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2020.01.06
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三生三世十里桃花 Eternal Love
第30話「運命の再会」

東海へ到着した夜華(ヤカ)はその夜、ひとりで素素(ソソ)との思い出の地、十里桃林を訪ねた。
その頃、白浅(ハクセン)は木の枝に寝そべり、折顔(セツガン)から飲んではならないと釘を刺されたはずの酒を飲んでいる。
「このお酒、どいうわけかいつもと味が違うわね~ふふっ♪」
その時、視線の先に人影を見つけた。
…どこから来たお坊ちゃんかしら?(クスッ)…
白浅は少しからかってやろうとしたが、うっかり脚を滑らせた。
物音に気づいた夜華は木から落下する仙女を見つけ、瞬時に飛び出し、抱きとめる。
すると仙女の顔を見た夜華は息をのんだ。
「素素(ソソ)…」

白浅は唖然としている若者に幻術をかけ、そのままゆっくり地面に着地した。
2人は自然と睦み合うように接近したが、ふと我に返った白浅は夜華の腕の中からこつ然と消えてしまう。
「素素?…素素!…素素ーーーっ!」
素素の姿を求めて桃林を走り回る夜華、しかし2度と素素を見つけることは叶わない。
…ふっ、上神が仕掛けた迷障に入ってしまったんだな
…東海の祝宴が終わったら、もう一度、正式に訪問しよう
夜華は東海へ戻って行ったが、その後姿を折顔が見ていた。


翌朝、白浅が桃花林の小屋で目を覚ますと、折顔が桃花酔を届けにやって来た。
すると白浅は甘美な夢を見たと話し、迷魂術を使って良家の若君をからかったという。
「ほお?面白い夢だな、で彼はどんな姿だったか覚えているか?」
「(あっ)昨夜のお酒!
 めちゃくちゃ強くて月の色さえ覚えていないのに、彼の姿まで覚えているものですか?
 ん~木賊色(トクサイロ)の長衫(チョウサン)を着ていた気がするわ…」
「君たち九尾狐族の迷魂術は私でも破れないからな~」
すると折顔は酒を持たせ、祝宴に遅刻しないよう急かした。
「そうだ!四哥が帰ってしばらくになる
 酒を届けに行ったら、ついでに伝えてくれないか?暇なら戻って来いって
 山にある畑もぼちぼち耕さないと…」
「(クスッ)あなたが怒らせたんでしょう?自分で行ったら?巻き添えはごめんよ~」
「折顔がここに…」
折顔が拝礼しようとすると、白浅が慌てて止めた。
「やめて、雷に打たれるじゃないの」

白浅は海岸で仙術を放ち、東海龍宮までの道を作った。
そこへちょうど長海2公主・緑袖(リョクシュウ)が現れ、同行させて欲しいという。
一行は無事に龍宮まで潜ると、緑袖は感謝して仙家を尋ねた。
白浅は身分を隠し、以前は十里桃林・折顔上神のところにいたと答える。
すると緑袖は目を輝かせ、九重天の皇太子を知っているかと聞いた。
しかし白浅が知らないと答えると落胆して先に行ってしまう。
仕方なく白浅は後ろからついていったが、緑袖の侍女たちの思わぬ暴言を耳にした。
「正室とは言っても夜華の君が青丘のあの"老太婆(老婆)"を気に入るはずありません!」
(´⊙ω⊙`)oO(ろっ、老太婆だと?!@浅
面白くない白浅は足を止め、宴が始まるまで庭園で時間をつぶすことにした。

その頃、祝宴に招かれた疊風(チョウホウ)と子闌(シラン)は宿敵の離鏡(リキョウ)と鉢合わせになっていた。
不倶戴天の敵に剣を突きつける疊風と子闌、しかしそこへ東海水君が駆けつけ仲を取り持つ。
結局、その場は何事もなく収まったが、離鏡は自分が場違いだと感じて帰ってしまう。

