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カテゴリ:講座/AJ関連
昨日は隣県で 人権研修会の講師を。 主な参加者が 小中学校の校長先生や 人権担当の先生方、行政の方など 自分より立場的に上の方ということで 少々緊張気味だったところ、 思いがけずとても立派な会場で、 しかも手話通訳さんも2名いらしてて 緊張度がさらに増していた中、 研修会の前に人権啓発推進ビデオを 30分間視聴する時間があって。 もちろん内容を参加者の皆さんと共有したかったし 緊張をほぐすためにも 私も会場の一番後の席で視聴しました。
ビデオというよりは本格的な映画だ~。 有名な俳優さんも数名出演されていた。 内容は、かいつまんでいうと、、、 25歳のアスペルガーの青年が 介護老人施設で介護士として再就職をし、 彼なりに頑張って働くのだけど、 障がいを告知していなかったことで職員からは 「人の気持ちがわからない」 「空気が読めない」 「なんでそんなこともわからないの!」 と叱られ続け、そして とうとう大きな問題が起きてしまう、、 そのため彼は仕事を辞めようとするのだけど、 障がいを持っていることを母親が話し、 最終的には上司や同僚や周囲の 理解と協力と適切なサポートで 利用者さんからも慕われるような 介護士としてがんばって働いている、、、 というような話。
正直、この内容に驚き、 とても他人事だとは思えず、 食い入るようにスクリーンを観ていた、 そして、思わず至る所で涙が出る始末。 参加者の方からも鼻をすする音が。 が、余韻に浸る間もなく終了と同時に 「では研修会に入ります」と すぐさまバトンを渡され、 どうしたものかと思いながらも マイクを持ち、挨拶から始め、 そして今の気持ちを正直に語りました。
今のビデオを見て 今、色んな想いがこみ上げていること、 それはなぜか、ということ、そして、 息子が生まれてから今日まで、 彼の権利を守るために必死だったということ、 発達障害者支援法などまだない時代に 手探りで小中と過ごしてきた中で、 先生やママ友や地域の方等に関わる時に、 今回皆さんにお伝えするアサーティブが どれだけ役立ってきたことか、 どれだけ助けられてきたことか、ということ、 そのコミュニケーションの考え方と方法を 今日は皆さんにも是非知ってほしいということ。
そんなことを誠実に話したことで 私は落ち着きを取り戻せたようです。 いつものように研修を進行し、 無事時間どおりに終了できてよかった。 参加者の皆さんが 楽しんで学んで下さっていますように。
あ~、まだまだだな私。 プロとしてそこに立つのであれば、 平常心を持っていることは大切。 泣いちゃいかんな(苦笑)。 でも、突然の心揺さぶられる出来事があっても 何とか対応できたということは うんと自分を褒めたいと思う。
校長先生や諸先生方などなどの心に 私の想いが、 アサーティブの大切さが、 少しでも届いていますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015年09月18日 22時07分58秒
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