カテゴリ:リコスペ
![]() ![]() パリスのビュッフェ…じゃなかった、バ、バッ…バヘイを出た後(無理やり)、 ホテル内を少しだけ散策し、 ホテルを出てリコたちはストリップ通りを南の方に歩いて行った。 すると、1軒のカメラ屋さんが目に入った。 「おい、リコ。ここにSDカードあるかもしれんぞ!」 「ホントだ、さすがにありそうだね。入ってみる!?」 SDカード。 日本からデジカメを持ってきてはあるのだけど、 初日と2日めで、想像以上の量の写真を撮ったリコたち。 元々そんなに容量も多くないSDカードだったから、 容量が結構イッパイになってきちゃって、 すでにハネムーンに来て撮った写真その数、150枚以上。(多) Sちゃんに「パー子、撮りすぎだよ」と言われちゃったよ。 (・∀・)テヘ そんな事情もあって、このパー子のペースだと間違いなく最終日には写真を撮れなくなると思い、 現地でSDカードを買おうかなんてSちゃんと話してたのだよ。 早速カメラ屋さんに入ってみた。ここならありそうだ! たくさんカメラが並ぶ中、お店の1番奥でSDカードやメモリーカードが並んでいる棚を発見。 「あるじゃん!…でも高ッ!」 「たけーな。定価くらい?」 「観光地価格だね」 ボソボソ2人でしゃべっていると、カメラ屋のオジサンが「探し物かい?」みたいなコトを言いながら出てきた。 「このデジタルカメラに入れるSDカードを探してます」 ぎこちない英語でそう言うと、オジサンがリコたちのカメラを手に取り、 中に入ったカードを出そうとあちこち触り出した。 「これはイイ、カメラだねェ」と怪しげな笑みを浮かべるオジサンの顔を見て、 盗まれる!!!と、直感。(どんな失礼な直感だよ!!) …とまではいかないけど、このまま銃をつきつけられてカメラを奪われたらどうしようとか、 わけのわからんコトを考えながらソワソワしてしまった。(そんなシロモノじゃねーよ!BySちゃん) 「うん、これに最適なのはSDカードだ!SDカードなら入るよ」 だからそのSDカードを買いに来たんじゃろが!(広島?) どうやらさっきのリコの言葉が通じてなかったらしい。 定価ぽい値段に眉間にしわを寄せながら、 Sちゃんととりあえずあと3日持てばイイし…と256MBのカードを手に取って、 「これでイイら?」と話していると、オジサンが笑い出した。 「こんなにイイカメラなのに、256MB!?すぐに終わっちゃうよ!」みたいなコトを言う。 「じゃあ…512MB…?」 「何そんな小さいものばっかり選ぶんだ!ここはどう考えても、1GB買う流れだろう~」みたいなコトを言う。(ホントかよ) だって1GB、1万近くするだに!? 結局512MBを買うコトに決め、なんだかな~と阿藤快になっているオジサンをスルーして、 持ち合わせがそんなになかったため、Sちゃんが持っていたクレカを使うコトに。 クレカは持たない主義だったSちゃんが、旅行行くために1枚だけJCBカードを作っておいたのだ! Sちゃん、生まれて初めてのクレカのお買い物! うれしそうにお財布から出す。 「支払はコレで…」とクレカを渡すと、オジサンが顔をゆがめた。 「VISA?」 「ノー!JCBカード!」 「ジェ…JCカード?」 「JCB!」 言っても伝わらない、なんでだろう!? その上、これは何のカードだ?と言い出すオジサン。 もしかしてこのお店、JCBはダメなのかな… すかさずリコのVISAカードを出そうとするも、ホテルの金庫に忘れてきたコトを思い出す。 「えぇと、VISAカードは持ってるんですけど今ホテルにあって… だから、またカード持って来ます」 そう言うも、どうしてもSDカードを買って欲しかったのか、 SちゃんのJCBカードを機械に通そうとするオジサン。 「このカード大丈夫か?使えないぞ」 結局オジサンがわーわー言い出してよくわからなくなったので、 「また今度ね」と言い残し、何も買わずに出てきちゃったよ。 怪しい者に思われただろうか? Sちゃんは自分のクレカが使えないコトに、がっかり。 何このカードとか言われちゃったしね。