阿離(アリ)は父たちが必死に探していることも知らず、夢中で砂浜を掘っていた。
するとそこに偶然、白浅が通りかかる。
「団子ちゃん(小糯米団子)?何を掘ってるの?」
「草を抜いていましゅ、父君から聞きました
 この草の下に隠れている珊瑚が海底で1番美しいと…見てみたいのでしゅ」
「父君?じゃあ、あなたは天族の子ね?」
そこで白浅は破云扇(ハウンセン)を招喚し、この団扇を優しくひと振りすれば草など全て吹き飛ばせると教えた。
しかし加減が分からない阿離はうっかり勢いよくあおいでしまい、激しい風を巻き起こしてしまう。

東海龍宮に突風が吹いた。
その時、ちょうど宮殿に到着した少辛(ショウシン)は、これが破云扇の風だと気づく。
するとある宮女が今の風で水草が飛ばされていないか調べるよう命じていた。
実はもうすぐ到着する青丘の″姑姑″は強い光が苦手だという。
少辛は白浅が来ると知り、すぐ探しに行くことにした。

突風で珊瑚や瑠璃を覆っていた水草が剥がれ、あたり一帯に眩しい光りが現れた。
すると自然と白綾(シラアヤ)が招喚されて白浅の目を保護してくれる。
その姿はまさに肖像画に描かれた阿離の生母・素素の姿だった。
「にゃんちん?」
阿離は思わず白浅に駆け寄って抱きついてしまう。
「にゃんちん!にゃんちん!どうして阿離と父君を捨てて行ったの?!」
「?小仙の君、人違いだわ」
そこへちょうど阿離を探していた夜華が現れ、白浅を見て愕然となる。
「素素…」
白浅は誰かが来たことに気づき、白綾を消して男の顔を良く見た。
…師父?!違う、この人は師父じゃない、この人は違うわ…

夜華は夢にまで見た素素と再会を果たし、その頰に触れようとゆっくり手を伸ばした。
しかし驚いた白浅に払いのけられてしまう。
「(バシッ!)ふぁんすー!」
「(はっ)人違いでした…彼女はあなたのように恐い顔をしてキツい物言いはしない
 とんだご無礼を…(ペコリ」
夜華は涙を見せまいと背を向け、阿離に手だけ差し出した。
しかし阿離は母と生き写しの白浅と離れ難い。
「にゃんち~ん…」
「阿離っ!」
父に叱られた阿離はしぶしぶ破雲扇を白浅に返すと、父の手を取って宮殿に向かった。
呆気にとられていた白浅だったが、阿離の言葉から思いがけずその男の正体を知る。
「父君、あの人は洗梧(センゴ)宮にあるにゃんちんの肖像画とそっくりです…」
…洗梧宮?まさかあの人が天族太子・夜華の君なの?…

父子と別れた白浅はまた庭園で道に迷った。
すると白浅を探していた少辛が追いつき、いきなりその場でひざまずく。
白浅はすでに主従関係が終わっていることから、自分にぬかずく必要はないと冷たかった。
「姑姑…
 この300年来、少辛は何日も谷口で信望強く待ちましたが、姑姑のお召しはありませんでした
 姑姑はやはり少辛を恨み続けておられるのですね?」
記憶が途切れている白浅は少辛が青丘に通いつめていたことを知らず、迷谷(メイコク)から何も聞いていないと困惑した。

白浅は仕方なくそばにあった椅子に腰掛けた。
少辛に会うのは何より嫌だったが、自分を裏切ったと言ってもかつての主従、そこで結婚祝いにひとつだけ願いを聞いてやることにする。
しかし少辛は首を横に振り、何も欲しくないと断った。
自分の願いは白浅からの許しだけ、これからもずっと自分が狐狸洞の者であることに変わりはないという。
呆れた白浅はもはや小辛は青丘の者ではないと突き放し、少辛の願いを聞いたらそこで主従の縁も切れると言った。
「確かに少辛は姑姑を怒らせました…だからと言って少辛に1度も機会を与えて下さらないと?」

