウエイターさんが去ってから、Sちゃんと大笑い。 「パンが見えた時のお前の顔!」 「Sちゃんだって ( ゚д゚) って顔してたじゃん!」 ダメだ、おなかいてぇよう~ いつの間にか最初より笑顔になってる2人。 「パンお代わりあるなら、俺モリモリ食おうっと!」 「リコも!」 「なんかだんだん落ち着いてきたや、楽しい」 「ホント!?」 良かったぁ… パン事件によって、一気に和やかに。 (^∀^) その後、仔牛肉のステーキが出てきた。 「小さいのう」 一口で食べれそうなステーキをナイフでちっちゃく切って、チビチビ。(汗) でもやわらかくておいしい! 2枚あったんだけど、特別Sちゃんに1枚…「あげる!」 Sちゃんは満足そうに料理を食べて、 「最初落ち着かないなんて言ってゴメンな、やっぱ来て良かったよ」 そう言ってくれた。^^ 辺りは暗くなり、ライトアップされた名古屋城も超キレイ。 ![]() さぁそろそろデザートが来る頃かなぁ…と思った、その時。 ずっと聞こえていたピアノから、突然HappyBirthdayの曲が流れてきた! <つづく> 涙のクライマックスだよぅ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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