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果てる底なきこの国の闇がちらっと見えてしまった。社内でペラペラしゃべるわけにもいかないので、ここで気休めに。 A社が始めた新規事業はなかなかうまくいってなかった。撤退を考えていたところに、B社から事業参画の打診が行われた。A社は渡りに船とばかり事業を丸ごと売却する逆提案を行った。B社はA社の提案を飲んだ。A社にとってこの事業の現在価値はマイナスであったので、1円であろうとも売却できればそれでハッピーと考えていた。 ここまではよくある話。さて、そのA社で新規事業を担当していた役員はA社を去ることとなった。B社は投資事業組合を作り、その下にA社から買った事業を行う子会社Cを作った。A社でその事業を担当していた役員はA社を去り、C社に移った。 ちょっと変だけど、こういうこともあるのでしょう。 しかし、A社からC社に移った役員が、A社にいる時からB社傘下の投資事業組合に出資していたとなると、これはどのように考えるべきか? A社内ではきちんと事業の査定も行い、契約内容も審査しており、この役員が不正を行う余地はなかったと思われる。 しかし、しかし、この役員が闇につながっていることは確か。その闇は容易に暴かれないのだろうとも思う。 特に欲の深い人間の情念が蠢く時にはぞっとするような闇が作られるものなのだと思った。足をとられないように気をつけなければ、日常のすぐ近くにその闇が迫っている時もあるのだとも思った。 税務調査官と指しで話をして、やっと彼らが何をしにきたのかが分かった。しかし、気の毒なことにここを叩いても残念ながら闇には届かないだろう。 税務調査官が詰めている会議室を出て一人になってから、自分は昨日までの自分とは違う顔をしているのだろうなと思った。 かといって、自分はその闇を怖いと思うのかといえばそうではない。そういう形でしかお金を回せない人達を憐れだと思う。同時に許せないとも思う。 ともかく投資をもっとうまくやっていきたいものです。私にできる小さなことから始めるしかありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年02月24日 11時01分44秒
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