夜華と阿離は再び白浅の姿を見つけた。
阿離は思わず駆け出そうとしたが、夜華は邪魔をしないよう咄嗟に引き止める。
すると白浅は素素がいつもそうしていたように少辛の話を聞きながら机を指でコツコツと叩き始めた。
夜華はあの仙女が外見だけでなく、癖まで素素と同じだと知り、言葉を失う…。

少辛は桑籍(ソウセキ)を失えば自分には何もないと訴えた。
「少辛は分かっています、姑姑が腹を立てているのは水君との結婚のことではなく、
 私が許可なく青丘を離れたことだと…
 なぜなら私の心にいる姑姑はずっと″深明大義″な神仙だからです」
白浅は手持ち無沙汰で破雲扇を手にすると、無意識に自分の鼻を団扇で触った。
その癖を見た夜華はやはり素素ではないかと疑ったが、次の瞬間、それは確信に変わる。
破雲扇を机に置いた白浅が肘をついた時、めくれた袂から見覚えのある傷が現れたのだ。
それは紛れもなく紅蓮業火(クレンゴウカ)の火傷、素素が火事に巻き込まれた時の傷…。
一方、白浅は少辛がどうやらまだ分かっていないと気づいた。
「相手の身になって考えてみれば、私があなたに会いたくない道理も分かるはずよ?
 見ての通り私は上神、修練に十数万年かかって、やっと今のこの階級に到達した
 その私の情操と悟りをどれくらい貶めたか分かる?
 実のところ私は″深明大義″な上神じゃない、本当に口が上手いわね」
「(ポカーン)」
「まだ分からないの?
 あなたが意図的ではなかったにせよ、私を四海八荒で笑い者にしたでしょう?」

2人の話を聞いていた夜華は、あの美しい仙女が婚約者の青丘白浅上神だと知った。
そしてその白浅こそ消散したと思っていた素素であると確信し、思わずその頬を涙が伝う。
すると阿離が思わず飛び出し、白浅のもとへ駆け寄った。
「にゃんちん、どうして自分で深明大義な神仙じゃないなんて言うの?
 にゃんちんは天上地上で最も深明大義な神仙でしゅ!」
「?!(フッ)あなた、土の中から飛び出して来たの?」
「阿離は仙法を使って来たんじゃないよ、父君とにゃんちんを探しに来たんだよ」
そこへ夜華がゆっくり歩いて来た。
「夜華は知りませんでした…お嬢さんが青丘白浅上神だとは…」
「ただの年寄りですよ、ちょうど夜華の君よりピッタリ9万歳上です
 夜華の君の年代なら私を"姑姑"とお呼びください」
「阿離が″娘亲(母)″と呼んでいるのに、私が″姑姑(オバ)″とお呼びするのですか?
 浅浅(センセン)、これまたどんな道理で?」
「(浅浅ってオイッ…)道理を説くなら、私たちの会話を盗み聞きしていたのはどんな道理かしら?」
「僕と父君は盗み聞きしたのではありましぇん
 にゃんちんが僕たちを追いかけて来たので戻ろうと父君が言ったのでしゅ
 でもにゃんちんはお話中だったので待っていました
 にゃんちん、阿離と別れるのが辛いから追いかけて来たのでしょう?
 じゃあ、阿離と父君と天宮へ帰りましょう!」
「辛い?はっ?…私はただ道に迷っただけよ?」
夜華は白浅がやはり方向音痴だと知って失笑してしまう。
すると白浅の困惑をよそに夜華と阿離は勝手に3人で明日、天宮へ帰ると決めた。
「にゃんちん、お話が済んだのなら僕たちと参りましょう」
「(こっ、この父子、何?!)あ~ちょっと待って、まだ話が終わっていないの」
白浅は少辛の前に屈み込み、破雲扇を渡した。
「戻ってよく考えなさい、願い事が決まったら青丘まで私を訪ねるといいわ」
「…感謝します、姑姑」

