カテゴリ:リコスペ
![]() ![]() 新婚旅行、3日めの朝。 目が覚めると、すでにお昼の12時を回っていた。 うわぁ、こんな時間だ…! 「Sちゃん!もう起きるか!もう12時だよ、もったいない!」 「マジで?うわぁ、もったいねぇ!」 でもそれもそのはず、昨日の夜眠りについたのは明け方4時。 不気味なマックで食事を済ませた後、もう1回帰りにホテル正面で噴水を見てから、 寝るのも惜しまず、ベラージオ内のカジノへと行ってしまったのだよ。 カジノと言えば… ここラスベガスに来て初めてカジノでお金を使い、 早くもリコとSちゃんが名機認定をした「In the Money」というスロットマシーンで、 $100程勝って、ご機嫌で「カジノって勝てるら!」とうかれポンチ(古)になっていたのが1日めの夜。 やたらおっぱいデカイ人(BySちゃん)へ渡すドリンクのチップも、 2人でジュース2個だったら$2でイイのに、 景気よく$3あげちゃったりなんかして完全に調子に乗っていたのが1日めの夜。(バカ) その1日めに勝った$100を元手に、 せめて旅行中のご飯代…あわよくば今回の旅行代なんかを取り戻しちゃおうなんて思ったりなんかしながら、 またまたカジノに足を踏み入れた昨日。 カジノを…甘く見てました。 2人して、コテンパにやられちゃったよ!! 。・゚・(ノд`)(ノд`)・゚・。 1日めに引き続いて、またまた「In the Money」をやったんだけど、 出ない出ない。 店長呼びそうになるくらい、何も出んかったよ。(誰だよ) あまりにも出ないから他のスロットマシーンに移動してあれこれやってみたけど、 全然ダメ。 やっぱりカジノは、スロットじゃなくてテーブルゲームができなきゃ話にならんのかと思って、 ブラックジャックとかその辺のテーブルゲームのコーナーもうろついてはみたんだけど… どうもお金のにおいプンプンで殺伐としてるとも言えなくもない場所に、 入って行く勇気がどうしても持てなかった。 だってさ、よくよく見ただけんさ!! どのテーブルゲームにも、MINIMUM BET…最低賭金が決まってて、 ベラージオにあるテーブルゲームを見渡しても、MIN$5なんか少なくって、 ほとんど最低$10だったり、$50、$100なんてのもあるんだに。 最低賭金が$100って…アンタッ!! (*゚Д゚*) 日本の宝くじで、1枚200円のスクラッチくじを10枚買って「大人買い」した気になってるリコにとって、 仮にその最低賭金の日本円にして1万円ちょっとの大金を1回のギャンブルに賭けるなんて… わしゃ怖くてできんよ。 (・ε・`) そんな小心者のリコたちは延々出ないスロットマシーンで奮闘していたワケなのだ。 でも…結局2人で$400くらい負けちゃったんだから、 だったらMIN$5とかのブラックジャックでもやった方が少しは返ってきてたかもしれんがね。 でもさぁ、$5つっても日本円で500円以上なんだからやっぱ高いよね。 日本で1回200円のUFOキャッチャーやるだけで、高いなぁって思うくらいのリコだ。 つくづく貧乏性だと思った。 (´・ω・`)ショボーン そんなワケで、おこずかいをたんまりと使ってしまった2人。 せっかくの新婚旅行なんだし、 今日はカジノを忘れて、日中の街中を遊び歩こうというコトになった。 よく考えたら、1日めの昼間は到着してすぐに寝ちゃったし、 2日めの昼間はグランドキャニオンにいたし、 昼間のラスベガスを歩くのは初めてだ!! 「じゃあさ、パリスでお昼食べようよ!」 地元の旅行代理店で、旅行の手続きをしてくれたお店のお姉さんが、 ベラージオホテルの正面にあるパリスホテルの中にあるバイキングのお店をオススメしていたのだよ! 雑誌をフムフム見ていると、こっちではそういうお店をバイキングとかではなく「バフェィ」と呼ぶらしい。 「バヘイ行こうよ、バヘイ!」 