423222 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

らくてんオヤジの世相手帳

PR

Headline News

Category

Comments

背番号のないエース0829@ Re:近年の楽天ブログは改悪の一途(12/06) ご無沙汰しております。私のこと覚えてお…
Kwaqukjp@ alXGBcVHphob This is afterward one way of lenders at…
Uqqxkjvv@ XfWzqVqDcvKkzh As with any added type of amount due th…
Tsbpbtou@ YnoRtKDJZJJvKVG Quick payday loans are assemble on mult…

Profile


スマイリー・ネット

2006.08.27
XML
**********************************************
○●○ スマイリーの読書クラブ・新版 ●○●
**********************************************
-スマイリーの読書クラブ-
1.ほぼ毎月一回発行です。
2.読書好きの方々に、多彩な書籍の情報をお送りします。
  気に入っていただけたら、オンライン書店で、すぐに購入できます。
3.コンテンツは次のとおり。
 (1)注目のビジネス書
 (2)「今月のおすすめ書」または「新聞・雑誌の読書コーナーから」
 (3)特集
 (4)図書館の蔵書から
 (5)今月の心に残る言葉
 (6)スマイリーの日記
4.登録・解除はこちら
http://www.mag2.com/m/0000131354.htm
*****************************************************
     -第6号(2006年8月28日発行)-

0.始めに
本好きの皆さん、こんにちは!スマイリーです。
元気にお過ごしですか。
最近になって注目すべき著書が次々にでてきました。
今回は、前回に引き続き、Web2.0関係と、日本史関係、それに今回初めて、「ゴーマニズム宣言」で知られる小林よしのり氏を取り上げました。

(目次)
1.注目のビジネス書
―岡部敬史「ブログ進化論」(講談社新書。800円+税)―
2.今月のおすすめ
―磯田道史「殿様の通信簿」(朝日新聞社。1300円+税)―
3.特集:東京裁判
―小林よしのり「いわゆるA級戦犯」(幻冬社。1400円+税)―
4.図書館の蔵書から
―復刻版・星新一「声の網」(角川文庫。438円+税)―
5.今月の心に残る言葉 
6.スマイリーの日記「『炎上』と『荒らし』」


************************** 本誌 *******************************

1.注目のビジネス書

―岡部敬史「ブログ進化論」(講談社新書。800円+税)―

●私自身、今もいろんなブログサービスを試している段階ですので、事例の豊富なこの本は大変興味深かったです。
●章立ては、「序章 なぜブログは流行ったのか?」「第一章 日記としてのブログ」、「第二章 メディアとしてのブログ」、「第三章 ビジネスとしてのブログ」となっており、一般に言われている視点は網羅されています。
●「はじめに」で、ブログが、死を目前にした、体が動かない重病の方の生きがいになっていたケースや、孤独な老人がブログをはじめることによって「誰かと繋がっている」と信じられ、生きがいとなったケースが紹介されます。
●「序章」では次のような事例が紹介されています。自分の食事メニューの写真を、簡単なコメントだけつけて載せていた方が、ある日、ブログを更新しなくなります。そして、新潟大地震で被災されたことがわかります。5日後、待望の更新がなされます。そこには「暗闇の中ストロボで撮影された菓子パンと袋のままのウインナーだけが映し出されていた----」
なんというドラマチックな展開でしょう。
●「第一章 日記としてのブログ」では「炎上」という現象がとりあげられています。これについては、最後の「スマイリーの日記」で別の角度からとりあげます。
●「第二章 メディアとしてのブログ」で、著書は、ブログが、アメリカのように既存メディアの批判勢力になることを期待しています。
●もっとも、私自身は少々違う見方をしています。「既存メディアの批判勢力」たりえそうなネットメディアは、むしろネット掲示板、それも「2ちゃんねる」くらい、と今のところ私は見ています。日本では、ブログは、「枕草子」や「徒然草」のような伝統的な日記や随筆、あるいは私小説のようなの道を歩むのではないか、という気がしています。
●「第三章 ビジネスとしてのブログ」では、いくつか実例が紹介されますが、企業でのビジネス利用はまだ始まったばかりのようです。現在のビジネス利用の主流はなんといってもアフィリエイト。ホームページやブログによる販売代行です。ネット・ブローカーと言いますか。しかしこれも売上規模がビジネスレベルにあるケースは1%くらいのようです。ビジネス利用はまだまだこれからです。
●この本の大きな魅力は、なんといっても豊富な実例の紹介にあります。ブログ活用の際のヒントになるでしょう。
ブログ進化論

