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カテゴリ:中国史
中国の春秋時代 <越>国に 范蠡(はんれい) という人物がいました。 呉王 夫差(ふさ)を破り 越王 勾践(こうせん)を補佐した 范蠡は、絶頂期に辞職を願い出ます。 勾践の人相を 「労苦は共にできても栄華は共にできない」 とみたからです。 范蠡は、 財産を家僕に譲り 家族と共にわずかな家宝を持ち さっさと<越>を去りました。 この引き際 見事ではありませんか その後 范蠡は、<斉>へ亡命し 鴟夷子皮(しいしひ) と名前を変え、商人になりました。 「安い時に買い、高い時に売る」 ということを繰り返すと 范蠡は、巨万の富を築きました。 斉王は、鴟夷子皮が 越王 勾践を覇者にした名軍師 范蠡と気づき 斉国の宰相として迎えたいとお願いしました。 しかし、 范蠡は、固辞し 財産を知人たちに分け与え 家族と共にわずかな家宝を持ち さっさと<斉>を去りました。 <陶>という国にたどりつきました。 そこで、再び 商人として働き、巨万の富を築きました。 この土地で范蠡は 陶朱公(とうしゅこう) と人々から呼ばれました。 中国史の中で 戦略家として成功し 商人として成功した人を 私は他に知りません。 国事においては、宰相となり 商人になっては、巨万の富を築きました。 范蠡の人生 あまりに鮮やかではありませんか。 見事です。 【中国史シリーズ】 2006.07.31 「”完璧”をめざせ!<前編>」・・・完璧の語源 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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