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中小企業診断士が通信制高校教師へ@埼玉

中小企業診断士が通信制高校教師へ@埼玉

◆◆中小企業診断士という資格について

『中小企業診断士は独学でなれる』

中小企業診断士という資格について
1.中小企業診断士になろう
2.中小企業診断士の魅力
3.中小企業診断士の研究会は仕事になる?
4.中小企業診断士の更新研修ってなに?
5.更新研修での失敗
6.中小気が用診断士の研究会は診断士だけ?
7.新しい中小企業診断制度
8.中小企業資格の更新制度について
9.中小企診断断士の制度変更
10.制度が変わったら勉強法も変更しないといけない?
11.信頼性の向上
12.診断士になると本が書ける?
13.編集者って怖い人?
14.診断協会東京支部新人歓迎交流会


1.中小企業診断士になろう
●中小企業診断士になろう
このサイト提案は、「お金と時間という資源を最大限に活用して、独学で中小企業診断士になろう」というものです。
それでは、なぜ、中小企業診断士なのか、なぜ独学を勧めるか、について述べていきます。

●なぜ、資格を取るのか
リストラの嵐吹き荒れる中、能力給、年俸制、など、サラリーマンを取り巻く環境はますます厳しくなっています。
ただ単に、がんばれ、勉強しろ、給与は能力に応じて、といわれても、行き先を示されずに鞭打たれるようなもので、これでは途方にくれるしかありません。自分の価値を高めつつ、なおかつそれを周りにも表現できるもの、それが資格だと思います。

●業務独占型資格と名称独占型資格について
資格には、業務独占型と名称独占型資格があります。業務独占とは、例えば、「弁護士でなければ、裁判で代理人となることはできない」し、「企業の税務処理報告は税理士(または税理士登録をした公認会計士)でなければできない」といったものです。つまり、その資格がなければ、その仕事ができないということです。これに対して、名称独占型資格は、業務をする上で資格は必要としないが、資格を名乗るのは有資格者に限られるというものです。

●中小企業診断士と経営コンサルタント
中小企業診断士は、名称独占型資格です。つまり、コンサルタントになるのに、資格は必要ありません。自分でコンサルタントであるといえばコンサルタントです。しかし、中小企業診断士でなければ、中小企業診断士とは名乗れません。

●資格を取る必要性
中小企業診断士でなくともコンサルタントができるならば、中小企業診断士になる必要はないのでしょうか。
まず、中小企業診断士となることで、専門バカでなく、経営全般についての広い視野を持つことができ、それを外部に対してもアピールすることができます。
さらに、様々な専門分野をもつ中小企業診断士とのネットワークが作れます。


2.中小企業診断士の魅力
●診断士のメリットとは
中小企業診断士でなくともコンサルタントにはなれます。でも、中小企業診断士になることで大きなメリットがあります。いくつかあげてみます。

●人脈ネットワーク
中小企業診断士になって一番変わることは、人脈のネットワークができることです。普通のサラリーマンにとって、日ごろの付き合いといえば、社内か、仕事上の関連会社。仕事以外といえば、学生時代の友人ぐらい、という人も多いのではないでしょうか。中小企業診断士になれば、確実にネットワークが広がります。

●研究会への参加
資格取得者は、お互いの勉強をかねて研究会を作っていることが多くあります。中小企業診断士も、業界動向、実例検討、など業務に結びついたものから、パソコンの使い方など、多方面の研究会があります。同じ中小企業診断士として、同じ土俵で学びあい、話あうことができます。こうした研究会では、会社組織とことなり、上下関係はありませんので、対等な立場で交流することができます。

●中小企業診断士を勧める理由
サラリーマンが自分の価値を高め、なおかつそのことを外部にアピールでき、さらに、様々な専門分野をもつ人脈のネットワークが構築できる、これらが、中小企業診断士の取得を勧める理由です。

●これから
これから、勉強法の選択、中小企業診断士試験の概要、勉強する上でのポイント、役立つサイトなどの情報を紹介していきます。


3.中小企業診断士の研究会は仕事になる?
●研究会への参加
中小企業診断士になってよかったと思うのは、研究会に参加したときではないでしょうか。都内であれば、平日の18時30分ごろから、いろいろな会場で研究会が開催されています。

