カテゴリ:リコスペ
![]() ![]() 日本時間、23日の午後4時過ぎにセントレア空港を出発し、 リコたちが乗った飛行機は乗換地点のサンフランシスコへと向かって飛んでいた。 航空会社は、ユナイテッド航空。 リコ、生まれて初めての飛行機は不安イッパイで… 驚いたのは、座席の座席の前後のスペースの狭さ。 何となく勝手に、新幹線くらいのスペースはあるだろうと思い込んでたけど、 こりゃぁ狭いわ。 離陸時は、終始リラックスしている飛行機慣れしたオッサンや(勝手に予想)、 出発前からすでにぐーすか寝てる怖いもの知らずのおばちゃんと違って、 今にも立ち上がりそうなくらいの勢いで、身を乗り出して、 Sちゃんにしがみついての、緊張の離陸!! 「ガタガタガタガタガタ…!!!」 滑走路を離れるあの瞬間、顔がマジでこわばっちゃって、 Sちゃんの手をぎゅっと握ったら、Sちゃんの手もなぜか汗でびっしょり。(笑) 離陸して、機体が斜めに傾いた状態で覗いた外の景色は、たぶん一生忘れないだろうなぁ… 「この状態って普通!?これでイイだ?斜めだけんイイだ!?」 飛び始めてからしばらくは、おしり浮きそうな勢いで緊張してたよ。 (ノ∀`*) それからだいぶ落ち着いた頃、機内のドリンクサービスが始まった。 「Something to drink?」…と聞きながら、順に外国人のお姉さんが回ってくる。 「海外で英語は大丈夫!?」と心配するまわりに、「リコが英語得意だから大丈夫」と度々答えていたSちゃん。(汗) 「旅行での会話は任せたぞー!」と言われてはいるものの、 リコの英語なんて、学生時代ちょっと得意だったのと、 5年くらい前にイーオン通ってた程度で、 前の会社では外人がゴロゴロいて、何とかそんな中かろうじてがんばってたけど、 ペラペラしゃべってたワケじゃないし、 果たしてその程度の英語が現地で通用するかが問題だ。 そしてついに、リコたちの番に…!!まずはSちゃんにお姉さんが尋ねた。 「Something to drink?」 「コ…コーヒー、プリーズ」 「?Excuse me??」 「コーヒー!」 和製英語と言うのか、Sちゃんの「コーヒー」が通じない模様。 コーヒーってアメリカ人に通じないってよく聞くけど、ホントに通じないんだ!(納得) …と、納得してる場合じゃねぇ!! 困惑気味のSちゃんに、リコが助け舟を出す! 「カッフィー、プリーズ!」 「Sure.Milk or sugar?」 カッフィー、通じた!!! 「ミルク、プリーズ」 「sugar?」 「シュガー?ノー!…ノーシュガー!ミルクオンリー!」 「Ok!」 (*゚д゚) ゼェゼェ 初めての機内での英会話。 コーヒーひとつ頼むのに、血圧上がっちゃったよ。(爆) 「ミルクオンリー」とか言っちゃったけど、大丈夫かね… …と思ったら、いきなりコップに牛乳を注いでいるお姉さん。 「ノー!!」 「?」 「ミルク…じゃなくって…カッフィー、プリーズ!!」 「?Coffee、OkOk!…ナントカカントカ」 「?」 キョトンとするリコたちをなだめるかように、 牛乳を少し入れた後、カッフィー(発音注意)を注いでくれた。(汗) あぁ、そういうコトか… リコがミルクオンリーなんて言ったから、 Sちゃんのドリンクが牛乳になったかと早とちりしちゃったよ。 リコは無難なオレンジジュースを頼んで何とかこの場は乗り切ったものの、 お姉さんには、なんだコイツら…みたいなカンジで見られたに違いない。 それでもそんな調子で続いて早速夕食を乗せたワゴンがやって来て、 「フィッシュかビーフか聞かれるじゃんね!」と、 こっそり持ってきた「セイン・カミュのトラベル英会話」つう本を見ながら待ち構えていると(持ってくるな!)、 「Chicken or beef?」というような声が聞こえてきて、 「なぁ、フィッシュって言ってなくね?チキンかビーフかって言ってるだろ!?」 「なんかそうっぽいね!そう聞こえるよね!?」 こんな調子の2人が、ちゃんと夕ご飯を食べられたのは奇跡に違いない… とにかく、お姉さんも毎日のコトだからか、しゃべる英語が超早口!! 聞き取るので精一杯だった。 幸先が心配だのおう。 そんな食事を挟み、ドリンクがそんな飲ませてどーするよって位何度も回ってきた後、 機内は暗くなり、辺りはいかにも「寝て下さい」という空気に包まれ始める。 なかなか眠れず、ヘッドフォンをつけてSちゃんと同じ映画を見てたけれど、 「俺寝そう…いびきかいてたら起こして」と言い残した後Sちゃんは先に寝てしまい、 あの爆音のいびきをかかないか十分な警戒態勢でいたけれど、 そのうちにリコも眠りについてしまった。 ここからが…長い長い。 セントレアからサンフランシスコまでは約10時間近くで、 狭い中首がもげそうな位無理な体勢で寝ていてもすぐに目が覚めてしまい、 その度に目の前のモニターで、まだ後何時間もあるコトに途方に暮れながらまた無理やり寝て…の繰り返し。 途中で顔を洗おうとトイレに行ったけれど、 とても洗顔なんてできる状況じゃなかったよ。 機内は聞いてた通り寒くて、かなり乾燥している。 何とかリコの「May I have another blanket?」が通じてもう1枚毛布がもらえたから、 上半身と下半身を毛布で包まって、みのむしになって眠ったよ。 ☆このまま後編へ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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