衝撃のゼブラ!!
イーグルス負けちゃいましたね。勝敗は最終戦へ持ち越しになっちゃいました・・・残念。 ブログさぼってた間も色々と買い込んでいたのですが、それらをちょっとほっといてつい先日購入したこちらを急遽ご紹介。 シマシマ鮮やかなゼブラウッド(合板)のウクレレ。コンサートサイズです。 ゼブラウッドを使ったウクレレはまだまだ流通が乏しく、あっても結構なお値段でホイホイと興味本位では買えません。以前手に入れた通称(?)「猿爺」も購入できたのはほとんど偶然でした。 そこへ!今回登場したのがこちら、サウンドハウスのオリジナルウクレレ、PLAYTECH PTUK350CZ。 これ、お幾らだと思います?なんと税込3,980円!! 「衝撃価格」が売り文句のストアですが、今回は久々にマジで衝撃を受けちゃいました。 コンサートサイズな上にゼブラウッド材ですよ、これ。コストパフォーマンス抜群で評判のALA MOANA UK-160シリーズ(マホガニー合板・ソプラノサイズ)ですら実売が3,500円前後である事を考えると、凄まじいまでの破格値です。 非常に特徴的な縞模様。木目は選べないので賭けになります。うちにはコアのようにややカーブした物が届きました。塗装は艶消しの極薄で、導管の凸凹が出る「オープンポア」と呼ばれるタイプです。裏側は直線で、一部モヤモヤっとした模様が入っています。表裏共にブックマッチでシンメトリーな柄が楽しめます。 側板も左右ブックマッチです。こちらはすごく目が詰まった柄でした。背板はブリッジ裏あたりで盛り上がったラウンドバック構造、しっかり楽器してます。 ちょっとセンター飛び出し気味の鋭角的なクラウン。 ヘッドにもゼブラの突板。安楽器によくあるペグ穴のずれもなく整った顔立ちです。ペグはクローズドタイプのギア式。ちょっと重くなりますが、動きはスムーズです。裏に貼ってあるビニールシールがめくれたりずれたりしていますが安物にはよくある事、気にしない。 「PLAYTECK」のロゴは今一つ不鮮明です・・・でもわりとどうでもいい(笑)ネックの材は不明、多分サペリあたりでしょう。指板はローズウッド、14フレット接続のトータル18フレット。シェイプはやや太めのカマボコ型。細すぎず太すぎず、握りやすいです。 指板も平ら、フレットも しっかり打たれていて波打ちもなし。 フレット端の削りは平面的。指板端も角があります。こういった所はコスト削減の対象なので、安楽器では仕方のない所でしょうか。一部僅かにはみ出していて指の腹に引っかかりを感じますが許容範囲でした。気になる人は軽くヤスリで削るといいでしょう。艶消しボディーなので多少指板を削ってしまっても目立たないと思います。 驚いたのがこれ!ネック画像で気付いた方もいらっしゃるかと思いますが ポジションマークにアバロンシェルが使われています! 普通は樹脂製のパーロイドですよね?この価格帯で使われているのを見た事ありません。「プレイテックの安ウクレレは化け物か!?(CV:池田秀一)」みたいな。 他にも地味ですがこの価格帯では見られない仕様が盛り込まれています。 ナットは質感から察するに、ボーン(牛骨)です。弦との接触面が少なくなるよう斜めにカットされています。Gibsonのギターがこの形を採用していますね。 溝は浅目なのでちょっと弦高は高いかな?そのせいで音程は弦によってはややシャープ気味です。気になる人は調整しましょう、元々ナットは個人の好みで手を入れる箇所ですし。弦 も安物によくあるヘロヘロのナイロンではありません。この色・テンション・音色・・・AQUILAのNYLGUT?だとしたらつくづく価格に見合わない贅沢仕様です。ブリッジはローズウッド、木ネジで留められています。2つの〇はその穴隠し。ここは少し造りが甘いです、角に一部ささくれがあります。 サドルはナットと同じ素材っぽいので多分ボーンでしょう。 ボディーにはバインディング。 アイボリー調でトップには黒白黒の3プライラインまで入っています。 ライニングもギター仕様のしっかりした物が使われています。裏材もしっかりゼブラウッドですね。てっきりラワンでお茶を濁しているだろうと思ってたのでビックリ。 以上、コストカットの痕跡がそこそこ見られるものの、その価格に見合わない贅沢仕様には驚かされました。この内容で税込3,980円、送料手数料を入れても4,610円で手に入るんですからもう安レレ好きの私としては購入するしかありませんでした(笑) では最後に恒例のオチを。このウクレレ、1箇所だけ残念な部分があります。ロゼッタリング。キラキラ光ってるのでここもアバロン?と思いきやアップで見ると何やらドットが・・・アルミ箔に模様をプリントしたデカールでした、チャンチャン♪