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2019/05/21(火)21:41

琅琊榜<弐>~風雲来る長林軍~#3あらすじ

琅琊榜之风起了长林 Nirvana in Fire II 第3話「琅琊榜の達人」 梁(リョウ)帝が寵愛する長林王・蕭平庭(ショウヘイテイ)に脅威を感じ、少し懲らしめてやろうと手を回した中書令(チュウショレイ)・宋浮(ソウフ)。 しかし誰かにその企みを利用され、思いがけず大事になった。 長林王は帰京の途についたという。 ともかく内閣首輔(シュホ)・荀白水(ジュンハクスイ)の助言に従って大同(ダイドウ)府に人を送ったが、他にできることは何もなかった。 朝議を終えた宋浮は意気消沈して荀白水と長い階段を降りて来た。 そこに偶然にも濮陽纓(ボクヨウエイ)が通りかかる。 「荀大人(ダーレン)、宋大人…?!  宋大人はお顔色も悪く運が衰える兆候があります、厄難は北から訪れますがお変わりは? (フッ)浮き沈みがあるのは人生の常、慌てませぬよう…では失礼いたします」 濮陽纓は医術にも精通する白神教の術士、この日も風邪を引いた皇太子・蕭元時(ショウゲンシ)のお祓いを終えた帰りだった。 宋浮は無礼な術士に憤慨したが、皇后に推挙された濮陽纓は梁帝の咳を和らげ、皇太子の体調も改善させている。 こうして濮陽纓は今や上師の尊号を授かっていた。 (´゚艸゚)出たっ! 宋浮の幕僚・秦(シン)先生は後始末のため大同府入りした。 張(チョウ)府尹(フイン)は宋浮が師であることから手を貸したが、実は証拠隠滅に失敗したと白状する。 あの日、補給船の後ろには偶然、客船があり、その船に乗っていたのが清風堂の医者たちだった。 張府尹は居合わせた医者たちも殺すよう命じたが、3人の医師が救出した官船の船長を連れて逃げてしまう。 清風堂と言えば医家で評判も良く、何の名目もなく捜査できなかった。 そこで奏先生は常習犯の捜索と称し、銭(サン)参領率いる官兵に街を包囲させる。 これに驚いたのは歴遊中に大同府に寄った莱陽(ライヨウ)侯・蕭元啓(ショウゲンケイ)だった。 その頃、大同府へ向かっていた長林王府次子・蕭平旌(ショウヘイセイ)は船着場にいた。 するとまた清風堂堂主・林奚(リンケイ)が現れる。 平旌は林奚が自分を尾行していると疑ったが、林奚は大同府の事故に清風堂の医者も巻き込まれていると教えた。 清風堂の医者5人のうち2人が亡くなり、3人は失踪しているという。 平旌は素直に早合点したことを詫び、2人は旅の道連れとなった。 大同府は官兵の姿が目立ち、どこか不穏な空気が漂っていた。 蕭平旌は先に林奚を薬坊まで送り届けることにしたが、なぜか薬坊は閉鎖されている。 露天の店主の話では昨日、薬坊に下手人が逃げ込み、官兵まで乗り込んで騒ぎになったという。 平旌と林奚が通りに目を配ると、薬坊の周りには変装した見張りが目を光らせていた。 実は済風堂の医者と官船の船長をかくまっているのは蕭元啓だった。 医者たちは襲撃されながらも船長を助け出し、たまたま園遊の帰りで通りかかった莱陽侯に助けられる。 しかし程(テイ)医師は莱陽侯まで巻き添えになることを心配し、大同を脱出すると伝えた。 驚いた蕭元啓は宗室(皇族)として国境に関わる大事を見過ごせないと告げ、巻き添えとは心外だという。 程医師は失言だったと詫びて下がったが、従者の泰(タイ)は困惑した。 「出立の際、お母上に仰せつかりました、くれぐれもご注意をと…」 「泰さんも母上と同じように私が何もできないと思っているのか?」 蕭元啓は今回ばかりは自ら打って出ると決心した。 林奚は蕭平旌を連れて裏口から清風堂に入った。 大同府の様子を聞いた平旌は、銭(サン)参領が官兵を率いて乗り込んできたのは失踪した医者3人を探すためだと気づく。 そこで早速、衙門に潜入してみることにした。 参領を動かせるのは府尹だけとは限らないが、この厳重な警護を見れば予想はつく。 「府尹が知らないはずがない」 その夜、張府尹は秦先生に話が違うと訴えた。 「最初に約束したはずだ!  物資を運ぶのは兵部の押運使(オウウンシ)の責務だから、  大同府の管轄内でも事故を装っておけば重い罪には問われない、  ほとぼりが冷めれば返り咲けると…  だが今や返り咲くどころか、下手をすれば命に関わるのだぞ!」 するとその時、何者かの気配に気づいた秦先生が外に向かって碗を投げた。 