「言えてねぇぞ」 ホテルを出て正面をずっと歩いて行くと見える、そのパリスホテル。 フランスのパリをイメージしたホテルで、 実物よりはちょっと小ぶりらしいエッフェル塔と凱旋門が堂々と立ち構えている。 この光景にうっとり。 昨日噴水ショーを見に来た時には夜景の中イルミネーションで光ったエッフェル塔を見たけど、 こうして見るとそれだけに限らず、 昼間のラスベガスはまた夜とは全然違った顔だなぁ… ![]() ![]() ![]() エッフェル塔や凱旋門の前や、カッコイイ車をパチパチ写真撮った後(またやってるヤツ)、 いざパリスの中へ。 ホテルへ入ると、なんとその館内の天井がブルーの青空。 決して外が見えているワケではないんだけど、 その高い天井に描かれた空模様と言い、左右に立ち並ぶ小さなお店たちの外観と言い、 まるでパリの街並みをブラブラと歩きながら、ショッピングしてるような気分。 (´∀`) あぁ、なんかパリに住んでた頃を思い出すわ~(大嘘) 日本とはワケが違う広いホテルの中で迷うコトがないよう、 バッグにこっそり忍ばせてきたガイドブックについてた地図を見ながら、 ホテル内にあるバフェィを探すリコたち。 その甲斐あって苦労するコトなくすぐにお店の前に到着。 時間も2時近くというコトもあって、 噂に聞いてた観光客の行列に巻き込まれるコトなく、すんなりと入口から入るコトができた! なんか入口からしてこじゃれたバフェィ…やっぱりドキドキする! まずは入口で人数を聞かれ、レジで2人分の料金約18$を払う。 旅行3日めともあってさすがに少しは慣れたのか、 オドオドするコトもなく、堂々とセレブ気取りで店内のテーブル席にたどり着くコトができた。(普通でイイ普通で!) 「カワイイ~」 見渡す店内もやっぱり天井は青空模様、フランス風景。 ![]() 席に案内された後早速別の店員さんがやって来て、何を飲むのか聞いてきた。 「オレンジジュース、プリーズ」 ドリンクは何があるのか聞きたかったけど、 3倍速の聞き取り不可能な英語の返答が返ってくるのを恐れ、 ありそうなものを頼んでみる。 ちゃんと通じたのか、オレンジジュースをコップに注いでくれたのだけど… コップ、デカッ! ( ゚д゚ ) 見た目、500ml以上は軽く越えてるだろう。 これまたバカデカイお皿を片手に、Sちゃんとルンルンで料理を取りに行くリコ。 あちこちに色んなお料理が並んでる中、 1番リコとSちゃんの目についたのは… ジャパニーズ料理! 「何コレ、かんぴょう巻きみたいなのあるに!」 「すげぇ!箸もある!!」 なんとなんと…3日ぶりに見るごはん粒たち! おぉぉ、お前たち元気だったかぁ~!? (´;ω;`) 興奮しながらそのかんぴょう巻きみたいなヤツをすかさず取り、 お箸も1個ずつ確保。 その他、おいしそうなお料理がイッパイ並ぶ中、 色々と迷いつつお皿に取り分け、席へと戻ってきた。 「お前っ、芋類ばっかじゃないか!」 バイキング系となると、ついつい好きなお芋系とか、 大好物のパンとかばっかり取っちゃうだよね。 (・∀・)テヘ こうして「頂きます」をして、Sちゃんが早速お箸でお料理を食べようとした瞬間… 「ちょ…!!」 お箸を手にしたまま、突然笑い出した。 「どうしただ?」 「なんで箸、こんな曲がってるだ」 そう言われて見てみると… お箸が明らかにしゃくれてる!(爆) 「なんでなんで?」 「わからん、とにかくすげぇ使いづらいに」 Sちゃんのお箸だけが不良品なのかと思って、リコのお箸も見てみたら…同じくしゃくれてた。 アメリカ人たちはこれをどうやって使うんだろ?もしかしてスプーンみたいに使うのか!? このお箸使って「ツカイニクイネ!コレツカエルジャパニーズ、スゴイネ!」って言ってるんだったら(誰やねん)、 それは大きな間違いだと言いたい。 