(汗) 「なんで俺のカード使えないんだろう?」 「違うよ、たまたまこのお店で取り扱ってないだけだって」 その後歩いて行くと、リコが行きたいと思っていたM&M'sのお店を発見!! 前にアメリカに住んでた友達がラスベガス行ってM&Mのハブラシをお土産に買ってくれたコトが印象的で、 ラスベガス来たら絶対行こう~って思ってたんだ。 この正確にはM&M'sワールド イン ラスベガスのお店… めちゃんこ大きかった!! とにかくM&Mの物がたくさん売ってるんだけど、 4階くらいまであって、M&Mだらけなのだよ!! お店の中はチョコレートの甘いにおいでイッパイ。 その4階には、ちょっとした「M&Mチョコができるまで」みたいなコーナーがあったり、 不思議な小さいトンネルとかがあった。 M&Mと一緒にM&Mの顔真似しながら記念撮影もして、お土産も色々買って出てきたよ。 その他いくつかお店があったんだけど、 雑貨屋みたいな所に日本のスロ台があったのには笑えた。 なぜか巨人の星とかバベルとかあるし、なんかめちゃくちゃ高かったよ。 お買い物を終え、来た道を戻るコトにしたリコとSちゃん。 手にはお土産。 ホントはもっと買いたかったんだけど、なんせ昨日のボロ負けで持ち金がグンと減って、 使えるお金が少なくなってきたのだよ。 。・゚・(ノд`)・゚・。 こうなったらもう隠し持ってきたジャパニーズ円をエクスチェンジするしかないね。(ルー大柴風) そんな話をしながらストリップ通りを歩いていると… 「でもサー、レートはどうなのかねぇ~日本と違って…」 「Excuse me」 「?日本と違って、もうちょっと…」 「Excuse me」 立て続けに聞こえたその「Excuse me」の声に、まさかとは思い2人とも振り向く。 すると、すぐ後ろにアメリカ人風のカップルがSちゃんの方を向いていた!! 「えっ…俺!?」 歳はリコたちと同じ歳くらいか、 彼女の方がSちゃんに続けて話しかけてきた。 「Where is M&M?」 M&Mはどこにありますか!? 工エエェェ(・д・)ェェエエ工 他にもストリップ通りにはたくさんの人たちが歩いていて、 ジャパニーズのリコたちが浮いちゃうくらい、他はアメリカ人っぽい人たちばっかなのに、 なぜにリコたちに道を聞く!? もしかしてM&Mの袋持ってたから? 「え…」 道を尋ねられて答えるなんて、英語の授業で習ったコトならあるけど、 全然言葉が出て来ねぇ!! Go streetとturn rightくらいしか思い浮かばねぇ!! 突然のコトに豆鉄砲を食らったような顔をしたSちゃんを見て、 リコが何か言おうとしたものの、 Sちゃんはすかさずその女性に近づき、右腕を挙げてM&Mのある方向を指差した。 な、なんて説明するんだ!?Sちゃん…!! なんかカッコイイぞ!! 「ん~、コカコーラ~…」←Sちゃん 指差す先には大きなコカコーラの瓶がついている建物。 頷くカップル2人。 続けてSちゃん、親指と人指し指で「ちょっと」というしぐさを見せながら… 「And… チョット!…向こう!チョット!…M&M!!」 向こう…と言いたげに、手をパタパタさせてジェスチャー。 「おっ、Oh~Yes!Thank you!!」 わかったんかーーーーーい!(爆) 本気でわかったような笑顔を見せてお礼を言った彼女の後ろで、 なぜかウケてる彼氏。 ナイスな説明だ!みたいなコトを言って白い歯を見せながら、カップルはSちゃんが言った方へ歩いて行った。 隣でポカンと見ていたリコも大笑い。 「何笑ってるだ」 「ん~コカコーラ!And…チョット!向こう!…M&M!!」(真似) 「なんで!?すげーわかりやすかっただろ、俺の説明!」 「わかりやすかったけど、なんかすごい笑えた…アハハハ」 その時のモノマネは帰国後もしばらく続いたのでは言うまでもない。 ベラージオにようやく戻ってきて、入口でまた噴水ショーを見た後部屋へ。 歩き疲れて今日はもうヘトヘトかと思いきや、 Sちゃんは帰ってくるなり「リベンジ行くか!!」と大はりきり。 