黒装束の蕭平旌は危ないところで避けたが、思いがけず奏先生と手合わせとなる。 衙門で繰り広げられる激しい攻防…。 その様子を衙門を偵察に来た蕭元啓が見ていた。 平旌は劣勢を強いられたが、駆けつけた林奚の援護で逃げ出すことに成功した。 それにしてもあの手練れはただの幕僚ではない。 清風堂に戻った平旌の装束には、命中したわけでもないのに燃えたような跡が残っていた。 まさにこれこそ″鬼域に影なく放つ幽冥の火″…。 2人はあの幕僚が琅琊達人榜の第4位で正体不明とされる段桐舟(ダントウシュウ)だと気づく。 これほどの手練れを従わせるとは、事件の背後の闇は思いのほか深いらしい。 その時、急に誰かが戸を叩いた。 「誰だ?!…元啓っ!」 曲者を取り逃がした段桐舟は銭参領を呼んだ。 日中に怪しい人物がいなかったかと聞かれた銭参領は、疑わしい者は見ていないが貴人になら会ったと答える。 「莱陽候です」 「陛下の弟君・莱陽王の忘れ形見、蕭元啓か…」 すると銭参領は莱陽候が皇族のため、場内に入る時に配下も詳しく調べなかったと思い出した。 ( ー̀ωー́ )ピコーン!@段 翌朝、莱陽候の屋敷に官兵を率いて銭参領がやって来た。 何を言い出すかと思えば、莱陽候が襲われたと聞いたので賊を捜索するという。 莱陽候は怒り心頭だったが、制止する間も無く官兵たちが屋敷に乗り込んだ。 しかし何も見つけることができず、銭参領たちは誤情報だったと言い訳して引き上げていった。 蕭平旌と林奚は隠れ家に移動した医師たちと面会した。 沈黙を守って来た官船の船長は平旌が長林王府の次子だと知り、やっと重い口を開く…。 実は息子が博打で借金を作ったところに銭参領が現れ、大金と引き換えに事故を起こすよう持ちかけてきた。 これは都の大物の権力争いで、府尹もついているので心配はいらないと言われたという。 事故の状況は分かった。 先頭の船を操縦していた船長が指示通り虎弯(コワン)峡で減速して船を横にする。 こうして3艘が衝突し突然、操縦できなくなると、後ろの2艘が転覆し始めた。 船長の船も危うくなったが、そこに医者たちの船が現れる。 急なことで8人しか救出できず埠頭へ急いだが、夜が開け始めた頃に刺客に襲撃されたのだった。 蕭平旌は無事に証人を得たが、さらに物証があれば確実だった。 すると清風堂の雲(ウン)が船が1艘だけ引き上げられなかったことを思い出し、原型を留めてはいないものの2艘は岸にあると教える。 ちょうど同じ頃、段桐舟も思わぬ事実を知った。 張府尹が物証なら船を引き上げた際に燃やしたので安心だと漏らしたのである。 船が沈んだままだと思い込んでいた段桐舟は慌てふためき、すぐに残骸を燃やしに向かった。 平旌たちも馬をかけて川へ急いだが、すでに船は真っ赤な炎に包まれていた。 張府尹は秦先生が直接出向いて船を焼いたと知り、ようやく騙されたことに気づいた。 ここまでするのは宋浮が初めから船を沈めるつもりだったのだろう。 もはや自分も同じ穴の狢、張府尹にできることは妻子を大同府から逃がすことだけだった。 物証を失った蕭平旌だったが、沈んでいる船がまだあると気づいた。 しかし林奚は川の流れが速い辺りにあり、冬が近いので水温もかなり低いと教える。 すると平旌は自慢げに琅琊山での自分の異名を知っているかと言った。 「寒晶石を知っているか?この手で何度も触ったと思う…  だから私は琅琊山では人呼んで″寒潭(カンタン)の神龍″さ~♪」 蕭元啓は思わず笑い出し、尻尾はどこだとからかった。 その時、これまでニコリともしなかった林奚が釣られて失笑する。 「君も笑うことがあるんだ?」 平旌と林奚の距離は少しずつ縮まっているようだった。 程医師は船の沈んでいる位置を書き記し、雲に渡した。 雲は地図を受け取って隠れ家を出たが、怪しい人影に気づかず…。 蕭平庭と蕭平章(ショウヘイショウ)は帰路の途中、驛站(エキタン/馬継ぎ場)で休んでいた。 平章は平旌なら証拠を手に入れられるが、問題はその後だと告げる。 大同府から都までは遠く、関与している者たちが何か企てている可能性もあった。 「そろそろ我々も一歩を踏み出すべきです」 「…斉州の善柳(ゼンリュウ)営へはそう遠くない」 ↑息子の貫禄があり過ぎてw つづく (^ꇴ^)なるほど!だから1話で平旌の素潜りシーンがあったのね〜

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