2.今月のおすすめ

―磯田道史「殿様の通信簿」(朝日新聞社。1300円+税)―

●サイモン・スクリーチという英国人の江戸美術研究者がいます。30歳そこそこの若さで国際的に注目され、「アンファン・テリブル(恐るべき子ども)」と呼ばれた、文科系では珍しい早熟の研究者です。現在はもう50歳くらいになっているでしょうか。
●同じ江戸時代を扱う早熟の日本史学者が、日本でも現れました。茨城大学助教授の磯田道史氏です。1970年生まれという若さです。33歳のとき「武士の家計簿」を書いてベストセラーになりました。その後「近世大名家臣団の社会構造」で博士号を取得し、博士論文は東京大学出版会から出版されているそうです。
●私は「武士の家計簿」を読んで以降、氏のエッセーなどを、できるだけ読むようにしてきました。どの文章も実に深みのある、啓発される内容でした。
「この人は日本史学会の『アンファン・テリブル』だな」と感じました。
●その磯田氏が先月(7月)「殿様の通信簿」(朝日新聞社。1365円)を上梓しました。この著書も期待にたがわず、面白くて考えさせられる見事な内容です。
●この本は、「土介(どかい)寇(こう)しゅう記」という、元禄時代に書かれた古文書を元に書かれています。この古文書は、江戸幕府の隠密たちが集めた各地の大名の諸事情を、幕府の高官がまとめた、驚くべき文書です。
●例えば、忠臣蔵で有名な播州赤穂藩主、浅野内匠頭は、悲劇の主君として、ドラマでは美化して描かれています。しかし、「土介寇しゅう記」の評価は散々です。
●24歳時点での浅野内匠頭は、政治向きは家老以下にまかせ切りで、「昼夜女色にふけり」、美女を献上した家臣が取り立てられる、ということが横行。また、短慮で、領民への憐れみが薄く、家臣への非道の仕打ちもある。「このままでは、藩を潰すことになるだろう」とはっきり書いているそうです。討ち入りの10数年前の段階ですから、見通しの正確さは驚くばかりです。
●松の廊下の一件では、時の将軍綱吉が「浅野だけを一方的に断罪した」として後世、不評です。しかしこの文書の内容から判断するに、将軍綱吉が浅慮だったというより、どうも、浅野内匠頭の「不出来」ぶりを幕府はとっくに承知で、幕府全体が遥か前から赤穂藩の取り潰しの機会を狙っていて、「あのバカがとうとうやったか」という認識だったのではないか。そんな気がしてきました。
●大石内蔵助についても、主君の乱行をまったく諌めようとしない「不忠者」であると断罪しています。
●松の廊下の事件は、幕府にとっては、起きるべくして起きた、以外でもなんでもない「想定内の」事件だったのではないでしょうか。
●幕府にとっての誤算は、当然ながら事情を知らない世論が、赤穂藩にいたく同情したことだったのではないか。
●大石内蔵助もまた凡庸な男だったようです。大石家の先祖は武勇で知られていたことが、この本で紹介されていますが、先祖の武勇が無言の圧力となったであろうことは容易に想像がつき、あだ討ちせよ、という強い世論に背中を押されて、幕府の露骨なお膳立てのもと、あだ討ちに踏み切らざるを得なかったのではないか。そんな気がしてきました。
●ところで、他の大名に目を転じてみると、多くの大名家に共通して見られる傾向は、江戸時代始め頃までは、各大名とも戦国の殺伐とした気風を残していましたが、3代目くらいになると、政治向きを家臣団に任せ、自身は女色にふけったり酒宴や能楽など享楽おぼれる大名が非常に多くなることです。人間は、幼少からしたい放題にさせておくとこういうことになる、という良い見本です。
●後書きで、著者は興味深い知見を述べています。
「殿様の暮らしぶりを見ていて思うのは、ひとつには、ぜいたくが可能になってきた段階で、人間はどのようになってゆくのか、ということである。(中略)現代日本の我々と同じように飢えを知らず、やわらかく、上手い食事に箸をつけた最初の日本人であった。」そして「頭蓋骨まで未来化しており、現代の若者たちと顔まで似かよっていた。形質人類学者によれば(略)アゴが退化し、虫歯も多かったという。」
●当時の「大名たち」は、現代のわれわれの分身のようなのです。
●また、こうも述べています。
「殿様を見ていると、この国に存在した『組織』についても、考えさせられることが多い。」「いま、この国で起きていることには、日本人が持ってきた『習性』というものが、やはり深く関わってきている。例えば、今日、問題になっている『官僚国家の日本』というものも、批判するのはたやすいが、その背後には、たいへんな官僚国家のもとをつくってしまった江戸時代の日本というものが、しっかりと、横たわっている。」
●江戸時代260年をかけて築き上げられた「官僚社会」は、突き崩すにも200~300年かかるということでしょうか。
●こういう視点が、アンファン・テリブルたる磯田氏の真骨頂です。まことに傾聴に値する指摘だと思います。
殿様の通信簿

