カテゴリ:生き方
初のプレミアムフライデーとなった2月24日。15時に仕事を切り上げて…という触れ込みだが、15時って中途半端な時間だと思う。銀行が15時で閉まるから、というイメージで音頭をとったのかもしれないが、お役所的な発想だなと思う。民間大手では富士通が今回実施したそうだが、15時ではなく、午後に有休を消化しましょうと社員に推奨したそうだ。
みんなが同じ時間に一斉休暇をとったら、空いた車内で座りながら帰るとか、呑み屋に行って貸し切り気分を味わうとか、そういうことはできなくなるから意味がない気がするのだけれど。 「工場など、製造物の工程に労働者が合わせて働く仕事でない限り」という前提だけれど、労働者一人一人が一番集中できる時間帯に、仕事を一気にやってしまうというのが一番効率が良いと思う。 脳機能で考えると、人間が集中できる時間は普通で90分、集中することが得意な人で約2~3時間だという。そして物事に集中しているときには、他人が話しかけたり、ふいに物音がしたり、他のことに気を取られない場所で仕事をするとパフォーマンスがあがる。言い換えると、それら「邪魔」が入ると、再び集中するまでに時間がかかるので、結果作業効率が落ちるのである(だから私は、スマホを持ち歩かないし、あまりそういう機械をいじらない。時間はある程度の固まりで、ひとつのことをやっていったほうがパフォーマンスが上がるから)。 というわけで、個人的には、月末金曜に一律で早く仕事が終わる、というやり方でなく、フレックスの勤務形態を増やせばいいと思う。コアタイムを昼過ぎくらいに設定して、会議はそこにぶち込んでしまえばいい。いくら早めに上がれたって、同じ時間にみんなが同じ行動をすればラッシュアワーはなくならないし、会社を離れてから行う「サラリーマンの行動」というのはある程度習慣づけられているから、みんなが行きそうなところは混んでしまうからだ。 それが無理なら、せめて15時というしょっぱい時間から休みにするのではなく、昔みたいに半ドン、つまり午前で終わりにしてしまえばいいのになと思う。 ちなみにプレミアムフライデー第1回目の日は、安倍総理は坐禅をしたとツイッターにあった。そのあと上野で博物館に行くとも書いてあったが、行動スケジュールから鑑みるとおそらく谷中の全生庵で坐ったんだろう。2年ぶりくらいなんじゃないかな。 私は出張だったのだけれど、15時にはちょうど温泉に入っていた。 いや、たまたまこれも業務だったのだ(汗)。クライアントを連れて地方におり、昼間に温泉に入るというのは流石に調子が狂う。時計ばかり気にしていて、ほっこりできなかった(^^; 開き直って楽しんだほうが精神的にはいいかもしれないのだが、どうもできないんですよね。 私の働き改革は、意識の転換を改革した方が早そうだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017年02月26日 13時30分27秒
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