雅の日記~お気楽生活をめざして

2023/10/28(土)13:42

ぬるま湯相場

投資(1631)

2011年から始まったアベノミクス相場から今までの12年間、途中コロナショックがあったものの、基本的には右肩上がりの簡単な局面だったといえる。いわば「ボーナスステージ」で、この間資産を増やした人はたくさんいる。 米国株をここ数年さわって儲け、有名になった投資家さんから「ゴルディロックス相場」という用語を教えてもらった。名前の由来が気になる方は検索していただくとして、基本これは「ぬるま湯相場」だと思っている。 正直、アベノミクスが始まる前は、入金投資をしながら少しずつ資産が増えて、調子こいたころに暴落が来て、元金よりも少しだけ増えたところまで落ち、また資産が少しずつ増えていき…を繰り返していた。どう考えても運用は下手だと思う。私は株の運用が得意じゃない、好きじゃないというのは本心からだ。こんなことを繰り返して、自分に運用能力があるとはとても思えないし、何回も賽の河原で積んだ石を壊されることを繰り返していて、それが楽しいとはちっとも感じないのである。 株つらい。 というわけで、そろそろこのぬるま湯相場もいい加減終わるのかななどと思うのだが、どう畳むのかが悩ましい。会社員の収入を当てにできなくなったうえ、もともと配当金厨房なので、株を減らすと配当も減る。ただ、相場下落期で景気が悪いと配当も減配するし、株の評価額もどんどん棄損していくので、思い切って株を減じたほうが本当はいい。要は欲のバランスの問題なのだ。 そもそもだが、第3次世界大戦的な感じになってくれば、自分のチンケな資産なんか何の役にも立たない。紙のカネを出しても食べ物や移動手段、暮らす場所なんかも確保できなくなるかもしれないからだ。だからゴールドを実物で欲しいなとは思っている。保管が大変だし利子もつかないが、当面をしのぐのに必要なアイテムであることは理解しているのだ。 外国の格言で"The road to hell is paved with good intentions"(地獄への道は善意で敷き詰められている)というのがある。これがどうも頭に浮かぶ。2024年からはじまる新NISAがそうならないといいのだけれど。

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