SmileHeartの笑顔日記

2016/07/23(土)10:30

母への想い。

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私の両親が慣れ親しんだ山口県から私たち子どもが住む東京へ移り住んでもうすぐ6年。 そして母が認知症のお薬を飲むようになって2年が経つ。早めの対処が功を奏して、緩やかに、本当に緩やかに症状は進んでいるように見える。知らない人が見れば「全然普通、そんなことない」と言ってくれるほど。まだ1人で電車とバスと飛行機を乗り継ぎ山口にも帰省できる。  けどショックな事があって。先日母が私の誕生日を思い出せなかった。冗談かと思ったらそうではなかった。父の誕生日も兄の誕生日も覚えていたのになぜ私の誕生日がわからないの?もちろん責めてはいません。でもすっごく悲しかった。(口には出していません) けど明るく「じゃあ覚えてほしいな~」と私は言った。  もうすぐお誕生日の私は、絶対覚えてもらおうと考えた(笑)。  「お兄は虫歯の日(6月4日)だから覚えてる~」と言った母。だから、「私は『歯にいいひだからね~(8月21日)』」と話したら「そっか~、お兄は虫歯でだめだけどあなたは、歯にいいんじゃね~」とか言ってた・笑  これから毎日電話で確認復唱トレーニングだ(笑)  こうやって少しずつ忘れちゃうことが増えるんだろうな。悲しいけれども現実。山口に住み続けていれば全く違ったのではないかといつも自分を責めてしまう。呼び寄せたのは実質私だ。 ごめんね、ごめんねって思う。出来る限りのことはしたいと心の底から思っているけど、日々の忙しさを理由になかなかできていないのが現実。 ごめんね。 今できることをやっていこう。  でも母はどんな母でも大好きな母に変わりない。万が一私のことを忘れる日が来たとしても私は忘れないよ、いっぱいいっぱい優しくしてくれたこと。現実を受け入れてるつもりもいったりきたり。しょうがないか。  今日は会いに行けなかったから電話で話した。「あなたに塗ってもらった、足のマニキュアをず~っと見ちょるんよ、すっごくきれいだな~って。ありがとね~。サンダルはいてでかけたよ。」 と嬉しそうに話していた。 何度でも塗ってあげる。お母さんの喜ぶ顔、ずっと見ていたい。

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