少辛が宮殿へ戻ると、白浅は急用を思い出したとごまかして逃げ出すことにした。
しかし夜華に行く手を阻まれてしまう。
「チェンチェン…私たち父子と同席して噂になるのが怖いのかい?」
「ぁぁぁ…夜華の君の考え過ぎでは?(ウルセー」
「そうでした、私たちは婚約しています、あらぬ疑いをかけられる心配はありません」
「婚約?ぁぁぁ…婚約と言えば、2叔との婚約が決まったのはあなたが生まれる前だったわ
 もうこんなに大きくなって~ホント歳月が経つのって早いわ~
 私も老いるはずよね~ではこれで」
白浅は足早に去ろうとしたが、駆けつけた東海水君に引き止められてしまう。

東海水君は珊瑚の精から緑衣の小仙のせいで突風が吹いたと聞いていた。
驚いた白浅はまさか阿離のせいにするわけにもいかず、仕方なく罪を認めて詫びる。
「小仙、十里桃林の番をしておりましたが、初めての外出でとんだご迷惑を…
 水君の気分を害して上神の顔をつぶしてしまいました、どうか罰をお与えください」
十里桃林と聞いた東海水君は折顔上神の使者だと気づき、急に態度が軟化した。
そこで白浅は実は青丘白浅からの頼みで来たと嘘をつく。
「姑姑は来られません、この前、十里桃林を訪ねた後に病にかかったとか…
 しかし水君から招待状を受け取っていた姑姑はあなた様をがっかりさせたくなかったのでしょう
 それで小仙に祝いの品を託されたのです」
そこで白浅は夜明珠(ヤメイジュ)と桃花醉の贈り物を招喚した。
東海水君はすっかり機嫌を直して祝宴へ招いたが、白浅は丁重に断り、この機に逃げ出すことにする。
しかし追いかけて来た夜華がいきなり白浅の腕をつかみ、なかば強引に同行した。

白浅は困惑していた。
何とか腕を振り払おうとするが、夜華が意地でも放してくれない。
…あなたの団子ちゃんを守るために嘘ついたのに見逃せないっていうの?
…もしやあえて私に楯突いてるのかしら?マジムカつくんですけど
一方、夜華は白浅の行動がどうも腑に落ちなかった。
…素素、君は本当に私を忘れてしまったのかい?それともこれは芝居なのか?
こうして2人は宮殿に到着、夜華は自分の横に白浅を座らせる。
少辛だけは白浅だと知っていたが、あえて何も言わなかった。

宴会が始まると、東海水君の合図で舞が始まった。
すると阿離は踊っているのがあの繆清(キュウセイ)だと気づく。
白浅は繆清が艶かしい舞を披露しながら夜華の関心を引いていることに気づき、思わず失笑した。
「もしや太子殿下が私を引っ張って来たのはこの"桃花"を阻むため?」
「???桃花を阻むとは?」
白浅は目配せして繆清の涙ぐましい努力を教えてやった。
男女の情に疎い夜華はようやくハッと気づき、頑に舞から目をそらしてしまう。
繆清は皇太子の冷たい反応に落胆し、歌舞が終わって下がって行った。
仕方なく東海水君は直々に皇太子へ妹が謁見を求めていると嘆願する。
「(ふっ)ほらね、桃花が来たわ」
「君は阿離の面倒を見てくれ、すぐ戻る」
しかしその後、離鏡を追い払った疊風と子闌が現れた。
…大師兄?!今はまだ会えない…
2人の姿を見た白浅は阿離を連れ、急いで出て行った。

