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2004年12月23日
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カテゴリ:ごあいさつ。
この言葉を聞いたことがある人は、
教育界になんらかの関わりのある人ではないだろうか。

平成17年度から現在の「特殊教育」改め「特別支援教育」となる。
これに伴い、この数年の間に現在ある盲・聾・養護学校が事実上なくなる。
名称の変更はもちろん、障害種にわけない教育を目指す。
これらの学校はこれから数年の間に、「特別支援学校」という名称に変更されるのだ。

実際、現在の特殊教育の現場でみると、
特殊学校、特に盲・聾学校には単一の障害の子どもは少ない。
多くの生徒が重複の障害を持っている。

自閉症と全盲と難聴、肢体不自由と弱視と知的障害など、
一人の子どもが複数の障害を持っている場合がある。

このような子どもたちは、どの学校に入るのか?

今までにもたくさんの論争があったが、
今回の改訂により、といっても急には変わらないが、
たくさんの障害を持っていても、
普通校に行くことができるようになる。
もちろん、受け入れができるかどうかはまた別問題だが・・・。


もう一つの目玉は、軽度発達障害と呼ばれる
LD、ADHD(注意欠陥多動障害)、高機能自閉症の子どもたちのケアである。

見た感じは健常の子どもと変わらず、そのような障害があるように見えない。
そこが今、現職の、特にベテランと呼ばれるクラスの先生たちに理解されにくい。

今までのやり方では通用しない。

その子どもへの対応がわからず、学級としてうまく機能しなくなる。
学級崩壊につながり、先生も精神的にまいってしまい、長期休暇を取らざるを得なくなる。
これはめずらしい話ではないようだ。


まだまだ課題は多い。
でも、今回の改訂は教育界の明治維新といってもいいくらいの、思い切った改訂である。
この改訂でどうなるか、やってみなければわからない。
ぜひ、プラスの方向に進むように願っている。





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最終更新日  2004年12月24日 08時01分34秒
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