|
カテゴリ:雅楽
今日は告別式での奏楽です。
正午前に会場に入り、吹く場面と曲目を確認。 開式5分前に盤渉調の音取を吹き出したのですが… 下の合竹の押さえが1本違ってた 思えば、これが波乱の幕開けだったのかも。 曲目が昨日と少し変更になった事もありますが 自分が吹いてる音が他管と合ってないなと思ったら 同じページに載っている違う曲を吹いてました それは上手くごまかせたかなと思ってたんですけど…。 極めつけは「千秋楽」を吹いてる時でした。 殆どこの曲を吹いた事がないと言えば言い訳になりますが、 次ページがある事に気づいてなかったんです。 しかも、吹き出すと手が塞がってしまうので 次のページを知っていたとしてもめくれないんですね。 こうなってしまうともう、焦りしかありません。 意地でも音を途切れさす事だけは避けたいと 篳篥のメロディーを聴いて合った音を出してました。 2帖目の頭に入った時にA先生が譜面を指差してくれて なんとか軌道修正はできましたが…。 これだけボロボロになると泣けて来るんですけど、 気が張ってるのかそれでも涙は出なかったんです。 しかーし、ひ孫ちゃん(小学3年くらい?)が お別れの手紙を読まれたんです。 これがまた涙腺を思いっきり刺激してくれまして… これをきっかけに 間違いだらけの楽を捧げてしまった申し訳なさが急上昇、 涙が止まらなくなってしまいました。。。 A先生には 「失敗して成長していけば良いよ、 誰も失敗しようとして失敗してる訳じゃないし」と なぐさめられて余計に泣くという(苦笑)。 私がマジ泣きしてたので、 遅れて控え室に戻ったTパパが「どうしたの」って驚いてました。 親族でもないのに誰よりも泣きはらした目で 出棺時にも「越殿楽」を吹きました。 多くの方に「生楽が聴けて感動した」と仰って頂きました。 でも、私的にはひ孫ちゃんの手紙の方が感動ものでしたよ。 約1名、お耳汚しな演奏をしてしまいましたが 故人が安らかに旅立たれた事を祈ってやみません(合掌)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.06.12 00:32:47
コメント(0) | コメントを書く
[雅楽] カテゴリの最新記事
|