●何をやっているか
東京支部の例では、建築業、小売業、リスクマネジメント、コンピューター、ベンチャー、福祉など取り組んでいるテーマは
多岐にわたります。それぞれの分野に興味を持った診断士が仲間とともに勉強する会、という性格のものです。テーマを核に、いろいろな専門の人が意見交換する場となっています。

●人脈
企業に勤務していると、自社の社員と取引先企業としか会わないものです。異業種交流会に参加するという手はあり、これでも人脈は広がります。ですが、このような会で自分が興味を持っている分野に、アドバイスしてくれる人に会うのは至難の業でしょう。

●仕事になる?
ただし、研究会に参加して、直接、仕事につなげようと思っていると、あてが外れるかも知れません。仕事の紹介場所ではないと考えるべきでしょう。結果的に、互いの能力を認め合い、協同で仕事をすることになることはあっても、はじめからそれを目的にはできないでしょう。

●懇話会
東京支部などでは、研究会とまでいかなくとも、興味を持った分野の診断士が集まり、懇話会として活発な活動を行っています。また、東京支部の下部組織である支会にも研究会がありますので、出席する研究会を選ぶのに苦労するかも知れません。


4.診断士の更新研修ってなに?
中小企業診断士には更新制度修があります。合格して登録しても有効期限は5年間です。5年後に登録更新の要件を満たして申請しなければなりません。

更新研修を行うのは指定研修機関で、現在、(社)中小企業診断協会と(株)実践クオリティシステムズの2機関が指定されています。

●「新たな知識の補充」に関する要件

新たな知識の補充として、座学研修を受けます。4時間の研修で1点、更新期間(5年)の間に5点必要なので、毎年受ける必要があります。東京地区では、平日の13:00から17:00まで行われることが多いようです。内容は、IT関連、業界の話題、診断事例など、最近の話題が2時間、「新しい法律・施策」が2時間、というパターンが多いようです。

論文審査を受けるという手もあります。座学研修に準ずる内容の資料に基づき、論文を作成し、登録研修機関にて審査を受け合格することが必要、とされています。座学の受講を受け忘れていたときに、診断協会に相談すると、論文のテーマとなるような資料を渡されるそうです。

論文が審査を通らないと、診断士でなくなってしまうので、それなりに力をいれて書くことになります。それなら、半日研修会場にいたほうが楽?かもしれません。

なお、座学研修の講師をしても、1点となります。

●「実務能力の維持」に関する要件

基本的には、更新研修の登録研修機関が行う研修(実務能力更新研修)を受講することになります。2日間で12時間の研修で3点になります。5年間で9点必要なので、5年間に3回受講することになります。

内容は、6~8人ぐらいのグループで、様々な対象企業の現状分析をして、提案内容をまとめる、といったものです。実務補習の2日版といったところです。

後で述べる理由で、企業内診断士が中心です。なかなか、普通では会うことのできない、他企業の診断士と知り合えるチャンスですので、研修というより異業種交流会だと思ったほうが楽しく参加できると思います。

現役コンサルタントが少ない理由ですが、コンサルタントとして対価を得て中小企業の経営の診断、経営に関する助言などを行えば、1日1点でカウントされるからです。

同期の診断士が個人事業を立ち上げ、互いに対価を得て診断しあえば、カウントされるのか?という疑問もありますが(それなら研修を受けなくてすむ?)。


5.更新研修での失敗
更新研修の概要は、前回書かせていただきました。更新研修での失敗例とよかった例を紹介しておきます。

●失敗例1

診断協会の更新研修は、申し込み開始日が決めてあり、基本的に先着順になります。第一希望日が満席のときは、記載しておいた第二希望日になります。

座学研修で、たまたま、第一希望日にぎりぎりで入れなかったらしく、第二希望日のトップグループになって、最前列で受講したことがあります。運悪く、前日飲み過ぎで(運じゃない?)、死にそうな思いをしたことがありました。

●失敗例2

こちらは、自分の責任ではありませんが、申し込み番号でグループ分けされるので、メンバーに恵まれないこともあります。思い込みが激しく、突っ走りやすい人がグループにいると、まとまらず大変なことになります。研修は延長はなく、基本的に時間内に終わりますが、その分、時間をきちんと守る必要があります。それなのに・・・、という感じです。

