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カテゴリ:産まれたときのこと
出産した産院の新生児室には、ガラス越しにたくさんの赤ちゃんたちが並んでる。
その中に、私の産んだダウン症の赤ちゃんもいた。 お見舞いに来られたおじいちゃん、おばあちゃんたちが赤ちゃんを品定めするかのように見ている…。 お願い、見ないで って、心の中で何度も叫んだ。 見られることが、すごく、すごく嫌だった😢 そして、一日に何度か自分の部屋へ赤ちゃんを連れて行く時間があり、その時、必ず誰かとすれ違う。 すると、必ずみんな、赤ちゃんの顔を見てくる…。 健常の赤ちゃんを産んでいたら、何も思わず、嬉しいことだったと思う。 だけど、私の赤ちゃんはダウン症。 お願い、本当に見ないで って強く思った。 エレベーターで誰かと一緒になったときは、あのわずかな時間さえも耐えられなかった。 ダウン症の我が子の顔が見えないように、私は自分の体でダウン症の赤ちゃんを隠した。 本当、ひどい母親でごめんね…。 部屋で二人っきりになっても、涙しか出てこない。 赤ちゃんを見て微笑んであげることも、声をかけてあげることもできない。 ただ、淡々とミルクを作り、時間をかけて飲ませ、オムツを替える…。 誰にも弱音を吐かず、人前では涙を見せず、自分の感情を押し殺していた。 ダウン症の赤ちゃんを産んだあのときの私には絶望しかなかった。 にほんブログ村 にほんブログ村 ******************* リトルミラクルズ スナグルミー ギフトセット ぞう ゾウ ブランケット ぬいぐるみ プレゼント 出産祝い お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.01.06 10:20:13
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