カテゴリ:ごあいさつ。
この言葉を聞いたことがある人は、
教育界になんらかの関わりのある人ではないだろうか。 平成17年度から現在の「特殊教育」改め「特別支援教育」となる。 これに伴い、この数年の間に現在ある盲・聾・養護学校が事実上なくなる。 名称の変更はもちろん、障害種にわけない教育を目指す。 これらの学校はこれから数年の間に、「特別支援学校」という名称に変更されるのだ。 実際、現在の特殊教育の現場でみると、 特殊学校、特に盲・聾学校には単一の障害の子どもは少ない。 多くの生徒が重複の障害を持っている。 自閉症と全盲と難聴、肢体不自由と弱視と知的障害など、 一人の子どもが複数の障害を持っている場合がある。 このような子どもたちは、どの学校に入るのか? 今までにもたくさんの論争があったが、 今回の改訂により、といっても急には変わらないが、 たくさんの障害を持っていても、 普通校に行くことができるようになる。 もちろん、受け入れができるかどうかはまた別問題だが・・・。 もう一つの目玉は、軽度発達障害と呼ばれる LD、ADHD(注意欠陥多動障害)、高機能自閉症の子どもたちのケアである。 見た感じは健常の子どもと変わらず、そのような障害があるように見えない。 そこが今、現職の、特にベテランと呼ばれるクラスの先生たちに理解されにくい。 今までのやり方では通用しない。 その子どもへの対応がわからず、学級としてうまく機能しなくなる。 学級崩壊につながり、先生も精神的にまいってしまい、長期休暇を取らざるを得なくなる。 これはめずらしい話ではないようだ。 まだまだ課題は多い。 でも、今回の改訂は教育界の明治維新といってもいいくらいの、思い切った改訂である。 この改訂でどうなるか、やってみなければわからない。 ぜひ、プラスの方向に進むように願っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年12月24日 08時01分34秒
コメント(0) | コメントを書く |
|