●よかった例

実務研修は2日間あり、それなりにボリュームがあります。今までの研修のなかで、特に参考になったのは、コーチングです。理論を学び、実際に応用することで、本を読んだだけで理解できなかったことが、わかってきたと思います。通常、自分の得意分野を受講する人が多いようですが、まったく新しい分野に挑戦してみるのも、いいと思います。


6.中小企業診断士の研究会は診断士だけ?
だけではありません。

インターネットで、診断協会などの研究会を調べると、「診断士を対象に」とか、「原則として診断士とする」、と書いてあって、診断士以外も「準会員」などとして、参加を認めている研究会もあります。

メールなどで連絡を取って、参加してみるのも勉強になると思います。
ただし、会員同士の勉強の場ですので、物見遊山の参加は禁物ですが。



こんな方もいます。ベンチャー事業を立ち上げるために診断士を目指していた方です。合格する前に、ベンチャー支援の会で中小企業診断士の方と知り合い、その方の所属しているベンチャー支援の研究会に参加することになりました。

その結果、診断士合格前に自分の事業を立ち上げることができたそうです。



もちろん、いつもこんなにうまくいくとは限りませんが、診断士のネットワーク力が発揮された例だと思います。


7.新しい中小企業診断士制度
経済産業省に新しい中小企業診断士制度の在り方(案)が公表されています。簡単にまとめると、中小企業診断士の名称は、コンサルタントをしている人のみに限定しようという考え方のようです。

しかし、これによって中小企業診断士の最大のメリットである、診断士同士のネットワークがうまく機能しなくなってしまうのではないかと思います。

企業内勤務者と独立コンサルタントは入手できる情報の量・質とも異なると思います。研究会などを通じて、お互いに足りない部分を補うのが、診断士の魅力だと思います。

このネットワークから、企業内診断士が抜けてしまうことは、独立診断士にとってもいいことではないと思いますし、将来独立を考えている企業勤務者が独立するための助走の機会を奪ってしまうことにつながると思います。

まあ、自分たちの考えている方向に近づけるため、当初の案は過激にすることも良くありますので、このまま決まるとは限りません。

また、変ったら変ったでいろいろと対応する手はあるのではないかと思っていますが。


8.資格の更新制度について
新しい中小企業診断士制度について、いろいろ話題になっています。特に更新制度について取り上げられていることが多いようです。更新とは何でしょう。

有資格者に対して、資格の欠落事項に該当していないかどうか確認するものと、資格者であるだけの実力を維持しているかどうか、を見るものなどがあります。

運転免許は、視力検査ぐらいですので、欠落事項に該当していないかどうか見るタイプといえそうです。

実力の維持といっても、一定期間に一定の講習等を受けたかどうかで判断しているものが多いと思います。ITコーディネーターは知識ポイントと実務ポイントを取得して更新するタイプです。

ちなみに医師は更新制度そのものがありません。各分野に専門医という資格があり、これは、指定講習を受けていることが更新の条件になっています。

その他では気象予報士は更新制度がありません。合格後4000円ほど払って登録すれば、一生資格者として扱われます。

中小企業診断士には、どんな更新制度がふさわしいのでしょうか。


9.中小企業診断士の制度変更
新しい診断士制度の案が公開され、パブリックコメントも締め切られました。最終的にどうなるか、わからないため、不安を感じている受験生の方も多いようです。