白浅と阿離は砂浜に出た。
阿離は早く父を探そうと母の手を引っぱったが、白浅もさすがに佳人と私的に密会中の皇太子を邪魔するのはおこがましい。
そこで阿離を引き止め、近くの椅子に座らせた。
「やっぱり父君の邪魔はしないほうがいいと思うの」
「にゃんちん、早く引き離さないと父君が繆清公主に奪われちゃいましゅ」
「ァァァ…ねえ?あなたの父君は若くて健全でしょう?で、繆清も妙齢に見えるわ?
 若い男女はね、互いに惹かれ合うっていうのが人の常なのよ
 人が仲良くしている所に私たちが行って引き裂く必要ある?どう?
 他人の恋路を邪魔するのってよくない事よ?そうでしょう?
 もしや繆清に何か深い恨みでもあるの?」
「にゃんちん、阿離を叱っているんでしゅか?」
「(;╹⌓╹)ァ…違うのよ~」
「公主は一度だけ僕を助けてくれた、でもちゃんとお礼を言ったよ?
 それなのに公主は恩着せがましく父君に言い寄って俊疾山に居座ったんだ」
「″救命の恩″てのはそりゃ~大事なの、お礼を言ったくらいで済ませられないのよ?」
「でも公主は本分を守ってない!父君に妻室がいるって分かってるのにしつこいんだ!
 にゃんちんの家に住んで、にゃんちんの台所を使って、にゃんちんの夫君を奪おうとした!」
「ん?あなたが話してるのってあの東荒俊疾山?素錦のこと?」
「違うってば、素錦のことじゃない、にゃんちんのことだってば~
 父君が言ってたよ?昔、人間だったにゃんちんは父君と東荒俊疾山で出会ったって」
「あなたの母親は人間?素錦じゃないの?」
「にゃんち~ん、混乱してましゅよ?にゃんちんが僕を産んだんでしょ?」
「(まさか太子殿下の唯一の子供が人間の産んだ子とはね~)
 で、あなたは私と会ったことがないのに、どうして私が母親だと分かるの?」
「父君がにゃんちんの絵を2枚描いて寝殿と草屋に掛けてあるんでしゅ
 さっき庭園で目隠ししていたにゃんちんの姿です、青い衣を着て白綾で顔を隠してる…」
「(;^ꇴ^)それでか…」
「父君が言うには、にゃんちんは阿離を産んだ後に誅仙台から飛び降りて人間界へ行ったけど、
 どのみち戻って来るって」
「誅仙台?(母親はこの子を置き去りにして誅仙台から飛び降りたのね〜
 なら亡骸を探しても見つからないはずだわ、本当にかわいそう…)」
「…?にゃんちんは気にならないの?!好きな人がいるから?だから阿離と父君を捨てたんだ!」
「(;╹⌓╹)ぁ…ねえ~にゃんちんは確かにあなたの父君と婚約してるわ
 ただ今日、会ったばかりだし、正直、気になるとも気にならないとも言えないっていうか…」
(๑≧ꇴ≦)<言い訳でしゅ!↓めちゃくちゃ意訳

阿離は何とも虚しくなって泣き始めた。
白浅は哀れな子供を泣かせてしまった責任を感じ、何とかなだめようとする。
「泣かないで~アイヨー(涙フキフキ)、祖宗、私はあなたのにゃんちんよ?
 あなたがいらないなんてどうして?んなわけないじゃないの~大丈夫、泣かないで~」
「でも父君はいらないんでしょう?父君がいらないなら、父君はあの繆清を娶るんだ…
 父君があの繆清を娶ったら別の赤ちゃんが産まれて、やっぱり阿離は要らなくなっちゃうんだ」
「ほら泣きやんで~私は…私はあなたのにゃんちんよ?
 …どうしてまたあなたの父君が要らないなんてことがががが…(汗
 あなたの父君は…私の心であり、命であり、大切な愛しい人(甜蜜餞儿)に決まってるじゃない」
「本当に?」
「純金より本当よ~」※純金=金100%
「ではにゃんちん、急いで僕と来て下ちゃい」

