Feel at ease～smiley

昨日、途中で観るのをやめてしまった、「人間の証明」のビデオを観た。
映画の内容とドラマの内容は　だいたい同じような感じなのだが、やはり細かいところが少しずつ違っていた。
松坂慶子の役は映画では岡田茉莉子という女優さんが演じていて、職業がデザイナーという設定である。ドラマでは　あまり息子をかわいがっていない感じがするが、映画では息子をとても大切にしている。
殺されてしまうジョニーヘイワードという役を　どうしてドラマでは池内博之にやらせたのかと思ったのだが（濃い顔だし、外人ぽいといえば　そう見えるかもしれないが　ちょっと黒人という設定には無理があるような気が・・・）映画の方でも　この映画の主題歌を歌っているジョー山中という人が演じていた。おそらく黒人と日本人の間に生まれた子という設定なので　本当の黒人ではない配役を選んだのだろう。
私は　このジョー山中という人をほとんど知らないが　ハーフなんだろうか？目が大きくて、英語もうまくて、池内博之に比べると　かなり外人ぽい。ただ　ちょっと日本語も上手すぎるような気もしたが・・・。それから、ドラマに出てくる　りりぃ演じる相馬晴美という役は映画には出てこない。映画では　ニューヨークのシーンも結構多いが、これからドラマでも多くなっていくのだろうか。
映画を観た後でドラマと比べると、時間をかけられるぶん　ドラマの方が丁寧に作られていて、より哀しさが伝わってくるようなかんじがする。
映画の感想は一言でいうと　やはり悲しい物語だった。

昨日の日記にも書いたように、この映画は　とても贅沢な俳優の使い方をしていて、ほんのちょい役で大滝秀治や坂口良子、伴淳三郎などが出ている。横山めぐみの役で、氾　文雀が出ていたがすぐさま死んでしまう。
どこに出ていたのかさえ気付かなかったのだが、深作欣司(映画監督）や森村誠一（作者）なども出演していたらしい。
私の大好きな北の国からのメンバーも多数出演している。地井武夫も全然目立たない若い刑事役で出ているし、竹下景子（殺される老人の孫役）、岩城滉一（岡田茉莉子の息子役）、大滝秀二は飲み屋の客で出ていた。
竹之内豊の棟居も好きだが、松田優作も　かっこよかった。
私は鶴田浩二が　痩せた松方弘樹のように見えて、主人に松方弘樹と鶴田浩二は親子ではないのかと聞いたが　似てないし違うと言われた。似てると思うんだけどなぁ・・・。

今日　たまたま本屋で人間の証明の文庫本をみつけたので　少し見ていたら、森村誠一が　「野生の証明」も書いたのだということを初めて知った。この「人間の証明」もそうだし、あと「青春の証明」というものも書いていて、証明シリーズ3部作というふうに宣伝されていた。ヘぇ～知らなかった。
この映画「人間の証明」は角川映画第二弾で、私が小学生のころには角川映画は薬師丸ひろ子や原田知世などの映画でもう全盛期だったから、もっと歴史が古いのかと思っていたが、意外と新しいものだったのだということを知った。人間の証明が２作目だとすると、１作目は野生の証明だったのだろうか。
先に内容がわかってしまうので　嫌だという人も多いかもしれないが、もし嫌でない人は　映画を観てからドラマを観てもなかなか面白いかもしれない。よかったら　お試しください。