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カテゴリ:働くということ
「田植えはゴールデンウイークを避け、5月半ばに有給休暇で」と、福井県が実家の農業を手伝う職員にこう呼びかけたそうです。
兼業農家率が9割と高く、例年、大型連休に田植えが集中しますが、それだと穂が出る時期が近年の猛暑と重なり、品質が落ちて福井米のブランド力に傷がつく、というのが理由です。 コメは県の農業産出額の7割を占めるが、日本穀物検定協会による福井産コシヒカリの2007年の食味評価は5段階評価で真ん中の「A′」。同年の1俵あたりの価格は1万4053円。近隣の新潟、富山、石川を下回っているそうです。 黄金週間に田植えをすると穂が出るのは7月下旬ごろ。県によると、最近5年間のこの直後10日間ほどの成長期の平均気温は平年より1、2度高く、この時期に高温が続くと、粒が割れる胴割米となったり、乳白色に濁り食味が落ちたりする被害が出やすい、としています。一臂う、出穂期が8月初旬ごろなら、成長期の平均気温は1度ほど下がるそうです。 福井県では来年度、全農地の6割で遅植えの実施を目指す、としています。ただ、地域で助け合っている生産組合加盟の農家の場合、皆が休めるのは5月の連休となり、1人だけずらすのは難しい、とのコメントもあります。 いずれにしても、県が(田植え休暇とはいえ)有給休暇を職員に奨励するのは珍しいことです。日本人の葉たらい型も少しずつ変わってきたのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.09 04:55:57
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