2008/11/09(日)15:47
感謝の気持ちのある人、無い人
人は皆、自力でできることは限られており、様々な人に助けられて生きています。
このことを心から意識し、それが行動に出る人と、そうでない人がいます。
コミュニケーションを円滑にし、良好な人間関係を作っていく上で、
感謝の気持ちを持つことは、非常に大切だと思います。
例えば、一般的なビジネスマナーで、
こちらから電話をかけたり、訪問をするときは、
「お忙しいところ恐れ入ります」や、
「いつも大変お世話になっております」などと言いますよね。
用事があるから電話をしたり、訪問をしているのですが、
自分の用件よりも先に、
相手が自分の為に時間を割いてくれることや、
普段取引等をいただいていることへの感謝を伝えます。
このマナーを守らない人は、単にマナーの問題ではなく、
元々自分のことしか頭に無いのではと、疑ってしまいます。
また、人から褒められたときのリアクションにも、
その人の心の中身が見えるような気がします。
全く喜びを表さない人は、表面的には謙虚に見えるけれども、
意識が自分だけに向いており、
他人がしてくれた協力等に目が向いていないことはないでしょうか。
「あなた様、皆様のお陰です」とは、
勝利インタビュー等でよく聞く言葉です。
フェアプレイに勤しみ、トップクラスのゲームに勝利する選手ほど、
苦しみを超えて、今ここにいる自分は、
必ずしも実力だけで生きてきたのではないと、
感謝の気持ちを心から感じるのだと思います。
そう考えると、感謝の気持ちを表現できる人ほど、
いろんな人の協力を得て、
一流になることができるのかもしれませんね。