シータ(theta)と仲良く
坐禅と睡眠と入浴と飲酒。これらは好んで取り入れていることだが、脳波でいうとシータ(theta)波というものが出てくる行動だという。いずれもやっている最中にアイデアがひらめく。シータ波というのは4Hz~7Hzの周波数で浅い眠りの時に出てくるそうだ。半覚醒の状態で、バラバラの情報をつなげていく作用をもたらすという。面白いのは脳波は5種類に分類されていて、Hzの低い順に 1)δ(デルタ)波 ~4Hz ノンレム状態や幼児でよく出てくる脳波2)θ(シータ)波 4Hz~7Hz 作業の集中や効率性の上昇をもたらす3)α(アルファ)波 8Hz~13Hz リラックスしている状態4)β(ベータ)波 14Hz~29Hz 覚醒と集中。何か覚えるときに優位になる波形5)γ(ガンマ)波 30Hz~ 緊張状態やイライラしているときに出るとなる。ギリシア数字の順に並べると上記の3)→4)→2)→1)→5)となる。どうしてこういう順になったのかはわからないけどバラバラなのが面白い。シータは坐禅を長期間修養としてやっている人には現れやすくなるという。曹洞宗のお坊さんと坐禅未経験の医者の脳波を比較した実験結果の話のところに書いてあった。入眠時はアルファが最初に出て、次にシータが出てくるそう。シータが浅い眠りと深い瞑想時に表れるというのが興味深い。坐禅しているときは私も半分寝ているのかな(笑)そういえばアニメ『天空の城ラピュタ』のヒロインの名前も「シータ」だ。あれは主人公のパズーや悪役のムスカがシータを取り合う物語だが、宮崎駿監督は名付けたときに、この脳波のことでも考えていたのだろうか。いずれにせよ、シータを日常発現させる機会が多いほど、生産性が高まり、時短につながるのかもしれない。シータと仲良くして悪いことはない。<お酒メモ>5月13日火曜日ファビュラスアント ピノノワール ハンガリー 赤 1/2本光栄菊 無濾過生原酒 ヌーン クレッセント 2合半