2016/03/02(水)23:26
邦楽セミナー。
今日は邦楽セミナーに参加させて頂きました。
といっても、私たち雅楽会は呼ばれた方。
音響家さんたちに雅楽そのものを知って頂く事と、
雅楽の演奏の収録方法(マイキング)を試す内容です。
雅楽や楽器についての講座は1時間20分、
旦那が1人でスライドを用いながら喋り、
その他7人は後半の部からの出番でした。
1人ずつステージに呼ばれ、自分や楽器の周りに
4〜5本のマイクを仕込まれて演奏すると。
で、どこに仕込んだマイクで録音した音が
観客席からはベストな音なのかを聴き比べるのです。
1人約15分、ステージにぽつん。
笙や篳篥や龍笛は曲を吹けば良いのだけれど、
太鼓の私、「ずん」と「どう」を打つしかない。
なのに、マイクの位置を遠ざけたりするなどして
意外と時間がかかりましたね。
全ての楽器(3管・3鼓・両絃)でそれをやった後、
ようやく合奏を聴いてもらう事に。
しかし、平調の音取をやったところでまたしても
2種類のマイクの録り方の聴き比べに。
しかも、それで質疑応答コーナーへと
セミナーを締めに入りだすではありませんか。
これだけじゃ太鼓と鉦鼓の出番がないので
「越殿楽」の2行を演奏しました。
その後はまた雅楽そのものと楽器についての質問があって、
時間が余ったからと「陪臚」を一帖披露して終了しました。
でも、大体、それで終わらないのよね。
2人の方が私の方に来て譜面を見せて欲しいと。
で、見せるとみんな同じ物を持っているの?と。
その時は笙の譜面を持ち合わせていなかったけど
各管で全然違うんですよとお答えしました。
その質問タイムが終わって片付けて解散。
本番そのものは簡単な事でしたが、
何となく緊張したのか、少し疲れたかも?