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先週、楽天ブックスで注文した二種類の聖書がさっそく届きました。
英和対訳版と文語訳版です。 特に文語訳版は以前から欲しいと思っていたものです。 どちらも同じような装丁の、淡い穏やかな色彩の、どちらかというと、かわいい感じのする、小形の本です。 手に取ってみると、意外に軽いのに驚きます。 英和対訳版は、目次からして、びっくりです。 「マタイによる福音書」は、単に「Matthew」。 「マルコによる福音書」は、単に「Mark」。 「ルカによる福音書」は、単に「Luke」。 「ヨハネによる福音書」は、単に「John」。 一方、文語訳も、評判通りの格調の高さです。 「マタイ傳福音書」の中からちょっと引用してみましょう。 「イエス群衆を見て、山に登り、座し給えば、弟子たち御許にきたる。イエス口を開き、教えて言いたまふ、『幸福(さいわい)なるかな、心の貧しき者、天国はその人のものなり。幸福(さいわい)なるかな、悲しむ者、その人は慰められん。幸福(さいわい)なるかな、柔和なる者、その人は地を継がん。幸福(さいわい)なるかな、義に飢え渇く者、その人は飽くことを得ん。幸福(さいわい)なるかな、憐れみある者、その人は憐れみを得ん。幸福(さいわい)なるかな、心の清きもの。その人は神を見ん。--』--。」 難しい漢文で書かれた仏教のお経も、現代日本語訳が岩波文庫などに入っていて、わが家の宗旨である浄土真宗の関連の経典「浄土三部経」(上・下二巻)を読んでみましたが、内容的には、こちらはいまいち感情移入できない内容でした。 聖書のような「求めよ、さらば与えられん。」といった決め付け文句は「浄土三部経」にはやや少なく、理知的で論理的な内容のせいでしょうか。(以上) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.19 00:15:38
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