でも、現行制度のうちに合格を目指す、と考えたほうがいいと思います。現行の制度に合格した人には、たとえ制度が変わってもそれなりの配慮が期待できるでしょう。

また、今年合格すれば、更新が問題となるのは、5年後です。同じ立場の診断士同士で考えれば、いい案も出てくると思います。

様子を窺って、制度が変わってしまうのを待つよりも、いいのではないでしょうか。


10.制度がかわったら勉強法も変更しないといけない?
今回の制度変更案では、試験制度も大きく変更する案になっています。

特に、すべての科目が100点満点になっていることなど、今までの勉強法を変えるべきかどうか、気になるところだと思います。

しかし、結論的にいえば、たとえ制度は変更になったとしても、勉強方法は大きく変わらないでしょう。

すべて100点満点になっているのは、科目別合格制度を考慮してのものでしょう。その割りに、試験時間が違うなど、整合性が取れていないように思います。

企業経営理論と財務・会計が中心科目なのは、2次や合格後のことを考えても間違いありません。

試験科目からはずれることになった新規事業開発は、もともと他の科目と重なる部分が多かったので、結局、勉強すべき内容は変わっていない、と考えていいと思います。


11.中小企業診断士にたいする信頼性の向上?
診断士制度の変更の目的を診断士の信頼性向上としています。信頼性とはなんでしょう。

診断士と名乗れば、信頼性が得られるようになるのでしょうか。普通に考えても「無理」だと思うでしょう。

前にも、独立した中小企業診断士は、診断士の看板で稼いでいるのではなく、自分の実力で稼いでいると書きました。

どんな資格であれ、実力を推定する一助にはなっても、信頼性を保障するものにはなり得ないでしょう。

信頼性向上のためには、企業の役に立つ診断士が増えることしかないでしょう。そのためにも、優秀な人材が診断士となることを願っています(独学でかどうかはおくとして)。


12.中小企業診断士になると本が書ける?
通常、会社勤務しているだけでは、社内の書類を書かされることは多くても、対外的に発表する文書を書く機会は、あまりありません。

診断士になると(その気でいればですが)、かなりの頻度で話が回ってきます。

まず、すぐにでも書いたものが印刷物となるのは、診断協会や、協会の支部の会報です。特に支部の会報なら、かなりの確率で掲載してもらえます。研究会の活動報告や書評など、テーマはいくらでもありそうです。

また、視察旅行などの報告を、分担して雑誌に投稿することもあります。この場合は書店に並びますので、それなりに力を入れて書く必要があります。

さらに、研究会のメンバーで、書籍の共同執筆や、自分で企画を出版社に持ち込んで、単著で執筆ということもあります。

書くまでは、自分にかけるのかどうか不安ですが、私の場合は、「自分のコンテンツをわかりやすく書けば良い」といわれて気が楽になりました。

確かに、診断士が書く(発信する)ということは、表現力や芸術性を評価してもらうためではありません。自分の考え、発想こそが商品であるはずです。


13.編集者って怖い人?
本を書くまでの編集者のイメージは、「なかなか書かない著者をホテルに缶詰にする人」という程度のものしかありませんでした。

数人とはいえ、雑誌や書籍の編集者の方と知り合うことができました。

一人目は、お話をしているだけで人の良さが伝わってくるような誠実な方でした。
二人目は、良い本とはなにか、という理想をもった情熱的な方でした。

このお二人と知り合うことで、「編集者は本好きの良い人が多い」というように、イメージが非常によくなりました。

その後、雑誌の編集の方ともお付き合いをさせていただくようになりました。単行本と異なり、一定期間しか書店に並びませんが、雑誌の特色がでるような紙面作りの努力が感じられました。

非常に几帳面な方もいる一方、原稿をアップするまでは頻繁に連絡をいただくのですが送付すると・・・、という方もおられました。通常の書籍より締め切りの厳しさもあるかも知れません。

単行本でも、もう一度校正が出るとのことだったのに、ある日本が送られてきて、開いてみると著者(つまり私ですが)の名前が違っていた!!!、なんてこともありました。

ちなみに、ここで何度か紹介した「新米コンサルタント」では、直接、編集者の方にはお会いしていないので、コメントできませんが、わけのわからない(?)グループのコンテンツを本にしてただいて、本当に感謝しています(多少お世辞?)
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14.東京支部新入会員歓迎交流会
昨日、東京支部の新入会員歓迎交流会がありました。東京渋谷で、約600人の参加がありました。そのうち新入会員は半分弱でしょうか。いずれにしても、大盛会(というか大混雑)でした。

歓迎会


今回は、東京支部と、支部の6つの支会(中央、城東、城西、城南、城北、三多摩)の合同歓迎会で、支部の歓迎会、支会の歓迎会、それぞれの研究会、懇話会の紹介、懇親会でした。

私も、某研究会の紹介要員として参加してきました。研究会の方は、特定領域というか、マニアックな分野なので、訪問者は多くはありませんでしたが、それなりにいろいろとお話をすることができました。

新入会員の方は、30歳代が半分以上だそうです。IT関連の診断士の方が増えて、年齢が若くなってきています。

積極的に活動するメンバーを集めるために活動状況をアピールする側、有意義な研究会を見つけようと回る側、どちらにもなかなかのパワーを感じました。




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