2019/12/07(土)05:00
胃潰瘍の治療薬「ニザチジン」に発がん性物質で、一部を自主回収
胃潰瘍の治療薬「ニザチジン」に発がん性物質で、一部を自主回収ゼリア新薬工業は、胃潰瘍などの治療薬「ニザチジン」の一部を自主回収すると発表しました。出荷した製品から、基準を超える発がん性物質が検出されたそうです。これまでに大きな健康被害は報告されていないとしています。回収の対象は、2017年2月~18年12月に出荷された製品の一部です。厚生労働省は9月、胃潰瘍などの治療薬に発がん性物質が含まれる可能性があるとして、製造販売会社に成分を分析するよう指示していました。今年に入ってから同効薬のラニチジンなどが自主回収されています。