阿離はすっかり機嫌を直し、白浅の腕を引っ張って夜華と繆清を探し行った。
すると2人が庭園の露台に立っている姿を見つける。
阿離は戸惑う白浅の手をぐいぐい引いて2人のところへ連れて行った。
仕方なく白浅は阿離の期待に応えようと、母としての威厳を見せることにする。
「あの~姐姐(ジェジェ)は…」
「この子が″にゃんちん″と呼ぶ者よ
 こういう光景を見ると思わず一句、詠みたくなるのよね~
 空は青々と~♪野は広がり~♪一枝の紅き杏が垣根から顔を出す~♪」
繆清はその意味に気づき、洗梧宮の唯一の寵姫・素錦だと気づいて慌ててその場で平伏した。
「娘娘(ニャンニャン)、お怒りをお鎮めください!繆清、娘娘の鳳駕(ホウガ)を知りませんでした!」
そこで繆清は兄から西海水君の遊び人の第2皇子に嫁がされそうになり、やむなく皇太子にすがったと釈明する。
「西海の2皇子って疊風のこと?彼が遊び人だと言ったわね?」
「彼は崑崙虚にいた時は確かに聖人君子でした
 でも墨淵(ボクエン)上神が去って西海に戻ってからは意気消沈し、
 酒に溺れて美人を弄んでいるとか…」
白浅は東海水君が妹を夜華に送り込むため、こんな嘘を吹き込んだのだと分かった。
しかし繆清の様子を見るに夜華に対して深い情があるのは本当らしい。
白浅は大師兄が彼女を娶ったとしてもかえって不幸になると考え、やはり阿離を説得する事にした。
「団子ちゃん?このお嬢さん、見た所あなたの父君への真心は本物らしいわ
 だから本気で引き裂くわけにいかない、私はやっぱり帰るわね」
すると阿離は思わず白浅の腕をつかんで止めた。
「にゃんちん行っちゃダメでしゅ、にゃんちん、さっき言ったでしょ?
 父君は私の心であり、命であり、大切な愛しい人だって
 まさか他の人が父君を奪うのを黙って見過ごすつもりでしゅか?
 あの言葉は嘘だったんでしゅか?!」
阿離に問い詰められ困惑する白浅、そこへ白浅の愛の告白を聞きいた夜華がじりじり迫って来た。
「言ったんだ?私は君の心であり、命であり、大切な愛しい人だって…そうなんだな」

夜華は人目もはばからず口づけしようとしたが、白浅は思わず顔を背けた。
「素素…君はわざと知らない振りをしているのか?本当に私を忘れてしまったのか?」
(;╹⌓╹)oO(あらま、太子ったらもしや甘い言葉が初めて?それとも私と自分の妻を混同してる?
「あ…あなた、ちゃんと分かってるくせに~わざわざ私が口に出さなくても…顔恐いわよ」
すると白浅は逃げるように帰ってしまう。

阿離は父に母を追わなくていいのかと聞いたが、夜華はその必要はないと笑った。
「父君は分かっているんだ、にゃんちんがどこへ行ったか」
「うん、じゃ今夜はここに泊まりましゅか?」
「いいや、十里桃林に行こう」
「十里桃林?父君、僕を連れて行ってくれるの?!」
「父君はいささか折顔上神に聞かねばならない事がある」
夜華の手には白浅が落として行った手巾があった。

つづく

※木賊色=墨緑色=襲(カサネ)の色目の名、表は黒みがかった青か萌黄
※小糯米団子=小さなもち米団子
※深明大義=大義をよくわきまえた、大きな道理をわきまえた
※紅き杏が垣根から~=「紅杏出牆」は人の家から色っぽい花が顔を出してる→浮気の比喩、ちなみに前半の「空は青々~…」はモンゴル草原を詠った別の詩で、どうやらここは笑う所らしいw

( ๑≧ꇴ≦)この長文を読破する勇者はいるだろうかw






最終更新日  2020.10.11 01:28:00
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