らくてんオヤジの世相手帳

2006/11/05(日)18:15

素人交響楽団の力演に感動!

音楽・ワイワイガヤガヤ(34)

昨日の午後、演奏会に行ってきました。 某企業が、楽器が出来る社員またはその家族を集めて編成した、いわば素人による企業交響楽団の演奏会です。 指揮者だけは桐朋学園出身のプロを招いています。また、毎回プロのソリストをひとり招いています。 昨日は川崎市の「ミューザ」というホールで行われました。 曲目は、(1)マスネーの組曲「絵のような風景」、(2)あの有名なモーツァルトの交響曲40番ト短調、(3)サンサーンスの交響曲3番ハ短調・オルガン付き、の三曲です。 (1)は「タイスの冥想曲」で有名なマスネーの曲だけあって、親しみやすい美しいメロディーに満ちています。ただ、曲全体が少々ゴテゴテした感じがしました。ちょっと退屈しました。 (2)はご存知の名曲です。4つの楽章全てが、輪郭のはっきりした、魅力に満ちた曲ばかり、という極め付きの名曲です。「客引き」には、こういう曲をひとつはプログラムに入れる必要があるのでしょう。 当日の私のお目当ては(3)です。 名前だけは知っていましたが、初めて聞く曲でした。 これが実に素晴らしかったです。 久しぶりに感動しました! フル編成のオーケストラにピアノの連弾、パイプオルガン、というすごい編成で奏でられる音楽は重厚で深みがあり、その前に演奏されたモーツァルトの「40番」以上に感動的でした。 第一楽章の第一部は、精神的な深みを感じさせる重厚な音楽です。 第二楽章に相当する第二部は、オルガンの、低い、腹に響くような低音の上を、吸い込まれるような美しいメロディが流れます。 第二楽章の第一部は華麗なオーケストレーションが聴き所です。 最後の、第四楽章に相当する第二部は、いきなりオルガンのフォルテッシモで始まり、大きく盛り上がっていく、壮大なフィナーレでした。 これで指定席千円は安いです。素人交響楽団といっても侮れません。 今日、図書館に行ってさっそく(3)のCDを借りてきました。今夜もう一度聞いてみるつもりです。(以上)

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