とにかくお箸のちょうど口に入れる部分が、魔女の靴のつま先みたくなってたよ! さてさて、人気バヘイ(言えてない)のお料理の味は…!? まぁ、普通。 でも日本で食べるバイキングの方がおいしいと思ったのは、 やっぱり国の味覚の違いだから仕方ないコトだよね。 でも、これは昨日から薄々感じてたんだけど…こっちのお料理は大味と言ったカンジ。 日本の料理が懲りすぎてるのかもしれんけどのう。 ほいでも笑えたのが、どう見ても豚のしょうが焼きっぽいお肉をSちゃんが持ってきて、 「コレ、バカうまそうだら」とご機嫌で口に入れたんだけど… 次の瞬間「うわあぁぁぁ!」と叫び出したモンだから、どうしたのかと思ったら、 「お前、ちょっと食ってみ!」とものすごい勢いで勧めてきて、 なんで?と思いつつ、リコも口に入れてみたら… 同じく…「うわあぁぁぁ!」 「な!?うわぁってカンジだら?すげぇビックリするら?」 「ビックリする!!」 なんか食べる時って、だいたい頭の中で味想像するじゃんね、自然に。 見た目ちょっとしょっぱめのしょうが焼きを想像してたモンだから、 余計ビックリしたのかもしれん。 このお肉が、めちゃんこ甘いだよ。 甘い肉だったのだ! この衝撃は、過去の経験から言うならば… 台の横に置いておいた自分のお茶の缶を取って飲んだら、 コーヒーの味がして「うわあぁぁぁ!」…に似ていた。(どんなんだ) ちなみに、久しぶりのジャパニーズ料理だと浮かれて取ったかんぴょう巻きみたいなヤツは、 かんぴょうでも何でもなくて、チーズかなんかで、 コレまた一風変わった料理で、変な意味で会話が弾んだよ。 リコは待ってましたとばかりにデザートコーナーへ。 気になるデザートは、種類も豊富でいくつか食べた中どれも確かにおいしかったけど… 甘党のリコでもビビるくらい激甘だったのは確か。 「色々食べたけん、何も味付けしてないカニが1番うまい」と言いながらカニの足を、 しゃくれたお箸を使ってむしゃむしゃ食べているSちゃんを、 まわりのアメリカ人がチラチラ見ているのにふと気づく。 たぶん「アイツ、ハシツカッテルYO!スゲーYO!」と言っていたのだろう。(なんでラッパー?) 食後に何だかさっぱりした飲み物が欲しくなってきて、 ちょこまか歩いている店員さんに声をかけようと思うものの、 だいいち飲み物をまたもう1杯頼めるのかもわからない。 まずはそれを聞こうと思い、残り少ないオレンジジュースが入ったデカコップを手に握りながら、 すばやく通り過ぎて行く女性店員さんに「Excuse me!」と声をかけると…サッと振り向いた。 コップを持ったまま、「えっと、ドリンク…」とモジモジしながら、 コップをちょこっと上に上げる仕草をした途端、 「オケ」と言って、店員さんは奥へと行ってしまった。 なんだなんだ? なんか…猛烈にイヤな予感がするのだけど。 ((((;゚Д゚)))) 「お前、今の仕草ってヤバくないか…?」とSちゃんが言ってる間に、 さっきの店員さん、笑顔で登場。 デカコップに並々注いだオレンジジュースを持って。 そうそう、コレコレ……ってオーイ! 。・゚・(ノД`) 「サ、サンキュウ…」 Sちゃんが笑い堪えてたよ!! 「お前しっかり飲めよ~おかわりしたんだから」 「おかわりしたつもりじゃなかっただに! ドリンクのコトでちょっとって呼ぼうと思っただけなのだよ」 「なんかさっきより量増えてねぇか?」 リコのおなかがオレンジジュースでタプタプになったのは言うまでもナイ。 先に会計を済ませてあるバフェィでも、 帰りがけにはテーブルにチップを置いていかなきゃいけないらしい。 ガイドブックで見てた通り、一応ひとり$2ずつ置いてお店を出た。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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