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テーマ:ニュース(99446)
カテゴリ:science
千葉工業大学は、日油株式会社、JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同研究にて開発した宇宙を汚さないクリーンなロケット推進薬について公表しました。 2021年3月25日、千葉県千葉市にある千葉工業大学千種グラウンドにおいて新小型固体ロケット2機に"宇宙を汚さないクリーンなロケット推進薬"を搭載し、打ち上げ実験を実施したそうです。 通常のロケット推進薬では、性能が向上のため金属燃料を用いるため金属酸化物などが排出され、宇宙空間を汚染することが指摘されていました。 今回のロケット推進薬では、燃料兼結合材として用いられている高分子材料に高エネルギ物質で ある Glycidyl Azide Polymer (GAP)を採用することで、金属燃料を使わないことによる性能低下が抑制できたとしています。 打ち上げ実験は2回行われ、いずれも予定通りの高度へ到達し実験は成功。これにより、新しいロケット燃料の有用性が確認されたとしています。 今後はクリーンな推進装置として、人工衛星や惑星探査機などに搭載し、他の惑星を汚染しない推進系としての利用が期待されます。
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最終更新日
2021.05.15 04:30:05
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