オールドボーイ
恐ろしくて刺激的な映画だった。パク・チャヌク監督は、2004年度カンヌ映画祭において審査員であるクエンティン・タランティーノ監督に”最も注目している監督”と言われているだけあって、工夫に満ちた作品を撮る監督だ。一番驚いたのが、主人公のオ・デスが集団に囲まれて一人で全員を相手に戦うシーンがあるのだけど、1カットで4、5分の格闘シーンを撮っている事。そのシーンはカメラの動きは横スクロールのみで役者達の演技のみがあって台詞すらない。リアリティーなシーンだった。監督曰く、「私はもう一作、復讐をテーマにして『復讐三部作』を作りたいと思っているんです」パク・チャヌク監督は以前にも復讐を描く映画を1作品撮っている。と言うことで、次の作品も楽しみ。そして、貫禄のあるチェ・ミンシク、ヒロインの若くて演技力のあるカン・ヘジョン、2人の存在感が良かった。観ればわかるはず。