カテゴリ:健康~こころとからだ
深夜から腸がしくしくと泣いてまったく眠れないまま朝を迎えた。
私は親の言うことはほとんど聞かずに育ち、会社でも上司の言うことを聞かないと言われるが、腸の言うことには従う。今朝も結局「動くと(身体全体が)ひどくなるよ」という感じだったので、飛び石連休のはざまで、対外的に非常に感じが悪いのだが、休暇を取った。 なんで腸の言うことは素直に聞くかというと、どうも腸の調子如何によってその後の健康状態が変わるのだ。炭鉱のカナリア的な位置づけなのである。 「腸造血説」という学説があり、提唱した医師の名前をとって千島学説と呼ばれることもある。これは葬られた学説と言われているのだが、要は「血液は腸で作られる」というもの。血液は骨髄が作るというのが常識ということで、一笑に付されていたが、最新の学術誌では、一部腸の繊毛で作られる血球もある、ということがわかってきた。 人間、何かのパーツが欠ければ他の何かがある程度補ってくれるものだと思っている私は、人に笑われようと腸の様子を頼りにしている。もともと骨髄は空腹状態や飢餓状態だと血液を作る能力が鈍くなる(らしい)ので、食事回数が少ない自分は、腸によるところが大きいのではないかと思っている。 第一、最低必要な1日の平均カロリーを摂っていない生活を10年くらいしているのに、他の人より健康に見え、痩せているように見えないそうだ。仙人が食べる霞じゃないが、食べ物の匂いだけでお腹いっぱいになることもある私の腸が別の働きも担ってくれていてもおかしくはないのである。 「お茶と水だけでいい。あとはトイレに行ってくれればいい」と腸が言うものだから、その通りにしていたら、腸の動悸が収まり、汗をたくさんかいて体内の変な粗熱もとれてきた。3日前からの頭痛も全快ではないが少し楽にはなっていて、お休みしてよかったのかなと思っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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