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2019.08.20
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テーマ:ニュース(99398)
カテゴリ:science
スイスの会社が開発中の「Hypocat」は、猫アレルギーの発症を抑えるワクチンです。今年4月に研究結果が発表されてから、時を経て再びネットで注目を浴びはじめています。

Hypocatの最大の特徴は、人間ではなく猫に接種するタイプのワクチンであることです。具体的には、アレルゲンとされる猫の体内で自然生成される「Fel d 1」と呼ばれる特定のタンパク質にアプローチします。植物ウイルスに由来するウイルス様粒子に遺伝子タンパク質を結びつける働きがあり、粒子のみであることから新たに疾患を引き起こすことはないとしています。

安全性については、現時点で猫に対して長期的あるいは深刻な副作用はないことがわかっています。これは、Fel d 1には猫の免疫システムに重要な機能が含まれないためだと考えられています。

うまくワクチンが作用すれば、猫が生成するFel d 1の量が大幅に減ることになります。猫のアレルギーを持つ人の約90%はFel d 1に対する抗体を生成するため、Fel d 1が減れば猫が低刺激になるという仕組みです。

あらゆる実験を通じて、50匹以上の若い猫の後脚にワクチンが投与されました。最近の実験では、9週間にわたって3回投与したり、一部の猫には6か月後に追加接種したりして反応が観察されました。

結果的にすべての猫は、アレルゲンに対する持続的な免疫反応を発達させて、追加接種を受けた猫に関しては抗体レベルを高く保ったといいます。猫の血液から採取された抗体からは、Fel d 1を中和させるかのような結果がみられたいっぽう、猫の唾液や涙液はFel d 1の生成が少なかったこともわかりました。また、こうしたサンプルを人間の血液と混合すると、より少ないアレルギー反応を引き起こしたといいます。

猫によってはすでにFel d 1が低い状態で、健康上の明らかな問題もみられていないとのことです。また、ワクチンが完全にタンパク質を除去することはないことも安心材料として捉えて良さそうです。

全体的に、いまのところは期待が持てそうな所感ですが、研究としてはまだ"前臨床"データの段階として捉える必要がありそうです。HypoPet社は、米国と欧州の薬物承認機関と協議している最中であることから、人間を被験者にした臨床実験など今後もさまざまなプロセスを経る必要があることを明かしています。





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最終更新日  2019.08.20 05:20:05
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