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京セラの創業者でJALの再建に携わった稲盛和夫氏は「現世とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場」だと説いている。
毎日を生きてきて、ときにしんどかったり、試されているなと感じることがある。 その時「ああ、この状況をどう過ごしていくかで、魂が磨かれるかどうかの分け目なんだな」とぼんやり思うことはある。わざわざどこかに出向いて修行みたいなことをして、精神を磨こうとかそういうことをしようとは思わない。意識を高くすることを目指すほど、私の内面は崇高にできていないようだ。 また、優秀でもないから、人と同じことをしようとしても、どうしてもたくさん時間がかかってしまう。人が見ていないところでコツコツやるしかないのだ。 でもその愚直なやり方でも結果的に「魂を磨く」ことになっているのかなと思うこともあるし、わざわざ「魂を磨くために何かを求め」なくても磨くことはできるのかなとも感じる。本当は辛いことや苦しいことなんか起きない方がいいのだが、そんな人生うまくいくわけでもないので、ちゃんと嫌なことは定期的に訪れる。だから「魂が削られる思い」をすることは間々ある。 テニスのラリーに例えれば、来た球を打ち返すだけで精一杯の毎日で、相手のコートのどこに打ち返そうとか、球に回転をかけようかとか、そういう余裕は一切ない感じ。 よく言えば一心不乱、悪く言えば「周りが見えていないし、あそびがない」。その泥臭いさまを褒めてくれる人がたまにいるが、もう少し要領よくできないものかなー。魂を磨いているさまを客観的に見てみたいが、それができるようになったら「悟り」をひらいたということになるのかもしれない。道遠し。というか、たどり着かないよなー。 <お酒メモ> 5月20日土曜日 生ビール 大ジョッキ 1つ シャルドネワイン 2種類 合計2/3本くらい お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
テニスのラリーという言葉に反応してしまいました。
大昔、高校生から20年くらいやっていた時に色々なテニスの本を読みました。今でも覚えているのは、ラリー中は相手を見て反応するよりも、ボールに集中し、自分のストーリー(次や次の次にどうするか)で動くほうがうまくいくし上手になるという達人の言葉でした。 (2017年05月22日 13時39分46秒)
J001さん、こんにちは。
>ラリー中は相手を見て反応するよりも、ボールに集中し、自分のストーリー(次や次の次にどうするか)で動くほうがうまくいくし上手になるという達人の言葉でした この文章を拝見して、とてもためになりました。ありがとうございます。 最近思うのですが、どんな道でも、正解と言うか、ある種の解にたどり着くための極意は似たようなものなのかもしれません。 (2017年05月26日 16時40分49秒) |
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