「え~お金大丈夫なの!?」 「これ使ってダメなら、明日日本円を換えてくか」 今日は夜10時すぎからベラージオのホテル内であのシルクドソレイユのショー、 「O」を見る予定。それまでの2時間くらいの短時間勝負へとホテルのカジノへと出た! 今日こそは…絶対に勝たなければ!!昨日の大負けを取り戻ーす! 「じゃあさ、今日は勇気を出してテーブルゲームやってみるかや」 と、提案するも… 「いいよ~俺はスロットで」 「じゃあ、リコ試しにやってみてイイ?ちょっとだけ!」 「何をやるだ?」 「なんかね、ドでかいルーレットみたいなヤツで、 人生ゲームのルーレットみたいになってるだよ。 どこに針が止まるか予想して、チップかけるの!!」 「わかるならやってみてもイイけど…」 「たぶん大丈夫だよ!!だってせっかくラスベガス来ただで、なんかそういうのやってみたいじゃん」 テーブルゲームの許可をもらい、スロットコーナーにSちゃんを残し、 好奇心旺盛なリコは$100を握り締め、そのドでかいルーレットがある場所へ。 その名前は「Big Six」! 縦型の巨大ルーレットをディーラーが回して、止まる場所を予想して賭けるゲーム。 ルーレットの中で目が少ない順から、ジョーカー/20/10/5/1と6種類の目があって、 出る確率が低い程、配当が大きくなる。 1倍から始まって、1番良いジョーカーは40倍にまでなる。 初日にカジノで見かけてから気になってたけど雑誌にも載ってないし、 見たカンジではそのくらいしかわからんけど… えぇいッ、勇気を出してがんばってみよう!! テーブルは結構にぎわっていて、ひとつだけ席が空いていた。 めちゃんこ緊張したけど、その空いている席に座り、すかさず$20札をディーラーへ。 そして、生まれて初めてカジノで手にするチップとやらをディーラーから渡された!!! キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!! ←なんか懐かしい まだチップを渡されただけなのに、早くも大興奮! 最初は無難な2や5あたりにかけて、ディーラーの様子や場の雰囲気をつかむ。 …なーんて余裕がド素人のリコにあるはずもなく、 チップって意外と重いんだなぁとか、 椅子高ッ!!とか、顔では平常心を保ちながら、全く落ち着かない状態だったよ。 しかし…これが当たらん当たらん。 時々当たってちょっと増えても、それ以外は減る一方。 両脇のカップルもたまに小さいのが当たるくらいで、何だか微妙。 最初にチップに換えた$20はあっという間になくなってしまい、もう$20追加。 その頃様子が気になったのかSちゃんがやって来たよ。 「全然ダメだよ」 だいたい誰かが20(配当は20倍)にムキになってかけてる時は全然20来ないのに、 かけるのをやめた途端ひょこっと20が来たり、 ディーラーが狙ってるんじゃないかと思えてきたけど、 回す時に背中側にあるルーレットを全く見てないんだよね。 全然ダメというリコを心配して数回Sちゃんが後ろで見ていてくれたのだけど… 「おい、リコ。たぶんあれディーラーだいたい狙ってるぞ」 「でも回す時ルーレット見てないに」 「鏡あるじゃん、ディーラーの前に。あれで見てんだよ」 「そーなの!?」 ディーラーがルーレットを狙って回していたかどうかは別として、 何も知らない初心者のリコは、初のテーブルゲームであっという間に$40負け。 (・ε・`) でも!挑戦できた満足感はイッパイ。 Sちゃんもやってみれば良かったのに! そんなこんなで約2時間カジノで時間をつぶして、また2人で負け。 しょんぼりしながらもホテルに戻り、おしゃれな服に着替えるリコ。 さぁいよいよ、楽しみにしていたOのショーだ!! このショーで、Sちゃんの身に…あるコトが起きる! <つづく> お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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