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トランプ大統領が米中首脳会談中にシリアにトマホークを打ち込んだ。
それを伝える第1報は4月7日の日経の夕刊に載っていたけれど、見出しは「米、シリア攻撃」となっていた。どうしてこれを「先制攻撃」とか「開戦」と書かないのかが不思議て仕方ない。大小はともかく、戦闘がはじまったのに、その事実を婉曲に避けるかの表現をすることについて、違和感を感じる。 湾岸戦争の時もそうだったが、日本の新聞は戦争開始ということをダイレクトに伝えない。 相場の方向感も難しくなってきた。細谷化工や興研などの軍事系の株が続伸しているし、金も小高い。 反面、JALのような「平和な時にはフラフラ騰がる株」は下げている。旅行系の株はしばらく厳しいだろうけれど、それだけではなく、全体的に下がるエネルギーの方が強くなる気がする。 昔読んだのだが、戦争や有事の時に株がどう動くのかを解説した良書で『富・戦争・叡智』(日本経済新聞社)というのがある。バートン・ビックスが自身の豊富な歴史観と知見、そして膨大なチャートを盛り込んだ本なのだが、これを少し読み返したくなった。 というのも、下手すると世界は再び大戦になる可能性があるからだ。 現代史において「東京オリンピック」というキーワードはシンボリックで、1940年に東京がオリンピック開催権を返上した時は第二次世界大戦中だった。1964年にアジア初の開催となった東京オリンピックの年は、10月10日の開催日の2か月前にトンキン湾事件が起き、ここからアメリカは泥沼のベトナム戦争をはじめる。 昨今の世界情勢を見ていると、2020年もなんかいやーな感じがするのだ。 うろ覚えで恐縮だが、ビックスの本の解釈では、基本的に「有事の時は最初株価は騰がってその後下がる」だった。 さすれば株を手じまい、キャッシュポジションや金の比率を上げるのがセオリーだけれど、それでも逆行高して騰がる株の特徴やセクターはないかな?ということを今一度考えてみたい。 <お酒メモ> 4月7日金曜日 バローロ 赤 イタリア グラスで1つ半 桜ラベルのワイン 赤 フランス 1/2本 瀧自慢 純米大吟醸 1合 酔鯨 純米 半合 イタリアワイン 白 グラスで2つ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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