3・特集(1):東京裁判

―小林よしのり「いわゆるA級戦犯」(幻冬社。1400円+税)―

●久しぶりに寝食を忘れて読みふけりました。
●秀逸な劇画と、簡潔な文章による人物評伝の二段構成で、「いわゆるA級戦犯」の一人ひとりを描き出してゆきます。
●著者の指摘通り、私も、A級戦犯になった人たちがどういう人で、何の罪で犯罪者に仕立て上げられたかを知りませんでした。
●描かれた人たちの中には、どうにも好きになれない人物もいることは確かですが、しかし、少なくとも、「いかなる意味でも、犯罪者ではなかった。」という著者の主張は納得できます。
●「東京裁判は、ある意味で、原爆よりも日本人にダメージを与えた」という著者の鋭い指摘も納得できます。なにしろ、未だに、日本人自身の中に「A級戦犯を靖国神社から分祀せよ」などと主張する人間がいるのですから。そういう人たちも、この本を読めば考えが少しは変わるかもしれません。
●また、著者はこうも言います。戦争中は、国民自身が、頭に血を上らせて、さんざん打倒欧米を叫び、軍を煽り立てておきながら、敗戦後は、そして特に東京裁判後は、態度を一変させ、「日本を敗戦に導いたドジなヤツ」として、あれだけ日本のために命がけで働いた軍人や政府要人を犯罪者扱いしだした、一般庶民の醜い変節の様を見よ、と。
●この国民性は、今も変わっていません。昨今の、堀江貴文氏や福井日銀総裁にたいする、マスコミの、ヒステリックで底の浅い批判を見れば明らかです。
●今では、インターネットのお陰で、マスコミの論調は、イコール、民意ではないかもしれませんが、当時は、マスコミ、イコール民意だったでしょう。
●もちろん、「この本は判断が情緒的過ぎる」、「見方が一方的だ」という意見もあるでしょう。しかし、それをいうなら、もはや、著者以上の情熱と努力をもって、この本の内容を、自分自身で検証するしかないでしょう。
●この本は、我々の盲点を突き、我々に深い反省を迫る見事な著作だと思います。(以上)
いわゆるA級戦犯
(続く)






Last updated  2006.08.27 18:57:00
コメント(1) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
別の画像を表示
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、こちらをご確認ください。


コメントありがとうございました。   楽天瞳 さん
昨日は大人の塗り絵をTBさせていただきありがとうございました。

書籍情報のメルマガを出していらっしゃるんですね。岡部敬史の「ブログ進化論」、ブログ活用のヒントになりそうとのことなので、読んでみようかしら。 (2006.08.29 16:03:01)


© Rakuten Group, Inc.