2008/05/15(木)05:48
国産赤松の桁・・・H邸リフォーム【飯島町】
本体屋根には瓦屋さんが入ってくれていますが
まだまだ建て方作業は続いています
今回はリフォーム工事ですから
解体しては造り・・・
解体しては取り付けるって作業がもうしばらく続きます。お天気が悪ければ外の仕事は出来ませんから、晴れ間を縫って
外の仕事を優先して行っています
写真は勝手口の屋根になる部分に棟梁が『赤松』の桁を掛けて、下屋部分の屋根を造ってくれているところです。
少し節はありますが、『赤松』の木目が綺麗じゃないですか・・・
最近では『松くい虫』の被害で伊那谷でも赤松の立ち枯れ被害が広がっています。
山の荒廃がますます被害を広げる結果になっているようです。
昔は当たり前だった地元の赤松も
ここまで山が荒廃してしまい、『松くい虫』被害が拡大した現在では
貴重品の部類に入るようになってしまいました・・・
確かに歩留まりが悪く、製品にするまでに手間も掛かる・・・
そして管理が悪ければ『アオ』が入ってしまって商品価値がなくなってしまう『赤松』ですが、こうして製品になってみると、人工乾燥の米松などには無い『美しさ』と『木肌の艶』そして独特の『木の香り』に心惹かれます。
一度乾燥した材料は木の成長に掛かっただけ強度を増し続けると言われています。
そして長い期間を掛けて乾燥させた材料は高熱を掛けて無理やり乾燥させられた材料と違って粘りが有るんですよね・・・
確かに外国産の材料に比べて国産材は少し高いかもしれません。
でも防カビ剤などの薬剤で処理され、途方も無い輸送コストを掛けてトラックや船で地球の裏側からやってくる外国の材料・・・
私達は何にお金を払っているんでしょう・・・
外国産材を頭から否定する気は有りませんし、現在輸入をストップしてしまったら、日本の建築は成り立たなくなるでしょう。
私だって米松を使います。
頭の片隅に置いてほしいんです・・・
乱伐によって砂漠化している外国の山の事
伐採されずに荒廃していく日本の里山の事
◆今日は天気が良さそうです・・・(笑)
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