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カテゴリ:音楽・ワイワイガヤガヤ
相変わらずシェーンベルクの音楽を聞いています。「京ぽん」に録音して、通勤途中に歩きながら。
12音技法をフル活用して作曲された曲は、まったく「変な音楽」です。 聴いていて連想する言葉は「百鬼夜行」や「妖怪百選」「奇形」などおぞましい代物ばかり。 美しい着物をまとった骸骨が歩いているような感じです。 「いっちょまえに楽器を使って、音楽のふりをしているなあ」なんて思ったりして。 時々リズミカルになったり、音に強弱がついたり、テンポが速くなったり遅くなったり、と「まるで音楽みたい」。 「メロディ」が徹底的に破壊されても、それでも「音楽」といえるのでしょうか。 タイトルは「ジーグ」とか「パッサカリア」とか、まるでバッハみたいですが、実際に演奏を聞いてみると、上記のような代物ですから、なんか笑いたくなります。 これは「音楽そのもの」の壮大なパロディなのではないか、そんな気がしてきます。 また、これは「音楽」とはまったく別の「音響芸術」なのではないか。 そんなことを思ったりします。 上記の曲を聞いた後、同じ作曲家の「室内交響曲」を聴くと、12音技法を使っておらず、調性も多少あり、メロディの破片が「音楽的に編集」されていて、なかなかいい曲です。なんだかほっとします。 シェーンベルクという人は「まともな音楽」も作れる音楽的才能の豊かな人みたいなんですけどねえ。(以上) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.12.03 11:01:01
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